タイトル【Inside Mac OS X】キーチェーンをプログラムから使う方法を説明した文書カテゴリーMac OS 9, Inside Mac OS X
作成日2000/6/23 16:23:4作成者新居雅行
Mac OS 9から新たに追加されたキーチェーンの機能は、システムのキーチェーンマネージャで利用できる。プログラムからキーチェーンの機能を利用する方法を記載したドキュメントが一般公開されたのは、2000年5月になってからだ。そのドキュメント「Implementing Security Features Using Keychain」が以下のページから、PDFとして入手できる。Mac OS 9に組み込まれているのは、Ver.2となっているが、Ver.1.0.Xはデベロッパーにだけ配付されたものとなっている。これまでは開発関連の情報は登録デベロッパーにだけ配付されていた。ドキュメントでは、キーチェーンのコンセプト、つまりユーザ側でどのような機能が提供されるのかという説明がまずあり、続いて、Keychain Manangerでサポートしている機能の説明がある。さらにはリファレンスもあるが、たとえば、キーチェーンに項目を追加したり、キーチェーンからパスワードを取得する方法などがこれを読めば分かる。ただし、ドキュメントは暫定版となっており、一部に文章が書き込まれていない箇所があるなど、完全なものではない。しかしながら、キーチェーンに対応するアプリケーションを作成する場合には、十分に情報が得られるだろう。また、リファレンスはWebブラウザで参照することもできる。若干気になるのは、Carbon対応については「現在評価中」となっているという点だ。ドキュメントの分類はCarbonにあるものの、記述はそうなっている。
関連リンクInside Carbon: Implementing Security Features Using Keychain