タイトル“Mac OS 9”の名称裁判に結論、「Mac OS 9」は使ってよしカテゴリー業界動向
作成日2000/3/18 13:54:0作成者新居雅行
オペレーティングシステムの「OS-9」を古くから開発してきたMicroware社は、Appleに対して「Mac OS 9」の名称利用を差し止める裁判を1999年9月に起こしていたが、その結審がアイオワ南部特別区の地方裁判所で行われた模様だ。Microwareの主張を退け、Mac OS 9という名称に違法性はないものと判断されたと、Appleが発表した。Appleは正当な範囲での「Mac OS 9」という名前の使用を認められたとしており、つまりは「OS 9」などの混同しそうな名称の利用を避けることを条件に、Microwareの主張を退けたということになる。Microwareが主張してきた先に製品を投入した事実は認められない結果となった。なお、Microware社は裁判を起こしたことを自らは発表してはいない。Microware社のOS-9は、80年代には富士通のFM-8などの一部のパソコンのオペレーティングシステムとして利用された実績もあるが、最近では組み込み機器などを中心に、リアルタイムOSとしての利用が中心であった。
関連リンクCourt Dismisses Microware Systems Suit Against Apple