タイトル今年の開発者会議WWDC 2001の募集が開始カテゴリーイベント
作成日2001/2/15 15:22:59作成者新居雅行
WWDC 2001の募集が開始された。WWDCはAppleが主催して行うMacintoshの開発者向けのカンファレンスで、100以上の詳細なセッションが開催される。新しい技術や、既存のテクノロジーを深く掘り下げたもの、あるいは将来技術などを含め、開発者はぜひとも参加したいイベントである。今年は、2001年5月21日から25日にかけて、サンノゼコンベンションセンターで行われる。参加費は$1595、ADC SelectおよびPremier会員は$1395となっており、昨年より$200値上がりしている。なお、ADC Premier会員は1名分の入場券がADC会費に含まれている。なお、先着1500名の登録者には、Mac OS Xのレザージャケットがプレゼントされる。
セッション内容はまだ明らかにされていないが、AquaユーザインタフェースでのMac OS X向けのアプリケーション作成、Quartz、OpenGL、QuickTimeといったグラフィックシステム、WebObjectsによるWebベースのアプリケーション作成、Project Builderなどの開発ツール、Carbon、Cocoa、Java、BSDといったMac OS Xのネイティブの実行環境、AppleScript、Darwin、ハードウエア、国際化、ネットワーク、セキュリティといったテーマが記載されている。Mac OS Xの発表の直後だけに、新しいOSに関する確定した情報が得られることは十分に期待できる。また、Mac OS Xの今後の方向性のようなものも、場合によっては話されるかもしれないが、そのあたりは未知数だ。Mac OS Xに対して模様眺めする時期はすでに終わっている。また、実際に開発にどっぷりと浸かっている開発者も多くかけつけるだろうから、ホットな議論も交わされるかもしれない。
なお、ツアー関連の情報は現在は何も掲載されていない。WWDC 2000では、日本でもツアーの募集があったが、一部の参加者が大変な思いを行き帰りにしたことは、MacWIREの記事でも紹介されている。ツアーがどうなるかももちろんだが、せっかくならレザージャケットがあるうちに申し込みたいと思ったりもするところだ。
関連リンクWorldWide Developers Conference 2001