タイトルViaVoiceが米国で出荷開始、各国の言語対応は2000年前半を予定カテゴリー各種プロダクツ
作成日1999/12/8 7:13:40作成者新居雅行
米国IBMは、今週末より「ViaVoice Millennium Edition 1.0 for Macintosh」の出荷を開始する。ViaVoiceはWindows版がすでに発売されており、音声によってメニュー選択やダイアログボックス作業、テキスト入力ができるようにするシステムとして評価が高い。音声を利用して各種アプリケーションを操作し、文字入力が可能となる。マイクも付属し、iMacに合わせてのカラーコーディネートもできる模様だ。音声の発声については、Mac OSに付属するText-to-Speechを使う。対応システムは、Mac OS 8.5.1からMac OS 9となっており、233MHz以上のPowerPCで動作し、iMac、Power Macintosh G3、Power Mac G4、PowerBook G3が対応機種となっている。マイクとしてAndrea NC-71を利用するが、これはiMac向けにすでに販売されているマイクロフォンである。
音声認識は次世代のユーザインタフェースとして注目される手法ながら古くから製品は出て来ているが、ViaVoiceは実用レベルという意味ではかなり高いものとなっている。日本では、仮名漢字変換ソフトのATOKと組み合わせた製品なども発売されている。Mac版はこの7月に開催されたMacworld Expo New Yorkでデモされて、評判になっていた。価格は$89.95である。英語以外の認識システムは、2000年の前半に市場に投入する予定だ。
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