Macintosh Developer Online (MDOnline)


2000年7月25日発行号 - Flash 5が9月にリリース



MDOnlineをはじめ、Locus Reportのお支払いにWebMoneyが追加されました。WebMoneyといえば、中田グッズの販売で名前を御存じかもしれません。プリペイドカードと、雑誌などに綴じ込みのシートを使って支払いを行います。シートには振り込み票があって、コンビニなどに行ってお金を払うとシートがお金として使えるようになるという仕組みです。ただ、プリペイドカードも、シートも、任意の金額ではなく、5000円と2000円なので、単にローカスレポートのコンテンツだけを買う場合には余りが出てしまいます。その点は申し訳ないというか、ついでに他のところで買い物もしていただければと思います(WebMoneyさんの思うつぼ?)。カードやシートは1度のショッピングで複数枚使えます。カードはT-ZONEで販売されていますが、コンビニでも購入できます。どのコンビニでも売っているのならいいのですが、ローソンやサンクスなど一部のコンビニです。さすがに、セブンイレブンでは売っていない。ただ、一生懸命販路を広げているようで販売ルートはけっこう変わっていくみたいなので、詳細はWebMoneyのサイトで御覧ください。
http://www.webmoney.ne.jp/
シートは雑誌に広告として入れ込んでいるそうなのですが、アスキー系の雑誌を中心に折り込みが行われています。マック専門誌ではMac Powerの2000年6月号に折り込まれたようです。WebMoneyの人と話していたらアスキー出身の方が多いとか、こんなところにもツナガリというのはあるものです。
異論はあるかもしれませんが、こうしたプリペイドカード形式の場合、悪用される危険性は少ないわけで、5000円で買ったカードが使えないということはなく、またクレジットと違ってプライバシーとの連動もほとんどありません。その意味では、比較的安心なネットワークマネーと言えるみたいですが、さて、どれくらいの方が利用していただけるでしょうか。
それで、実は、まだ、MDOnlineの新規販売にしか対応していません。更新にはなるべく早く対応させますので御容赦ください。MJR、JSRの新規販売もまだ対応していませんが、こちらはすぐにできるはずです。
(新居雅行 msyk@mdonline.jp


Flash 5が9月にリリース、ユーザインタフェースを各ソフトで統一

マクロメディアは、Webサイトでのアニメーションやベクターグラフィックスなどを作成するためのツール「Flash」をバージョンアップすることを発表した。次期バージョンのFlash 5は2000年9月より出荷され、価格は$399となっている。同社の各種製品が統一されたユーザーインタフェースで稼働するのに伴い、Flash 5ではユーザーインタフェースの変更が行われた。また、FreeHandやFireWorksとの連係を強化し、XMLもサポートするJavaScriptライクなActionScriptsでプログラムが作成できるようになっている。なお、日本での発売などについては、まだアナウンスはない。

関連リンク:NEW MACROMEDIA FLASH 5 EMPOWERS THE NEXT GENERATION OF WEB DESIGNERS AND DEVELOPERS
カテゴリ:オーサリング系, 開発ツール


マルチユーザ利用時にログイン前にDVDプレイヤが起動する

Tech Info Libraryに公開された文書によると、2000年7月にリリースされた新機種では、DVDディスクを入れたまま起動した場合で、マルチユーザ設定にしている場合、ユーザのログイン画面が出る前にApple DVD Playerが起動してしまうという現象が発生する。これを避けるには、起動時にDVDディスクをドライブに入れないようにする必要がある。Gigabit EthernetタイプのPower Mac G4、Power Mac G4 Cube、iMac 2000 Summerモデルで発症する。

関連リンク:Mac OS 9.0.4: Apple DVD Player Opens Before Multiple User Login
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), 周辺機器


REALbasicでValentinaをマルチユーザで使うサーバとライブラリ

Aaron Bratcher氏は、データベースエンジンのValentinaをマルチユーザで利用したアプリケーションをREALbasic構築するためのソフト「vServe」をリリースした。デモ版が配付されているが、価格は$99で、購入すればソースコードも入手できる。Valentinaのデータベースを、TCP/IPベースでマルチユーザ利用を可能にするサーバになっており、クライアントはそのサーバに接続するクラストして提供される。デモ版には、郵便番号を検索するサンプルが作られている。SQL文を指定して実行し、レコードセットを順次検索する方式で、データの取り出しなどが行える。SELECT以外のSQL文ももちろん実行できる。

関連リンク:Aaron Bratcher’s Data Tools
カテゴリ:データベース, REALbasic


NetBoot Desktop Adminの1.1.1がリリース、Mac OS 9に対応

「NetBoot Desktop Admin 1.1.1」がリリースされた。NetBoot Desktop Adminにより、NetBoot時に利用するディスクイメージファイルの内容を変更することができる。新しいアプリケーションをインストールしたり、システムの設定を変更する場合に利用する。新しいバージョンでは、Mac OS 9のディスクイメージを処理できるようになった。配付されているのは、北米向け英語版である。

関連リンク:NetBoot Desktop Admin 1.1.1
カテゴリ:Mac OS 9, ネットワーク


Mac OS ROM 4.6とMac OS 9.0.4利用時のAppleShare IP向けのアップデータ

AppleShare IP 6.3.1に対して、Mac OS 9.0.4およびMac OS ROM 4.6で稼働させる場合の互換性を高めるアップデータがリリースされている。英語版だが国際版なので日本語環境でも利用できるものと思われる。Mac OS ROM 4.6についての詳細は説明されていないが、2000年7月の新製品に搭載されているのではないかと思われる。

関連リンク:ASIP Agent Update 6.3.2 English-International
カテゴリ:Mac OS 9, ネットワーク


キータイプ結果をテキストファイルに記録するユーティリティ

Rampell Softwareは、キータイプを記録するユーティリティ「Type Recorder 1.0」をリリースした。コントロールパネルで価格は$12。また、起動したアプリケーションについても記録される。記録はコントロールパネルフォルダ内に新たにフォルダを作り、日ごとにテキストファイルを作ってそこに記録される。なお、日本語環境で使った場合は、変換結果ではなく、変換前のキータイプしたそのものが記録される。

関連リンク:Type Recorder 1.0
カテゴリ:ユーティリティ