タイトルNorton AntiVirus/Utilitiesをアップデート、ファイアウォールに加えてパッケージ製品もカテゴリーネットワーク, ユーティリティ, 各種プロダクツ
作成日2000/11/21 16:42:34作成者新居雅行
シマンテックは、Macintosh用のユーティリティソフト「Norton AntiVirus 7.0」(9,800円)「Norton Utilities 6.0」(16,800円)を2000年12月14日、個人用のネットワークソフト「Norotn Personal Firewall」(9,800円)を2001年1月に発売する。また、AntiVirusとUtilitiesにAlladin Spring Cleaning 3.5JとDantz Retrospect Express Backup 4.3を1つにまとめたパッケージ「Norton SystemWorks」(24,800円)を2000年12月17日に発売する。さらに、AntiVirusとPersonal Firewallに加えてAlladin iCleanを加えたパッケージ「Norton Internet Security」(14,800円)を2001年1月に発売する。Norton AntiVirus、Utilitiesという人気のソフトがバージョンアップすると共に、Norton Persola Firewallが新しく製品系列に加わった。さらに、これらを組み合わせたSystemWorksとInternet Securityというパッケージ商品が加わるという製品体系になっている。()内の価格はいずれも1本の値段で、まとめ買いでの割り引きのある5ユーザ、20ユーザのパッケージも用意されている。以上は、いずれも、Macintosh対応製品である。アップデートは2000年11月末にユーザに通知予定となっている。
Norton AntiVirus 7.0はウィルスの検知や除去を行うソフトで、Macintosh市場では現在89%のシェアがある。ファイルにあるウイルスはもちろん、マクロウイルスにも対応する。新しいバージョンでは、電子メールに添付されているウイルスの検知にも対応した。Outlook Express、Entourage、ARENA、Eudora、PostPetなどに対応する。また、設定ファイルの更新をProxy経由でも行えるようになった。
Norton Utilities 6.0はディスク処理を中心としたユーティリティ群で、トラブルシューティングの定番ソフトだ。こちらも86%のシェアがあるとしている。ハードディスクの診断や最適化によるスピードアップ、ボリュームの修復や削除したファイルの復活などの機能を提供する。Mac OS 9.0.4に対応するとともに、Mac OS X Public BetaのHFS+のボリュームの修復や最適化にも対応している。ただし、Norton Utilitites自体はMac OS X Public BetaのClassic環境での動作は行えない。Mac OS 9で起動したシステムに接続されているMac OS X Public Betaが組み込まれているHFS+のディスクを処理対象にできるということだ。また、UFSには対応していない。新しいバージョンでは、目的に応じた最適化ができたり、コンテクストメニューで処理ができるなどユーザインタフェースの改善が行われている。
Norton Personal Firewallは、インターネットの外部からのアクセスを制限するためのソフトだ。常時接続環境などでは、インターネットを経由した不正侵入などのセキュリティの脅威が増すが、このソフトを稼動させることで、外部からのアクセスを遮断することにより、安全性を増すことができる。プロトコルやポート、IPアドレスを指定しての接続の拒否を設定できる。
なお、Norton製品のMac OS X対応については、Appleが正式出荷をしてから3ヶ月以内が目標となるとした。従来の製品のOS対応のタイミングがそれくらいで可能であることからの判断となっている。
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