タイトルObjective-CのプログラムからCarbon APIやC++のライブラリを呼び出す方法カテゴリーアップルからの開発資料, Carbon/CF, Cocoa
作成日2001/1/25 16:14:5作成者新居雅行
Objective-Cで作成されるプログラムから、CarbonのAPI、あるいはC++で作成したライブラリを呼び出す方法が、サンプルコードとしてAppleより公開されている。もちろん、Mac OS X用のCocoa対応アプリケーションであり、Project Builder、Interface Builderでコードは作成されている。CocoaからCarbonを呼び出すのは簡単で、Carbon.frameworkをインクルードしておき、#include があればよい。そうすれば、CarbonのAPIは関数として使えるようになる。C++のクラスを使えるようにするには少し複雑で、C++のクラスをCのコードとして利用できるようなラッピングを行うヘッダファイルを記述する。その上で、メソッドが呼び出されるようになる。Objective-CはCの関数は呼び出すことができるが、C++とのやりとりができる機能が組み込まれていないということだ。非常に簡単なサンプルで、CarbonやC++の関数を呼び出す方法が説明されている。なお、メニューやウインドウのデザインはInterface Builderで行われている。ラジオボタンでどの言語のライブラリを呼び出すかを指定する形式になっているが、メッセージのやり取りはInterface Builderで定義されている。ラジオボタンのクリックによりHelloControllerのメソッドが呼び出される。そして、ボタンが実行するメソッドをプログラムで指定している。実際に、CarbonやC++の呼び出しを行っているのはSayHello.mというソースの部分である。
関連リンクPlatforms and Tools: Project Builder: Cocoa_With_Carbon_or_C++