タイトルQuickDNS 3.5はBINDをGUIツールでリモート管理、Mac OS XやLinuxに対応カテゴリーその他のインターネット, ネットワーク
作成日2001/5/8 13:46:24作成者新居雅行
Mac OSで稼働するDNSサーバとして知られるQuickDNSがバージョンアップしてVer.3.5となった。Mac OSでは、サーバと管理ツールが一体化したDNSシステムであった。しかしながら、Ver.3.5はMac OS Xや各種のLinuxディストリビューションに対応し、製品の形態も変更された。これらUNIXベースのOSでは、BINDというDNSサーバが一般的に使われている。QuickDNS 3.5ではDNSサーバ機能はBINDを使い、サーバ上でQuickDNS Remoteを稼働させ、クライアントからの管理要求に対応できるようにする。そして、クライアントでは、QuickDNS Managerを利用し、グラフィカルユーザインタフェースを持った管理ツールでDNSサーバを管理できるようになっている。QuickDNS Managerは、Mac OS 8/9/XあるいはWindowsで利用できるようになっている。QuickDNSは、DNSサーバというよりも、「DNSサーバ管理ツール」と呼ぶ方がふさわしいだろう。BIND 8.2.3が稼働している環境を前提としている。BINDの設定はいくつかのテキストファイルを使って行うが、設定を行うことはもちろん、変更が時折発生するとなると、毎度テキストファイルの記述変更を行うなどそのままでは管理手間は大きい。QuickDNSを利用すれば、設定を簡単に行うという点に加えて、プロバイダなどで多くのサーバを管理したり、あるいはサーバの設定が頻繁にあるような現場ではかなり重宝するだろう。その点では、Linux対応という点も注目に値する機能だ。シングルライセンスが$349、2ライセンスが$549となっている。
関連リンクMen and Mice