Macintosh Developer Online (MDOnline)


2000年4月13日発行号 - FireWire 2.3.3



モバイルはPHSで行っており、H”対応のものを利用しています。時々、どの程度のつながりの良さなのかということを聞かれます。H”は高速に移動していても基地局の切り替えが素早くきれないということですが、確かにそういう面もあります。意外なところで、先日、東北自動車道を走っている時に、インターネット接続を試してみましたが、うまくいきました。佐野のもっと先の方だったのですが、意外(というと失礼かも…)に圏外にはならないで、基地局のアンテナをそこそこ常に捕らえていました。それで、100Kを超えたスピードで移動していても、全然、切れることなく10分ほど通信ができました。たまに圏外に出ることがあるのですが、ほとんど常時捕捉している状態なのです。高速道路には、アンテナが立っているのでしょうか? 一方、山手線では大丈夫だったという話もあるのですが、池袋と大塚の間で圏外に出る箇所があるようで、そこで通信は途絶えてしまいました。PHSだと都内でもけっこう圏外になる場所があるのです。いくら基地局の切り替えが早いと言っても、圏外に出てしまうとどうしようもないのはPHSの仕方ないところでもあります。電話系の進歩や変化は今やパソコン以上のスピードがあるので、あれこれやっている間に、H”も古くなってしまうのかも知れませんが…。
(新居雅行 msyk@mdonline.jp


FireWire 2.3.3が単独でのダウンロードが可能に

FireWire向けのシステム機能拡張のVer.2.3.3が公開された。執筆時点では北米向けのものだけが公開されている。Ver.2.3.2に比べて、PowerBookをハードディスクのように使えるターゲットディスクモードがただしく動作するようになった。また、Ver.2.3以前に比べて、一部のDVカメラで生じていた問題や、起動時にハングする問題、複数のFireWire機器を使った場合の問題が解消されている。Mac OS 8.6以降9.0.4までが適用OSとなっているが、Mac OS 9.0.4にはFireWire 2.3.3が組み込まれている。Blue & WhiteのG3ではファームウエアのアップデートが必要だ。

関連リンク:FireWire 2.3.3
カテゴリ:周辺機器


Macintosh Manager 1.3がリリース、初期設定の管理方法が変更

Mac OSの管理をネットワークを通じて一元管理するためのMacintosh Managerのクライアント向けソフトとして、Ver.1.3がリリースされた。Ver.1.2.4からアップデートされたもので、北米地域向けのものがダウンロードできる。サーバは、Mac OS X Server向けのVer.1.2ないしはAppleShare IP向けのVer.1.2.2を利用する。Ver.1.3では初期設定の管理方法に変更があり、グループの既定の初期設定や、利用者の初期設定が存在する場合でも強制的に書き換えることなど、3種類の初期設定フォルダで動作を設定できるようになった。また、リストアップされていないアプリケーションを起動することを可能にする特別なフォルダの設定もできるようになった。ログイン時にアップルメニューからワークステーション名を確認できるようにもなった。

関連リンク:Macintosh Manager 1.3
カテゴリ:Mac OS 9, ネットワーク


Mac OSで利用できるWebDAV対応のクライアント

Webサーバにあるファイルの管理を、HTTPベースで行えるようにする「WebDAV(Web-based Distributed Authoring and Versioning)」の、Mac OS版のクライアントの開発が進んでいる。Tom Bednarz氏による「Goliath」がそれで、Webサーバ上にあるファイルを一覧表示したり、フォルダの作成、削除などの管理機能がMac OSで行える。WebDAVはFTPに代わるものとして、Webサーバでの利用で注目されている。Webサーバ上のファイル管理をHTTPというWWWと同じプロトコルで処理できるようにしたものだ。MicrosoftがOfficeやIISでこの技術を採用したり、Apacheのモジュールがリリースされていたり、さらにはGoLive 5でのサポートが表明されるなど、WebDAVは広がる気配がある。

関連リンク:DAV & Goliath
カテゴリ:その他のインターネット


高速なBasic開発環境がバージョンアップ

Berkhan Softwareは、Basic言語の開発環境「Omikron Basic」をVer.6.53にアップデートした。Omikron Basicは数学関数や文字列処理関数などを多数持ち、Mac OSの諸機能を利用できる関数も持つ、高速な処理が可能な開発環境だとしている。ソースコードレベルのデバッガを持ち、共有ライブラリやプラグインの作成もできる。Ver.6.5.3では、印刷領域のページサイズを取得する機能や、シリアルポート関連の機能が追加された。価格はProfessional版が$143、デバッガの機能などが縮小されたLite版が$72となっている。

関連リンク:Berkhan Software
カテゴリ:開発ツール


独特のブラウズ形式を持ったファイルユーティリティ

Probability One Technologiesは、ファイル管理ユーティリティの「UtilityDog 1.0」をリリースした。ファイルの一覧を出す独特のブラウズ形式を持ち、ファイルタイプなどの変更などが行える。そして、テキストや画像ファイルはウインドウ内で内容をプレビューできる。さらにファイルの検索が名前などさまざまな手がかりで行え、しかも条件の設定などがポップアップメニューなどから選択して行えるなど使いやすい設計になっている。ファイルの属性だけでなく、ファイルの内容についても検索できる。ただし、ファイル名などについては日本語文字列を検索条件に利用できるが、内容についてはなぜか日本語の検索ができなかった。表示については日本語にかかわる問題は見られない。価格は$39.95で、30日間のトライアル期間があるシェアウエアである。

関連リンク:Probability One Technologies: UtilityDog
カテゴリ:ユーティリティ


ファイルの16進表示などが可能なエディタがバージョンアップ

Quadrivio社のデータ編集ソフト「General Edit Lite」がVer.1.1にアップデートされた。商品版のGeneral Editは、ファイル内にある構造体のデータなどを、定義した形式に従って表示する機能を持つ。一方、フリーのGeneral Edit Liteは、ファイルの内容を16進数や文字列表示だけの表示や編集機能を持つものだ。Finder情報やメモリの内容を表示する機能も持つ。Ver.1.1になって、16進数での検索機能が加わった。

関連リンク:Quadrivio Corporation
カテゴリ:ユーティリティ