Macintosh Developer Online (MDOnline)


2000年1月27日発行号 - MDOnline-X向けのApacheバイナリ



米国ではAudio Update 1.2がリリースされて、USBオーディオ機能を向上させたりということになっています。ですが、問題ありということでアップデータを作り直して再度公開するということがReadMeに追加されました。さきほど見たところではまだリストにこのアップデータは残していました。ただし、ファイル自体は存在せず、ダウンロードはできなくなっています。それから日本では、ポリタン型のG3のFirmware Updateが出ていますが、これはとっくにリリースされているものです。今さらというタイミングとも思えなくもありません。
これらを題材に、アップデートがどうかなったのかとは言いませんが、システムがリリースされて時間が経過してくると、アップデータの問題がどんどんと出てきます。また、システムを入れなおすと、アップデータも再度適用しないといけないなど大変になります。もちろん、ソフトウエア・アップデートはその作業を自動化するためにあるわけですね。アップデータは必要だとは言うものの、あまり増えてくるのも管理が大変になります。G3のFirmware Updateについては、各国対応しているアップデータが公開されたときには、中身は英語で書かれていることを断って、日本のユーザ向けに日本語で米国のサイトにアップデートが存在することをアナウンスしてもよかったのではないでしょうか。後日、日本語化されたときには改めてアナウンスをすればいいことです。…と思って、サイトを見ていると、iMovie日本語版のアップデータを見つけてしまいました。日本より先に米国のサイトで出ています。
(新居雅行 msyk@mdonline.jp


Apache 1.3.11がリリース、Mac OS X Server向けのバイナリも配付

The Apache Software Foundationより、Webサーバの「Apache」の最新版、Ver.1.3.11がリリースされた。1999年8月にリリースされた1.3.9の次のバージョンで、1.3.10は小規模な変化のためリリースされていない。変更点は機能向上などが中心で大きな変化はないようだ。1.3.11での変更点は、以下の「Apache 1.3.11 Released」を参照してもらいたい。また、1.3を含むこれまでの変更履歴は、「CHANGES_1.3」という文書を参照してもらいたい。
◇Apache 1.3.11 Released
 http://www.apache.org/dist/Announcement.txt
◇CHANGES_1.3
 http://www.apache.org/dist/CHANGES_1.3

1.3.11では、Mac OS X Server向けのバイナリがリリースされた。Mac OS X Server向けのバイナリは初めてリリースされたもの。ただし、Mac OS X Server 1.2(Rhapsody 5.6)向けとされており、1.2へのアップデートが勧められている。ただし、コンパイルオプションが配付のページに明記されているので、ソースからのビルドでもそれを参照にするれば、ある程度は確実にビルドできるだろう。

関連リンク:/dist/binaries/rhapsody
カテゴリ:各種製品, サーバー関連, Mac OS X Server


日本語版iMovieを1.0.1にアップデートするアップデータがリリース

iMac DVに付属するムービー編集ソフトiMovieを1.0.1にアップデートするアップデータが公開された。英語版のアップデータは1999年12月にすでに公開されている。変更点として英語版と変わらない。まず、Mac OS 9での互換性を高めた。そして、MP3オーディオファイルを読み込めるようにした。さらに、クロスディゾルブ、右方向に移動、縮小の3つのエフェクトに対し、ゆっくりとしたエフェクトにしたり、ビデオ速度の維持が可能になった。なお、アップデータのアドレスは、米国のサイトであり、説明等も英語である。この記事を執筆時点では日本のサイトにアップデータは見当たらなかった。おそらく時間をおかずに日本語版は出るものとは思われる。米国のサイトから落としたものも、説明文書は日本語で書かれているので、すぐに利用したい人は、米国のサイトから入手しても問題はないと言えるだろう。

関連リンク:iMovie Update 1.0.1
カテゴリ:iMac, OS関連ソフトウエア


ブルー&ホワイトのG3のPCI性能を向上するアップデータが公開

日本のアップルより、「Power Macintosh G3 Firmware Update J-1.1」がリリースされた。ブルー&ホワイトタイプのPower Macintosh G3機向けのアップデータで、PCIの機能を向上させる。ファームウエアのアップデータなので、アップデータのソフトウエアを利用後、プログラマボタンを押したまま再起動するなどの手続きが必要になる。Mac OS X Serverを組み込んでいる場合には、このアップデータは適用しないようにする必要がある。なお、このアップデータは、米国では1999年5月にリリースされており、説明の言語は英語だが、各国のマシンに適用可能だった。今回日本のアップルから公開されたのは、アップデータを単に日本語にしただけのものだと思われる。

関連リンク:Power Macintosh G3 Firmware Update J-1.1
カテゴリ:OS関連ソフトウエア, Power Mac


Flash 4.0aへのアップデータが公開、安定性の向上など

Macromediaは、Flash 4.0を4.0aにアップデートするアップデータをリリースした。変更点は、ビットマップ処理やQuickTimeムービの処理でもメモリ管理を向上させたことと、Action Scriptウインドウでの問題を修正したことなど。安定性を向上させ、メモリエラーをでにくいように修正を施したもので、新しい機能は追加されていない。また、問題のあったテンプレートも差し換えられる。アップデータの詳細は、ReadMeで参照できる。
◇Flash 4.0a Release - ReadMe
 http://www.macromedia.com/support/flash/ts/documents/flash40a_readme.htm

関連リンク:Flash 4.0a Updater
カテゴリ:オーサリング系, 各種製品


Audio Update 1.2でクラッシュする問題が発覚、アップデータの配付は中止

Tech Info Libraryに公開された「Mac OS 9: Audio Update 1.2 Issue」によれば、Audio Update 1.2に含まれるApple Audio Extension 1.0.1にクラッシュを起こさせる問題がある。PPPによるインターネット接続中にスリープに入ると、クラッシュするというものだ。この問題を解決するには、Apple Audio Extension 1.0.1をシステムから取り除くしなとりあえずはない。また、Audio Update 1.2については、インストール時の問題もあるなど、いろいろと問題があり、配付は中止された。問題が修正されてから改めて配付を開始するとしている。

関連リンク:31167:Mac OS 9: Audio Update 1.2 Issue
カテゴリ:Mac OS 9, Knowledge Base(旧TIL)


G4、Final Cut Proの利用では、PALカメラはFireWire接続をはずして起動

PowerMac G4で、FireWireにPAL形式のカメラを接続する場合、起動時あるいは再起動時にはカメラとの接続をはずしておく必要があることが、Tech Info Libraryで公開された。そうしないと、Final Cut Pro 1.2.1では、キャプチャやカメラのコントロールがうまくいかないこともあるとういことだ。

関連リンク:25096:Final Cut Pro 1.2.1: Connect PAL Cameras Through FireWire
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), グラフィックス


2000/1/26に更新されたTech Info Library

Appleより公開されているTech Info Libraryで、以下の文書が2000年1月26日に更新されたものとして公開された。以下のリストの左端が文書番号なので、記事の最後にあるリンク先にジャンプし、その番号を手がかりに検索をすると良いだろう。
24965:Mac OS: Matching Mac OS ROM File To Mac OS Version
31166:Setup Assistants: Which One Do I Need For Registering with Apple?
31167:Mac OS 9: Audio Update 1.2 Issue
75011:QuickTime Streaming Server 2.0: Compatible File Formats
75009:QuickTime Streaming Server 2.0: Viewing Streamed Media From a Client Computer
75008:QuickTime Streaming Server 2.0: Viewing Streaming Activity
75006:QuickTime Streaming Server 2.0: Preparing Stored Media for Streaming
75012:QuickTime Streaming Server 2.0: Viewing Access and Error Logs
75010:QuickTime Streaming Server 2.0: Solving Problems with Streaming Services
75003:QuickTime Streaming SerVer 2.0: Broadcast Prerecorded Audio or Video
75007:QuickTime Streaming Server 2.0: Setting up a Web Page to Show Streamed Media
75005:QuickTime Streaming Server 2.0: Setting Up Authentication
75004:QuickTime Streaming Server 2.0: Setting Up a Relay
75002:QuickTime Streaming Server 2.0: Streaming Live Audio or Video
75018:QuickTime Streaming Server 2.0: Access Log Format
75014:QuickTime Streaming Server 2.0: Read Me
75013:QuickTime Streaming Server 2.0: What New in Version 2.0
75017:QuickTime Streaming Server 2.0: Use only Playlist Broadcaster 2.0
75016:Power Macintosh G3 (Blue and White) and G4: Memory Errors
18128:Power Macintosh: Interleaving & DIMM Population Guidelines
17402:Power Macintosh: Oscillator Chip & Warranty Implications
43080:Tech Info Library Archive: Contents
10160:PowerBook 140 and 170: Rechargeable Battery Safety Notice
13830:PowerBook: Using with LCD Projection Panels
24001:MPEG Media System: Support For Video Capture
58518:AirPort Utility 1.0: What To Do If It Cannot Locate a Base Station
58509:AirPort Base Station: Factory Default Settings
70141:WebObjects 4.0.1 Patch 2 Overview

関連リンク:Tech Info Library
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL)