タイトルBeがデスクトップ環境のソースをオープン化、開発ツールもフリーカテゴリーUNIX
作成日2000/3/29 8:22:2作成者新居雅行
BeOS 5が個人利用や非商用利用に限ってフリーソフトとして公開された。Personal版とPro版が用意されていて、Personal版がダウンロードできる。Pro版はマルチメディア機能などを高めたバージョンで、アジア地域では日立が販売代理店として挙げられている。さらに、BeOSのソフトウエアを開発するためのツールキットやライブラリなどもフリーで公開され、BeOSでのソフト開発をよりやりやすくした。
BeOSのデスクトップ環境であるTrackerと、タスクバーであるDeskbarについては、ソースコードがオープン化された。これらの環境で利用するアプリケーションの作成を促すのが目的だ。一時期は大いに注目を集めたBeOSではあるが、Be社の主要なビジネスはアプライアンス(単機能端末向けソフトウエア)のBeIAに移行し、BeOSの成長は完全にコミュニティにゆだねられた。コアなユーザを中心としたコミュニティは残る可能性もあるが、コンピュータの世界の表舞台からは去ったという印象が強く残る。
関連リンクBeOS Datasheet