タイトルCD-ROMでのエイリアスの動作と、エイリアスがボリュームを検索する手法カテゴリーTechnical Q&A, 周辺機器
作成日2001/3/30 14:9:37作成者新居雅行
ハードディスクからCD-ROMに書き込んだエイリアスが、場合によってはオリジナルを特定できなくなる点についてのTechnical Q&Aが公開されている。エイリアスは、ボリュームを特定するために、ボリューム名、ボリュームの作成日、そして、ハードディスクかあるいは取り出し可能かなどのボリュームの形態を記憶している。エイリアスのオリジナルを特定する場合には、これらの3つの情報をマッチさせて検索している。だが、完全に一致がない場合には、まず(1)名前と作成日が同じものを探し、次に(2)作成日と形態が同じものを探し、さらに(3)名前と形態が同じものを探す。つまり、3つの情報のうち、2つの情報が合致するものを探すことになる。HFSボリュームをCD-ROMにコピーした場合、そのCD-ROMのボリューム名と作成日がハードディスクと一致していたのであれば(つまり(1)の条件に合っているのなら)、その中にあるエイリアスにとってはボリュームをそのCD-ROMであると特定でき、オリジナルを検索できる。しかしながら、なんらかの理由で、ボリュームの作成日が異なってしまうと、エイリアスの解決はできなくなってしまう。ちなみに、(2)の条件でのボリューム検索を行なうことで、ハードディスク名を変更してもエイリアスはボリュームを見失いことはない。(3)のような条件でも特定できるようにしていることで、ネットワークボリュームのような作成日情報が変動するボリュームに対するエイリアスも機能するようになっている。
関連リンクOPS05:Disconnected aliases on CD-ROM and Alias Manager