Macintosh Developer Online (MDOnline)


2000年4月28日発行号 - Office 2001が今年後半に登場



WWDC 2000に行く予定で、例によってアップルが手配するツアーに申し込んだのですけど、航空機のチケットが到着しません。24日までに到着しなかったらメールしろというので、メールはしてみましたが…。もう、ゴールデンウィークに入るので、ちょっと心配です。ぎりぎりになるかも。
ちょうど、パスポートが切れる時期だったので、本籍も変わっていることもあって、新たに作成しました。埼玉に引っ越して始めてパスポートを作るのですが、大宮か新宿に行けばいいことは知っていたけど、とりあえずインターネットで情報をあさってみました。なんと、埼玉県のページだと、情報がないのです。埼玉県は、県庁とは別の場所でパスポートを発行しているので、県庁関係のページには、パスポートのパの字も見つからない状況。それで、結局は、新宿にある埼玉領事館の情報ページがリンクされていたので、そっちをみました。何を資料としてそろえればいいのかを知りたかったのですが、個人が作っているパスポート情報のページの方がよっぽど役に立ちます。
明日の29日から、日本国内は大形連休です。29日〜5月7日までは、通常の日刊ペースより、少し緩めに推移させていただきます。特に、後半は休みを多めにいただきたいと思います。よろしくお願いします。5月3日〜6日は、大阪でiWeekが開催されます。4日に現地に行き、AppleScript Users Groupとしてイベントに参加しますので、お時間があれば、お声をかけてください。
Java本のプレゼントですが、再度掲載します。今回はちょっと競争率が高いですね。

======================プレゼント
書籍:サンデープログラマーシリーズ 8週間でらくらくマスター
   チャレンジ!Java
発行:株式会社ローカス 著者:新居雅行
 応募方法:メールを、msyk@locus.co.jp 宛に送付
 締め切り:2000年4月30日
 メールのタイトル:【Java本希望】
 メールの本文:御購読タイトル(つまり、MDOnline)
        お名前、郵便番号、住所、当選時の公表名
(新居雅行 msyk@mdonline.jp


Microsoft Office 2001が今年後半に登場、PIM機能を搭載しPalmとシンクロ

マイクロソフトは、Mac OS向けのワープロなどをセットにした「Office 2001 Macintosh Edition」について、同社のサイトであるMacTopiaで告知を始めた。2000年の後半に出荷予定で、Office 98以来の2年ぶりの新版となる。時期的に見て、Mac OS Xがリリースされているが、Mac OS X対応かどうか、あるいはCarbon対応なのかは明確にはされていない。執筆時点では、日本のマックトピアでは情報は公開されていない。
新版では、新しい電子メールソフトが新しくなり、さらにPIM(Personal Information Manager)機能が統合される。イメージ的には、現在のOutlook Expressに、スケジュール管理機能や、タスク管理機能、メモ機能を統合したものとなる。また、アドレス帳についても機能の高いものを搭載し、電子メールアドレス管理だけでなくコンタクト先の管理あるいは名刺管理的な機能も持たせる模様だ。このPIM機能を含む電子メールソフトを、Office 2001の「ハブ」ととらえ、Officeのデスクトップ環境の中心に位置付ける。また、Officeの各ソフトウエアとの連係も高めるとしており、おそらくはアドレス帳の内容をWordで差し込み印刷などができるものと想定される。Palmとのシンクロも可能としているが、MicrosoftのPocket PCとのシンクロについては言及されていない。
発表内容を見る限りは、現状のOffice 98に、PIM機能が搭載されたということになる。Windows環境向けには、Outlook 2000(Expressは付かない)があり、それと同じ位置づけのソフトウエアがOffice 2001に搭載されたと言えるだろう。その他のアプリケーションについてはアナウンスはなく、おそらくは、現状と同じ、Word、Excel、PowerPointという3本柱となることが予想できる。
Windows版のOffice 2000での変更点から、Office 2001の内容をある程度は類推できるかもしれない。まず、全体的にはファイル型式としてXMLに対応したことがあり、テキストベースのファイルで、文書のすべての情報を保持できるようになっている。たとえばこれは、Internet Explorerを文書のビューアとして使うというシステム設計につながるものだが、現状のIE5はOffice 2000で作成したXML文書の再現性は高くなく、IEの動向にも注意を払う必要がある。また、マクロの設計機能については、Office 98では期待外れだったこともあり、Office 2001で開発効率が高くなるIDE環境が搭載されることが期待される。Word 2000は安定性が高くなり、また画像の扱いもいくらか分かりやすくなるなど、基本的な機能が性能アップしている。Excel 2000はユーザインタフェースの改良や、ピボットテーブルが使いやすくなったあたりがある。Windows版では、外部データの扱いがとてもやりやすくなったが、Macintosh版で今一つ力が入っていないMicrosoft Queryをきちんと日本語環境で使えるようになるのかということにも注目したい。PowerPoint 2000は分割ウインドウでの編集作業ができ、使い勝手が良くなっている。その他のアプリケーションの追加はアナウンスされていないため、Access、FrontPage、Publisher、PhotoDraw、あるいはビジネスツールのたぐいは、Office 2001には入らない可能性が高いだろう。
Office 2001はOutlook 2000をマックに持ち込んだと言えるかもしれないが、Outlook 2000の移植ではなく、Macintosh版のOutlook ExpressをベースにPIM機能を組み込んだものであるようだ。Outlook 2000は、Microsoftが提唱するデジタルダッシュボードの中核になり、カスタマイズすることによって、個人個人のポータルサイトのようなことが可能になる。必要なビジネスデータをまとめておくような画面作りが可能だ。MacTopiaで公開された画面を見る限りは、そこまではできないような気がする。

関連リンク:Microsoft Univeils New E-Mail and Personal Information Manager For Office 2001 Macintosh Edition
カテゴリ:アプリケーション, 各種プロダクツ


REALbasic 2.1.1のベータ版が開始、Windows実行ソフトでの修正など

開発ツールのREALbasicは先日2.1が正式にリリースされたが、2.1.1のベータ版が開始された。2.1.1b1では、主に、Windows向けに生成されたアプリケーションの動作のバグ修正や機能の正常化を行っている。たとえば、画像ファイルへの出力メソッドを使えるようにしたり、特定のデプスの画像を新たに作成する場合の対処などが行われている。また、Mac OS版においても、コントロール類のバグ修正などが行われている。ベータ版のWebページでは、2.1b7の変更点として記載されているのは、2.1.1b1の変更点のことである。

関連リンク:REALbasic 2.1.1b1
カテゴリ:REALbasic


Mac OS X Server 1.2アップデータの販売状況は?

Mac OS X Server 1.2の日本語版のアップデートキットの入手状況をまとめてみた。筆者はステラクラフトに直接の申し込みを行った。同社に銀行振込みをしての購入となるため、アップデータの\2,500に加えて、送料が\1,000となり、消費税込みで\3,675となる。これに加えて銀行振込みの費用がかかる。
株式会社Tooのページでは通信販売の情報が掲載されているが、送料と消費税込みで、\2,900となっており、やはり通信販売では価格差があると言えるだろう。
一方、大塚商会αランド八重洲店では、\2,500で店頭で販売しているという情報も、読者の方より寄せていただいた。αランドに行くことができるの人は、通信販売よりも費用がかからないと言える。

カテゴリ:


システムの状態を元に戻す機能拡張がMac OS 9のマルチユーザに対応

Murray Yar ITは、起動時にシステムやアプリケーションの設定を、一定の定義された状態に戻す「Fresh Start」のVer.2のベータ版をリリースした。Fresh Startはキャプチャされたシステム設定などのファイルを、起動時に書き戻すことで、設定やフォルダ、デスクトップの内容などを常に一定の状態を保つことを意図したものだ。1ユーザあたり$15からの価格となっている。Ver.2では、Mac OS 9のマルチユーザ環境に対応した。また、セットアップのアシスタント機能も含まれる。

関連リンク:Fresh Start
カテゴリ:ユーティリティ


WebSTARのカンファレンスが2000年10月に開催

StarNine Technologies社は、「WebSTAR Summit 2000」というカンファレンスを、2000年10月4〜8日に、カリフォルニアのサンディエゴで開催することを発表した。WebSTARはMac OSで稼動するWebサーバの代表的な製品で、現在は4D社の傘下にある。カンファレンスでは、技術的なセッションやサードパーティを含む展示会などが計画されている。Webアプリケーションのソリューションの核にWebSTARと4Dを提案することを意図しているものと思われる。なお、カンファレンスのサイトには、詳細な情報は現状では掲載されていない。

関連リンク:4D Inc Announces First Annual WebSTAR Summit
カテゴリ:サーバー関連, イベント


iMovieにはサウンドマネージャの機能拡張が必要

Tech Info Libraryに掲載された文書によると、Sound Manager(日本語システムでは「サウンドマネージャ」)機能拡張がない場合に、iMovie起動時にエラーメッセージが表示される。この機能拡張は必要なので、機能拡張マネージャでオフにしているのなら利用できるようにすること。削除したのなら、QuickTimeのインストールやアップデートを行って復活させればよい。

関連リンク:iMovie: Cannot Open; "SoundLib--SoundConveterSetInfo" Not Found
カテゴリ:iMac, QuickTime