Macintosh Developer Online (MDOnline)


1999年12月15日発行号 - MDOnline-Mac OS 9がアップデート



やっと「ソフトウエア・アップデート」を使える日が来ました。WindowsUpdateと比べると、単純で使いやすいですね。Windowsの方は最初にActiveXコンポーネントをダウンロードするなど手続きが多いのですが、Mac OS 9の方は単に質問に答えるだけですからね。
以前にも紹介した翔泳社の「ネットビジネス戦略入門」という書籍ですが、半分ほど読んだところで萎えてしまいました(苦笑)。事例を1つ1つ見て行くのはちょっと繰り返しっぽいですかね。この本の前の方に、アップルへのビジネス処方というのがあり、顧客情報をしっかり把握しろみたいなことが書いてあります。アップルの顧客管理の「不思議」については古くからある話ではありますが、たとえばMac OS 8.5の登録をしたのに、Mac OS 9が発売するよというメールでの告知が全然来ないなど、有効利用している気配が見られない点はよく指摘されています。いずれにしても、コアとなるユーザ群の特性を把握するというのは強く必要なことでしょう。思うのですが、アップルのホームページにしかけをしてこうした情報を集めてはどうでしょうか。IEもネスケも、ホームページはアップルになっていますが、そこをアップルによるパーソナライズ可能なページにし、そこを通じて必要なユーザプロフィールを得るというものです。つまり、個々のユーザごとのホームページを用意するわけです。時々、簡単なアンケートを出すことで、動作環境や利用アプリケーションのような子細なプロフィールも無理なく集められると思います。ユーザ向けのポータルサイトは情報収集や、あるいは情報提供に大きく寄与すると思います。通信販売情報を出せば、かなり当たりが良くなると思います。急に一般的な話になるのも妙ですが、Webの世界も十把ひとからげから個へと精度を上げる時代に入っていないでしょうか。
(新居雅行 msyk@mdonline.jp


Mac OS 9を“新機能”を使ってアップデート、AppleScriptの不具合などを修正

日本語版のMac OS 9がアップデートされ、J3-9.0というバージョンになった。つまり、Mac OS 9のマイナーチェンジだ。AppleScriptのプログラムで、choose applicationコマンドでのダイアログボックス表示が正しく表示されないことが修正されている。また、「サウンド」コントロールパネルで入力装置を正しく選択できない点も修正された。iMacのiMovieで入力装置が選択できない状況がある場合には改善される。
アップデートは、Mac OS 9の新機能である「ソフトウエアアップデート」コントロールパネルを利用してできる。どのような状況になるかは、本日に配信する別掲の記事(Mac OS 9シリーズ)で、画面ショットとともに紹介しよう。

関連リンク:製品&テクノロジー:Mac OS 9
カテゴリ:周辺機器, AppleScript, Mac OSテクノロジー, Mac OS 9


【Mac OS 9シリーズ】ソフトウエアをアップデートしてみる

Mac OS 9に新しく登載された機能として、システムのコンポーネントなどを、ネットワークを通じて自動的にアップデートするという「ソフトウエア・アップデート」の機能がある。コントロールパネルにその名称の書類があるので開いては見るものの、さすがに発売直後ではまだアップデートすべきコンポーネントがなく実際にどのような手順になるのかは定かではなかった。12月15日に、システムのJ3-9.0へのアップデートが公開された模様で、そのダウンロードを実際にやってみて、「ソフトウエア・アップデート」の動作を見てみることにしよう。

コントロールパネルの「ソフトウエア・アップデート」を、アップルメニューなどから呼び出すと、次のようなダイアログボックスが表示される。もちろん「今すぐアップデート」ボタンをクリックするとアップデートの作業に入る。「自動的にソフトウエアをアップデートする」のチェックボックスを入れれば、時間を指定してアップデートするなどの設定も可能だ。
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「今すぐアップデート」ボタンをクリックしたあとは、次のような警告が出る。ダイアルアップ接続しているのなら、この後に接続に行くことになるだろう。
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そして、どこかにインターネット接続をして、アップデート可能なソフトの情報を得て、次のようにダイアログボックスに表示する。チェックボックスが入っているアップデートするようになっているので、通常はそのまま「インストール」ボタンをクリックすればアップデートが開始される。アップデートしたくないもののチェックをはずすというのが追加で出てくる作業となる。名前を選択すると、ダイアログボックスの下半分のところに、そのアップデータの説明テキストが出てくる。場合によっては参照しておく必要があるだろう。
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お決まりの使用許諾契約書が出てくる。また、ダイアログボックスをよく見ると、アップデート後に再起動するというメッセージも出ている。ここではOKをクリックする。
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OKをクリックした後、Finderを含めてすべてのアプリケーションが終了する。つまり、「ソフトウエア・アップデート」だけが起動している状態になる。インストーラと似た動作だ。そして、ダイアログボックスでダウンロードの経過を表示する。
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ダウンロードが終了し、ダウンロードしたファイルを必要な位置に配置するなどアップデート処理が終了すれば、次のようなダイアログボックスが表示される。「再起動」ボタンをクリックすれば、実際に再起動が行われる。
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J3-9.0へのアップデータにより、システムフォルダのSystemファイルが更新される。アップルメニューの「このMacintoshについて」を選択して表示されるダイアログボックスのバージョン番号を見て、アップデートされているかを確認することができる。AppleScriptのchoose applicationのバグ修正なので、「標準機能追加」が入れ代わるのかと思ったが、そのファイルは入れ代わっていなかった。OSAXが呼び出すシステム機能側がアップデートされたのだろう。また、Systemファイルの大きさに比べてダウンロードの時間はそれほど使っていない。類推になるが、Systemファイルの一部のリソースだけを差し換えるようなアップデート作業をしたのではないかと思われる。また、「Mac OS情報」フォルダに「Mac OS 9アップデートについて」という書類が追加されている。
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カテゴリ:Mac OS 9, Mac OS 9


液晶ディスプレイは水だけで汚れを落としてクリーニングキットを使う

Tech Info Library-Jで公開された「液晶ディスプレイをきれいにする方法」では、文字通り、PowerBookやiBookの液晶をきれいにする方法が記載されてある。クリーニングの前に水だけで湿らせた布や紙で汚れを取り除いてから、市販のクリーニングキットを使えばよいとしている。アップルではMeridrew Enterprises社Klear Screenで問題ないことをチェックしているそうだが、元の情報が米国のものなので日本で市販されているかどうかなどは記載されていない。

関連リンク:60446JN:液晶ディスプレイをきれいにする方法
カテゴリ:Tech Info Library-J, 周辺機器


一部のMac OS 8.6登載マシンのセレクタで、パスワード保存ができない

Tech Info Libraryに「セレクタでグレイ表示される名前とパスワードを保存する」という文書が公開されている。スロットローディング方式のiMac、iBook、AGPグラフィックスのG4で、Mac OS 8.6を使った場合、セレクタでマウントするフォルダを選択するダイアログボックスで、名前やパスワードを保存できないという現象に見回れる。これは、キーチェーンに対応したAppleShareクライアントをMac OS 8.6で使っているために出てしまった不具合だ。Mac OS 9にアップグレードするか、AppleShareクライアントJ-3.8.3にダウングレードすることで対処する。すでに英語でリリースされている文書の翻訳である。

関連リンク:58496JC:Mac OS 8.6: セレクタでグレイ表示される名前とパスワードを保存する
カテゴリ:


メモリ不足はアプリケーションメモリを増やすことで対処

Tech Info Library-Jで公開された「Mac OS: メモリ不足エラーのトラブルシューティング」は、アプリケーションを起動する時にメモリが不足するときの対処法が記載されている。アプリケーションメモを増やすというごく基本的なトラブルシューティングだ。元になっている英語のドキュメントも古いものである。

関連リンク:56042JN:Mac OS: メモリ不足エラーのトラブルシューティング
カテゴリ:Tech Info Library-J, トラブルシューティング


USB機器が使えない時のトラブルシューティング

Tech Info Library-JでUSB機器のトラブルシューティングに関する文書が2つ新たに公開された。それぞれ、以下のようなものだ。

58033JN:USB: USB 装置のトラブルシューティング
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/2/wa/showTIL?id=58033JN
USB機器が意図した通り機能しない場合の対処法がまとめられている。ケーブルの接続などの基本的なチェック、Appleシステムプロフィールを使って機器の認識ができてるかを調べること、ドライバの機能拡張が正しく動いているかを確認する方法などがまとめられている。1つ1つの説明は簡単なため、それぞれのチェック項目でやろうとしている意図が分かっていれば、トラブル対策として意味があるだろう。

43023JN:USB のエラーメッセージについてのトラブルシューティング
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/2/wa/showTIL?id=43023JN
USBドライバなどからのエラーメッセージの内容によって、どのように対処すれば飯野かがまとめられている。メッセージには、 「機能するために十分な電力が供給されていません」「完全に機能するために十分な電力が供給されていません」「ドライバがみつかりません」の3種類がある。

カテゴリ:Tech Info Library-J, 周辺機器, トラブルシューティング


ディスク情報にアクセスするアプリケーションはMac OS 9で動かないものも

Tech Info Library-Jに公開された「アプリケーションが終了するエラーメッセージ」によれば、Mac OS 8.Xでは問題なく動作するアプリケーションが、Mac OS 9で起動するとすぐに終了してエラーメッセージを出すことがある。原因は、Mac OS 9で1度に開くことができるファイル数が8169へと大幅に増えたものの、ディスク管理のやり方を変えたためである。ディスク関連のユーティリティやファイル圧縮、ウィルス対策ソフトなどが、旧来の方法でディスク情報にアクセスするためだ。アップデータあるいは対応したバージョンのアプリケーションを使う必要がある。すでに英語でリリースされた文書を翻訳したものだ。

関連リンク:60553JN:Mac OS 9: アプリケーションが終了するエラーメッセージ
カテゴリ:Mac OS 9


Mac OS 9ではMac OS 9に付属のLanguage Kitを使う

Tech Info Library-Jに「Mac OS 9: 旧バージョンの Language Kit をインストールしないでください」という文書が公開された。Mac OS 9には、Language Kitが付属している。従来のLanguage Kitを組み込んだシステムをMac OS 9にアップグレードした時には、Language Kitもアップグレードする。Mac OS 9にLanguage Kitをインストールする時にはMac OS 9に付属のものを使う必要がある。従来システムと別に販売されていたものはインストールしてはいけない。すでに英語でリリースされた文書を翻訳したものだ。

関連リンク:60468JN:Mac OS 9: 旧バージョンの Language Kit をインストールしないでください
カテゴリ:Mac OS 9


起動時の自動キャンセルの設定を削除する方法

Tech Info Library-Jに公開された「AppleShare ボリュームへの自動ログイン(起動時に開く)を使用不可にする」では、自動ログインの設定を削除する方法が解説されている。Mac OS 8.6以前の場合、「初期設定」フォルダにあるAppleShare Prepというファイルをゴミ箱に捨てる。Mac OS 9では「サーバ」フォルダのエイリアスを捨てればよい。これにより、起動時にボリュームをマウントする処理は行われなくなる。

関連リンク:17697JN:AppleShare ボリュームへの自動ログイン(起動時に開く)を使用不可にする
カテゴリ:Tech Info Library-J, ネットワーク, Mac OS 9, Mac OS 8


Base StationからのX2モデムへの接続は場合によっては低速に

Tech Info Libraryに公開された「58546:AirPort Base Station: X2 Modem Compatibility」では、Base StationからX2タイプのモデムで受け付けるプロバイダに接続した場合の制限について記載されいている。Base StationはK56 Flex V.90タイプのモデムだ。接続する先がV.90に対応したX2モデムなら、56kbpsの速度で接続できるが、V.90非対応なら33kpbsの速度となる。

関連リンク:AirPort Base Station: X2 Modem Compatibility
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), ネットワーク


Secure Shell SSHをMac OS X Serverにインストールする

Stepwise Serverでは、Mac OS X ServerにSecure ShellのSSHをインストールする方法「Building SSH1 on MacOS X Server」を公開した。シェルとのやり取りを暗号化するなどして安全に行えるようにするのがSSHで、ありフリー版のSSH1についてのインストール方法が記載されている。ファイルのダウンロードやメイクなどの方法が手順を追って書かれている。

関連リンク:Building SSH1 on MacOS X Server
カテゴリ:サードパーティの開発資料, Mac OS X Server


1999/12/14付けの更新されたTech Info Library

Appleより公開されているTech Info Libraryで、1999年12月14日付けで以下の文書が更新されている。以下のリストの左端が文書番号なので、記事の最後にあるリンク先にジャンプし、その番号を手がかりに検索をすると良いだろう。

58548:AirPort Card: Disable During Air Travel
70037:WebObjects Current Patch List
56509:The Rules of Email
43022:Creating a Small Ethernet Network in Your Home or Office
31089:QuickTime 4.0.3: What Is New
1011:Macintosh: Multiple NotePads
31096:Final Cut Pro: Vertical Lines on Output
22088:Netware Aliases Fail with Mac OS 8.0
31109:Macintosh Manager: Default Preferences Not Copied To Workstation
1376:RS-232: DTEs, DCEs and Pin Signal Sequences
1378:RS232 Modem Eliminator Cables
60395:ATI Video Software Update 1.0: Read Me
758:Kermit: File Transfer Protocol
786:HyperCard: Importing and Exporting Text, and Where To Get Info
58422:Power Mac G4 (AGP Graphics): Supports Power Manager 2.0
253:AppleShare: Documentation Error About Server’s RAM Cache Setting
1377:Full Duplex And Half Duplex And Echoplex
781:HyperCard: Hanging Up The Phone
309:HyperCard: Displaying on a large screen
1054:HyperCard: Problems with Older Versions of TOPS
30583:SerialDMA: Do I Need It?
1274:Monitors: An Explanation of Contrast and Brightness
112:Apple Extended Keyboard: Specifications (Discontinued)
58527:iMac (Slot Loading): Buzzing Noise After Shutdown
129:U.S. Apple Equipment: Using Internationally
31084:LaserWriter 8500: All Indicator Lights on at Startup
267:Apple Computers: Electrical Specifications
60006:Software Fulfillment Options
11983:Difference Between Landscape and Portrait
15857:LaserWriter Pro 600/630: TrueType Init Not For System 7
16015:LaserWriter Pro 600/630: Avoiding Paper Jams with Labels

関連リンク:Tech Info Library
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL)