タイトルDockのアプリケーションアイコンの位置に描画を行うサンプルプログラムカテゴリーアップルからの開発資料, ユーザインタフェース
作成日2001/7/6 9:52:11作成者新居雅行
サンプルコードとして公開されたTilerは、Mac OS XのDockに任意の画像を描画する方法を解説したものだ。通常はアプリケーションのアイコンがDockに表示されるが、アプリケーションがDockのアイコン領域に描画を行うことができる。QuickDrawを使った方法と、Core Graphicsを使った方法が示されているが、HumanInterfaceToolboxというフレームワーク(Carbonに含まれている)によって提供される機能である。Carbon.h→HIToolbox.h→MacApplication.hとたどったところに、Dockへ描画を可能にするAPIの解説がある。サンプルアプリケーションは、nibベースのCarbonアプリケーションである。アプリケーションを起動するとウインドウにボタンが表示され、それによってDock上のアイコンにグラフィックスが描かれる。また、アプリケーションのアイコンに重ねてグラフィックスを表示するといったサンプルもある。従って、ボタンをクリックして呼び出される部分(具体的には、QuickDraw.c、Quartz.c、Badge.cのように独立したソースになっている)を参照すれば、すぐにでも情報は得られるだろう。その部分を利用して修正することで、自分で作っているアプリケーションに比較的容易にDock描画の機能が組み込めると思われる。また、Demoメニューから、Convert Guyを選ぶと別の画像処理のサンプルも見られる。
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