Placard Systemについて
概要
- Macを利用して、イベントや部屋案内などの掲示板を運用できます。
- 掲示板を運用するクライアントのMacでは全画面表示をして、メニューバーやDock、マウスポインタは表示されません。
- 掲示内容はサーバ上に保存してあり、一定時間ごとにリフレッシュすることによって、時間ごとの切り替えも可能になっています。また、クライアントの掲示板は一度セットアップすれば、あとはメンテナンスフリーです。
- 掲示内容は、Webページに表示する内容で作成します。つまり、HTMLで記述し、CSSやJavaScriptでの表現も可能です。
- 掲示内容はHTMLで書かれたテンプレートの一部の文字を、指定した文字列に置き換える形式になっているので、その都度ページのすべてを記述する必要はありません。
- 掲載期間を指定した掲示も可能です。
クライアント(掲示板)の利用
クライアントは、Mac OS Xで作成された単体のアプリケーションです。Cocoaフレームワーク、WebKitを使っているので、Panther以降は動作可能と思われますが、開発およびテストはMac OS X v10.4.1で行いました。
ソースは、ここからダウンロードしてください。Xcode 2.1で開発しています。
ebClientの基本的な使い方
- 起動するとともかく真っ白な画面になると思います。
- Command+, と押してください。環境設定のウインドウが表示されます。
- 「サーバのURL」は、サーバプログラム(index.php)を参照するURLを入力してください。
- 「クライアントID」は、サーバ側でクライアントを識別するための情報です。Ethernet IDであれば確実に識別が可能ですが、名前を独自に設定したり、あるいはホスト名にすることもできます。
- 「画面の更新間隔」で指定した秒数が経過すると、サーバから掲示内容をダウンロードして画面の更新を行います。
- 終了は、Command+Qです。なお、Shift+Tabで別のアプリケーションに切り替えることができます。
- 掲示板のMacで自動的に起動するようにしておけば、ほぼメンテナンスフリーです。
サーバ(管理アプリケーション)の利用
サーバアプリケーションは、基本的にはindex.phpのみですが、以下の要件を満たすように、Webサーバ上に配置をしてください。(ダウンロード)
- PHPが稼働するWebサーバが必要です。
- PHPのプログラムです。Mac OS X v10.4に組み込まれているVer.4.3.10での動作確認をしています。
- index.phpが存在するディレクトリが、Webサーバに対して書き込み権限がある状態にしてください。あるいは、index.phpと同じディレクトリにdataディレクトリを作成して、dataディレクトリがWebサーバに対して書き込み権限がある状態にしてください。
- dataディレクトリ以下に、クライアントに掲示する内容をさらにクライアントIDごとにフォルダに分けて保存します。
- index.phpが既定のドキュメントになっているようにしてください。
- テンプレート(拡張子は.template)は、index.phpと同じフォルダにあるようにしてください。
- defaults.templateは指定したテンプレートが存在しない場合に利用されます。カスタマイズしてもいいですが、削除しない方がいいでしょう。
- outofdate.templateは掲示する時点での掲載期間に含まれる設定がない場合に表示されるテンプレートです。カスタマイズしてもいいですが、削除しない方がいいでしょう。
- index.phpにアクセスすると、クライアントの一覧が出ます。クライアントの項目は1度クライアントから何らかの形でアクセスされると自動的に作られます。
- 各クライアントに表示されるデータが見えます。複数の項目を作っておいてもかまいません。新しい項目を作るときには、ページの末尾のフォームを使います。
テンプレート作成のルール
- ファイルの拡張子は.templateです。ファイル名は英数字だけの方が無難と思います。
- ファイルの中身はHTMLです。文字コードはUTF-8で記述します。
- ファイルの中身の「@@1@@」が「データ1」、「@@2@@」が「データ2」…のように置き換わります。@@1@@は、全て半角で記述します。