タイトル教室やシステム管理で使えるデスクトップ監視ソフトウエアをAppleが発売カテゴリーユーザ管理
作成日2002/3/15 18:42:29作成者新居雅行
Appleは、Mac OS XやMac OS 9ののデスクトップをネットワークを経由して別のMac OS Xマシンから監視、あるいは操作をすることができる「Apple Remote Desktop for Mac OS X」の発売を開始した。10クライアント版が$299、クライアント数無制限版が$499となっている。また、教育関係者向けの価格も設定されている。米国のAppleStoreではすでに販売が開始されている。学校の教室での利用では、教師が学生の画面を監視することができると同時に、操作の援助をすることができる。システム管理として利用する場合は利用方法を示したり、あるいはクライアントのシステムの管理といった使い方ができる。デスクトップの監視に加えて、ソフトウエアの配付やテキストでのリアルタイムチャット、システムのモニタやプロファイル作成などが可能だ。画面を4分割して、一定時間ごとにデスクトップを切り替えて表示するということもできる。管理ツールは、Mac OS X 10.1以降で利用できる。クライアントは、Mac OS 8〜9.2.x、Mac OS X 10.1以降に対応している。
現在、学校の教室のようなところでの学生が使うマシンのモニタリングとしては、VGA出力された信号を教卓で集約して、スイッチで切り替えるようなシステムが使われている。そうしたハードウエア的な設備は費用や設置コスト、メンテナンス等のコストもかかるが、こうしたデスクトップ監視をソフトウエア的に行う手法は全体のコストの低減を期待できるだろう。

◇Apple Remote Desktop
 http://www.apple.com/remotedesktop/
関連リンクApple Debuts Apple Remote Desktop