タイトルMac OS XのサーバソリューションiToolでASPを稼動カテゴリーサーバー製品, サーバー関連
作成日2001/1/9 12:32:46作成者新居雅行
Tenon Intersystemsは、WebサーバのApacheをベースにした、Mac OS Xをインターネットサーバとして稼動させるソフト群「iTools for Mac OS X」をリリースする予定だが、そのiToolsにHalcyon SoftwareのiASPと、EMUmail社のWEBmailが組み込まれることになった。また、Aestiva社のWebアプリケーションも組み込まれる。
iASPは、もともとはWindowsのインターネットサーバIISで稼動するサーバサイドスクリプト処理機能のASP(Active Server Pages)を、Javaベースのエンジンで稼動させるようにしたもの。Linux上でのApacheや、あるいはWebSTARなどさまざまなWebサーバ上で稼動するとしている。HTMLの中に、VBScriptやJScriptでのスクリプトプログラムを書き込める形式ではあるが、Javaで構築されているため、JavaBeansやJDBC、さらにはサーブレットとの稼動環境にもなる。2001年の早い段階の出荷を目指しているが、iASPをバンドルしたiToolsとして販売される模様だ。いずれにしても、ASPがMac OS Xでも稼動することになる。
EMUmail社のWEBmailは、Webブラウザから、電子メールのやりとりができるサーバモジュールで、POP、IMAP、SMTPのサポートはもちろん、複数のファイルの添付やアドレスブック、ユーザによるフォルダの作成や、スパムのフィルタに対応している。WEBmailは、「iTools 6.0」に含まれる模様だ。
Aestiva社のWebアプリケーションとしては、WebサイトからのチャットができるLiveHelp、ポップアップヘルプを表示するHelpMate、伝言を行なうようなTell-A-Friend、サイト検索を可能にするKnowledge Baseが含まれる。これらも「iTools 6.0」に含まれる模様だ。
iToolsは、Apacheを核にしたインターネットサーバソリューションで、Mac OS X Server向けにも開発されている。Mac OS X対応は早くから公表しており、TomcatによるServlet/JSP環境のサポート、PHP4によるスクリプト、SSLに対応している。FTPサーバやDNSサーバなども統合されているなど、Mac OS Xを手軽にインターネットサーバ化する製品として注目されている。現在はVer.5が$495で販売されている。
関連リンクiTools for Mac OS X Public Beta