タイトル【MacWIRE配信予定】Office v.X for Macは2002年1月後半に発売、特別アップグレードもカテゴリー文書作成アプリケーション
作成日2001/12/5 15:6:30作成者新居雅行
Office v.X for Macの全貌が明らかになった。MDOnlineではポイントを絞っていくつかの記事をお届けしたいが、まずは製品の概要からまとめてみよう。2002年1月25日が発売日として示され、価格も提示された(別掲の『Mac OS XネイティブなOffice製品に関する説明会が開催』を参照)。特に、すでにOfficeを持っているユーザも多いことを考えると、既存ユーザ向けに行われる「Office v.X特別アップグレード版」が目につくところだ。現在のOffice 2001ユーザを対象となっており、完全予約制で2001/12/5〜2002/1/24までの間に申し込む必要がある。価格は\15,800となっている。
ということで、実際に申し込みをしてみた。まずは、MacTopiaのページなどから予約の作業をWebブラウザ上で行わないといけない。そこでは、単に名前や住所などを入力するだけで、シリアル番号などの入力は行わなくてもいい。そして、申し込みにより予約番号が発行される。その後、オンラインショップで予約購入するか、あるいは店鋪での予約を行うかを選択して処理を行う。もし、店鋪で購入する場合には、ブラウザに表示される申込書を印刷して、ショップに持ち込み予約購入を行う。なお、Mac OS X版のInternet Explorerで印刷するときには、文字のサイズを75%にしないと、筆者のプリンタではA4版で2ページ分になってしまった。プレビューを見ながら対処するのがいいと思われる。一方、オンライン販売サイトは、執筆時点ではまだ半分ほどしか開店していなかったが、すでに購入ができる。ここで特筆すべきは、サイトごとに価格が微妙に違っていることだ。少しでも安く買いたいなら、片っ端から調べることになるだろう。もちろん、送料などの要因も加味する必要がある。(筆者は、スターバックスのマグカップに吊られて〜笑、サービスウエアコーポレーションで注文してしまった。)

本来はWordやExcelといったところの話がメインではあるのだが、あえて目に付いた点として、Windows Media Player(WMP)をまずは挙げてみたい。WMP対応のストリーミングなども増えてきている現状では、QuickTime Playerだけですべてを見るということが不可能になってきているだけに、やはりWMPは必要性が高くなる場合もあるだろう。Mac OS版は英語版だけしか存在しなかったが、Office v.X for Macに含まれているのはメニューやメッセージなどは日本語化されている。単にストリーミングやビデオデータを再生する機能だけとなっており、Windows版のようにインターネットラジオなどのコンテンツを示す機能まではついていない。もちろん、Internet Explorerでストリーミングへのリンクをクリックすると、WMPが起動して、ストリーミングを見ると言った動作となっているが、場合によってはInternet Explorer側でビデオ表示することもあるので、この限りではないだろう。
一方、MSN Messangerもきちんと日本語化されての登場となった。Mac OS版では日本語版が出てきておらず、英語版で日本語のやりとりはできなかった。Hotmailのメールボックスにある未読数を表示し、クリックしてWebブラウザでHotmailでのメールのやりとりができるなど、メッセンジャーの機能だけに留まらない。ただし、音声やビデオチャットについては、Mac版では搭載されていないようだ。Mac版はMSN Messangerで、Windows XP版はWindows Messengerであるが、前者はVer.2.1.0で後者はVer.4.5である。

いずれにしても、Classicで動かすOfficeはスピードは少々我慢できてもファイルが開かないときがあったりなどいろいろ問題があった。Office v.X for Macの登場は、Mac OS Xでも文書作成作業をスムーズにさせるという意味では非常に大きな存在であるだろう。Officeについては引き続きメインとなるWordやExcelについての評価を行い(もちろん、MDOnline的に!)、記事をお届けする予定である。
関連リンクMicrosoft Office v.X for Mac