先週にお知らせしていた「AppStreamのストップウォッチ」のプレゼントですが、「えむ」さんが当選しました。すでに届いているかもしれません…。Cocoaのプログラミングのコーナーを新たに始めます。コーナーばっかり増えているような気がしますが（笑）、とにかくいろいろな話題を提供したいと考えています。
Webサイトにメールアドレスを公開していることもあるのか、いろいろなメールがやってきます。相変わらず、こうした広告メールはなくなりませんね。で、あるメールで次のようなドメイン名のものがありました。先に言っておきますが、アダルトサイトの広告メールです（笑）。いずれにしても、なんじゃこれはと思ってしまいました。
http://1082394634/
それで、MacのIE5でアクセスしたのですけど、アクセスはできません。一方、WindowsのIE5.5だとアクセスができるのです。いったいこのドメインはなんだろうかと思ったのですが、まず思うことは、IPアドレスを256進法の4桁数字として解釈した結果の10進表記ということで、Excelを使って、256で割り、商と余りを組み合わせると、次のようなIPアドレスになります。
http://64.132.8.10/
まさにこれがドンピシャでした。ただ、nslookupで前のアドレスを入れてもエラーになったので、やっぱりこれは、Internet ExplorerかWindowsの特別な機能なのかと思ったのですが、UNIXでwgetの引数で指定すると接続を始めます。こういう表記もあるなのだなと思ったのですが、やっぱり、IPアドレスで足がつくのを避けるためなんでしょうか？ でも、分かっている人には分かることなんじゃないかと思うのですけどね。ちなみに、今現在、上記のIPアドレスはアクセスできません。
（新居雅行 msyk@mdonline.jp）
何やらApple社が2001年2月24日にMac OS Xの正式版を発表するという噂が流れております（笑）。この噂が本当かどうかは定かではありませんが、とりあえず約束の時期としては妥当な線です。ただ、Mac OS Xパブリックβ版の「でき」と、それに対してユーザから届いているはずの大量のフィードバックを考えると、「本当にこの時期？」という疑問が湧いてきます。フィードバックされた項目を整理し、重要項目を再実装するのには、少々時間がなさすぎるような気がします。β版の発表とユーザからのフィードバックの収集は、Apple社自身が始めた事です。β版での不満をそこそこ解消し、ユーザが納得できる製品に仕上げていないと、その反動は何倍にもなってApple社自身に跳ね返って来るはずです。
このイベントは、そうした意味でも、Apple社の能力やユーザに対する姿勢を判断するのにもってこいの試金石となりそうです。この噂が本当ならば、Apple社側としては、最近のマイナスイメージを払拭しようという狙いがあるのかもしれません。しかし、私としては、あまり慌てる必要はないと思います。もう一回β版を出し、来年のWWDCの時期（5月後半）ぐらいまで延期しても良いのではないでしょうか？（そんな余裕は無いかな...）まあ、どちらにしても、1月のMacWorld Expo サンフランシスコでJobsが正式な出荷日を発表するでしょうから（多分？）その時を楽しみに待ちたいと思います。
今回は、Apple社のOS、SDK（開発環境）、ソフトなどにバグを発見した時のフィードバック方法を説明してみたいと思います。それをするのには、まずADC（Apple Developer Connection）メンバーになっておく必要があります。対象となるメンバーの種類はPremierやSelectメンバーだけでなく、オンラインメンバーでも構いません。ADCの仕組みや会員になるための手続きについては、以下の日本語サイトに詳しく解説されていますので、今回は省略いたします。
◇Apple Developer Connection
http://developer.apple.com/ja/
バグを報告できる対象は、すでに製品として発表されている物でも、まだ開発中の物でもかまいません。例えば、発表済みのCarbonLib v1.04 SDKのバグでも、開発途中のCarbonLib v1.2f3 SDKのバグでも同様にフィードバックすることができます。バグレポートを受け付けているApple社の窓口は、全世界共通の以下のサイトです。
◇Bug Reporter
http://developer.apple.com/bugreporter/
このサイトの先頭の方にも「まずはADCに加入すること」というメッセージがあります。ADCメンバーの方は、表示されているステップ（2）か（3）をクリックして「Bug Reporting」のページに入ります。ここで「Login to the Apple Bugreporter 」をクリックしてください。すると、ADCメンバー専用サイトへ入るためにIDとパスワードを聞かれます。指示に従い両者を入力すると「Apple WWW Bug Reporter」のメニューページへ入ることができます。そこには、利用者への注意書きに加えて「New Problem」と「Problems I Originated」という2つのボタンが用意されています。
そのうち「Problems I Originated」ボタンの方をクリックすると、自分が過去に送ったバグレポートの一覧表が表示され、現在のバグの対応状況（シリアル番号など）を確認することができます。こうした一覧表の項目が、バグが解決された時点で消去されるのか？ある程度時間が経つと消去されるのか？どちらなのかは未確認です。ただし、もし報告したバグについての進展があれば、一覧表をクリックして表示されるフォームで情報を追加することが可能です。
新規バグを報告するためには「New Problem」ボタンをクリックします。残念ながらフォームへ入力できるのは英語のみとなっています。本当は、各国から母国語により報告できるとベストなのですが、こうした改善は当分望めそうにありません（涙）。バグレポートの入力フォームは「Problem Description」「Configuration Imformation」「Contact Information」の3つのグループに分けられています。
「Problem Description」には、どんな状況でどんなバグが発生したのかを詳しく記載します。まずはバグのタイトルを簡潔に明記し、バグが発生したときの操作手順や再現性、そのバグの回避方法が有るのか無いのかといった内容を記載します。続いて「Configuration Imformation」には、そのバグが発生している、Macintoshの機種やメモリ容量、周辺機器環境、Mac OSのバージョン、インストールしている機能拡張やドライバの種類、ネットワークのConfiguration等を詳しく記載します。最後の「Contact Information」にはバグ報告者の連絡先等を明記するのですが、ここには、あらかじめADCメンバー加入時に連絡しておいた住所や名前が代入されていますので、ほとんど追加事項はありません。また、入力フォームに書き込むべき内容についてはサンプル（例題）と共にヘルプページに詳しく載っています。よって、先んじてそちらを参照して作業を始めると、効率的にバグレポートを作成できると思われます。
さてレポートを作り終えてApple社へ転送すると、そのバグがデータベースに登録され、しばらくすると登録完了を伝えるメールが手元に届きます。後はバグが取れるのをひたすら祈る訳ですが、こうして連絡したバグが「いつ」フィックスされるかは保証されていません。Apple側にとって重要で、かつ再現性がハッキリしているバグは、割と早くフィックスされるでしょう。しかしそうでない物に関しては、はっきり言ってかなり不明確なのです。開発中のテクノロジーについては、ADCメンバー同士や担当技術者とのメーリングリストもあり、そちらで情報交換する手もあります。しかし、自社製品にダイレクトに影響を及ぼすようなバグの場合には、上記システムで報告しているような悠長な時間はありません。
もう一つのバグ報告手段としては、ADCの「テクニカルサポート」サービスがあります。こちらは、Apple社のデベロッパ・テクニカル・サポートエンジニアに直接メールを送り、質問に答えてもらうという有償サービスです。例えばADCのSelectメンバーの場合には、メンバーに加入した時点で2件分（たった2件という意見多し）の権利を与えられています。嬉しいことに、このサービスに限り日本語で記述したメールも受け付けてくれます。メール内容のガイドラインや詳しい手順などについては、以下のサイトを参照してみてください。
◇テクニカルサポート
http://developer.apple.com/ja/products/techsupport/
では、2件分の権利を使い切ってしまったらどうすれば良いかと言うと、追加分をApple社から購入することになります。現在、１件分がUS$195 、10件パックがUS$1900、25件パックがUS$4625、50件パックがUS$9000で別途販売されています。なんと10件パックでメモリ増設したCubeが購入できてしまう値段となっています（涙）。
自社製品に弊害が出るような重大なバグは、とにかく早急に回答を得られないと困ります。よって、質問者側で準備できる事はすべてやるといった謙虚な態度が必要です（納得いかないかもしれませんが...）。Appleの技術担当がバグを即座に再現できるように、サンプルソースや実行環境をメールに添付することも必須です。で、ここでよく考えて見ると（よく考えなくても）Apple社にとっても有益な「バグを情報」を、デベロッパは有償サービスを使い報告しているわけです（涙）。一般的で重大なバグを報告すれば、その件に関しては有料サービスであることを免除してくれるという話しもあります（これは良心的）。しかし、そのような規定は明記されていませんし（と思う）、問題がApple側のバグのせいなのかどうかは報告してみないと正確に判断できないのも事実です。両者の負担をなるべく軽くするためにも、もう少し気軽かつ効果的なバグ報告のためのシステムを構築することはできないものでしょうか？
[小池邦人/オッティモ]
関連リンク：オッティモ
カテゴリ：開発情報, 小池邦人のプログラミング日記
Mac OS Xの大きな魅力の1つはCocoaというプログラミング環境だ。もちろん、現在Mac OS向けにソフトウエアを提供している人は、どうしてもCarbonというヤマを先に超えないといけない。また、Carbonでもいいじゃないかという気もなくはないだろう。だけども、Interface Builderを使った開発のでデモを見ると、やっぱり気になってしまうかもしれない。
CocoaはNeXTSTEPからの受け継いだ機能であり、古くから使われているのだが、改良を重ねてきており、また基本設計の良さもあるのか、今の時代でも決して古びたものにはなっていない。NeXTのプログラミング環境は昔から話題になっていたが、昔はハードウエアがあまりに高価だったことから手が出なかった人も多かったかも知れない。筆者も同様、手が出なかったが、NeXTがソフトウエアに絞り込んだ段階では、やはり環境そのものの存続も怪しかったため、やはり手を出しづらかった。だが、AppleがNeXTを買収した。いずれも雲行きが怪しかった両者は結果的には、会社としても、ソフトウエア環境としても残ったのである。そして、NeXTの技術はMac OS Xのネイティブ環境となった。Mac OS Xで、その昔、使おうと思っても使えなかったNeXTの開発環境が使えるのである。
そこで、【今から始めるCocoaプログラミング】というコーナーをMDOnlineで始める。筆者も含めて、Mac OS環境のプログラマでCocoaに興味がないという人はいないだろう。だけども、どこから手を付けていいのか分からないという声もよく聞かれる。Appleからドキュメントなども少しずつは出てきているが、それでもやはり情報不足だ。特に、NeXT時代の情報資産はやはり主とした開発言語であるObjective-Cをベースになっている。ところが、AppleはむしろJavaを主要な開発言語としてこれまでは示しているといった印象もある。Objective-Cのいい評判はあちらこちらで聞くけども、C/C++、Javaをやってきた者の1人としては、正直なところ、今からObjective-Cを勉強するのかと思うと気が重くなってしまう。せっかく、Javaが用意されたのだから、Javaでプログラムを作りたいと考えるわけだ。従って、このコーナーでは、CocoaのアプリケーションをJavaで作るという方針を中心としたい。
最初にお断りするが、筆者はNeXT時代にObjective-CでYellowBoxプログラミングを経験したわけではない。その意味では、Mac環境でプログラミングを行なってきて、今始めてCocoaに接している。その手探りを何とか記事にしてお届けしたいと思っている。深い造詣からの記事ではないことはお断りしたい。間違った点などあれば、ベテランの方々もふくめて是非ともご指摘をお願いしたい。
Cocoaのアプリケーションを開発するには、開発ツールにはほとんど選択肢がない。Appleから配付されているProject BuilderとInterface Builderを主として使うことになるだろう。ADC（Apple Developer Connection）の会員だと現在は追加料金なしで入手できる。ダウンロードは70MBもあるが、Cocoaのアプリケーションを作成できると思えばそれくらいのハードルは根性で乗り越えよう。とにかく、Project Builderを中心としたAppleの開発環境を入手しておこう。この一連のシリーズでは、なるべくその通りに行なえば、同じことが読者の方々の手元で再現できるように配慮して、ステップ・バイ・ステップで進むようにする。手元でMac OS X Public Betaと開発ツールをインストールしている人は、ぜひとも実際に同じようにやってもらいたい。その意味では「できるシリーズ」か「超図解」みたいでもあるのだが、その種の書籍とは違って、概念などを含めてちゃんと説明を加えるつもりだ。また、そこでつまづいた点などがあれば、是非とも教えていただきたい。
以前に別の記事でも紹介したが、Project Builderを使う時に、優先される言語が日本語の場合にうまく機能しないことがあった。安心して使うためには、Mac OS Xの言語の設定は英語にしておくのが無難である。System Preferencesアプリケーションを使って、「国際化」のパネルの「言語」のタブのページで、Englishをリストの一番上に移動させて、英語を最優先で使うようにしておこう。
それから、細かいことだが表記についての決めごとを行なっておく。というのは、Project BuilderとProjectBuilderのどちらが正しい名前なのかという問題があり、ほとんどのアプリケーションで悩んでしまう。まず、画面に文字列そのものが見えている場合には、その通りとするが、アプリケーションの一般的な名称では、スペースを空けて「Project Builder」「Interface Builder」と呼ぶことにする。
あと、図版については、クオリティが落ちないということでPNGファイルでお届けする。Macintosh版のInternet Explorer 5はブラウザでPNGファイルを表示する機能が組み込まれたが、なぜかヘルパーアプリケーションを使う設定になっている。拡張子が、.pngの場合にはブラウザで表示するように、ブラウザ側の設定を変更しておいてもらいたい。
Cocoaについてはいろいろ知りたいテーマはある。まず最初にトライしてみたいと考えたのは、やはりInterface Builderを使ったプログラミングだ。2000年11月にあったMOSAのセミナーなどで、Appleの人が簡単にアプリケーションを作るようなデモをやったが、そのときはObjective-Cだった。それをなんとかJavaでやってみたいと考える。だが、もちろん、Appleの人のデモのようにすらすらいかない。そこでデモのようなことをとりあえずできるようになるための、細かい手順なども含めて最初に作るアプリケーションを構築する方法を何回かに分けて解説をしよう。
Project Builderの基本的な使い方、Interface Builderの基本的な使い方、そしてそれらの連係が実際にどういうことなのかを詳しく説明してみたい。もっとも、プレゼンテーションとしてそれなりの手順をもとにしているだけに、これだけ知っていればあたかもベテランのごとく人前でCocoaのプログラムを素早く作るなんて「特技」が身につくかも知れない（笑）。
関連リンク：CocoaはNeXTSTEPからの受け継いだ機能であり、古くから使われているのだが、改良を重ねてきており、また基本設計の良さもあるのか、今の�
カテゴリ：今から始めるCocoaプログラミング
Mac OS 9とMac OS X Public Betaでは、デスクトップの扱いが異なる点がTech Info Libraryの文書で公開された。基本的にはMac OS 9では、マルチユーザで使っていても、デスクトップは同じものを利用する（オプションで別々にもできる）。これに対して、Mac OS Xでは、デスクトップは完全にユーザごとに分離されている。Mac OSやMac OS Xでのデスクトップは実際には特定のフォルダが用意されていて、そのフォルダの内容が画面上に展開されているが、それぞれのOSでのテクニカルな情報についても詳しく説明されている。
関連リンク：Mac OS X Public Beta, Mac OS 9: Changes to the Desktop and Desktop Folder
カテゴリ：Knowledge Base（旧TIL）, Mac OS X, Mac OS 9
Tech Info Libraryに、Mac OS X Public Betaのフォントファイルのインストール位置についての文書が公開されている。それによると、コンピュータ自体にインストールする場合には/Library/Fontsというフォルダが用意されているて、これだと、そのコンピュータを使うすべてのユーザで利用できる。また、ログインしているユーザにだけ利用できるようにしたいのなら、~/Library/Fonts（~はユーザのホームフォルダ）にファイルをインストールする。さらに、NetInfoのドメインに参加した場合には、/Network/Library/Fontsというフォルダも利用できる。フォントファイルへのアクセスが必要なアプリケーションソフトは、これらのフォルダをチェックする必要があるだろう。また、NetInfoを通じてフォントの共有ができる点が明示されている点も注目できる。
関連リンク：Mac OS X Public Beta: Font Locations
カテゴリ：Knowledge Base（旧TIL）, Mac OS X
Mac OS Xなどで利用できるSQLデータベースエンジンの「OpenBase」がVer.6.5.3になった。Mac OS X Public Beta向けのEOF Adaptorが追加され、WindowsをクライアントとするODBCのサポートや、JDBC 1.0/2.0対応のJDBCドライバが組み込まれている。4th Dimensionの接続プラグインも含まれる。
OpenBaseは、Mac OS X ServerやMac OS X、Windows NT/2000で利用できるSQLベースのデータベースエンジンだ。WebObjectsからの利用が可能であり、WebObjectsには機能限定版のOpenBase Liteが付属していることもあって、WebObjectsとの利用例も多い。
◇ヘリオグラフ
http://www.helio.co.jp/
関連リンク：K’s Room
カテゴリ：データベース
Black Diamond社は、インターネットを通じて直接ファイルをやりとりするソフト「SockeToome」のベータ版をリリースした。サーバを経由せず、ピア・トゥ・ピアでファイルのやりとりが行える。Mac OS対応版とWindows版があり、相互にファイルのやりとりもできる。シェアウエアで価格は$20だが、2ライセンス以上は割り引きもある。REALbasicで制作されたもののようだ。
関連リンク：SockeToome
カテゴリ：その他のインターネット
フォーディー・ジャパンは、同社のリレーショナルデータベース「4th Dimension v6.7」の日本語版を、2001年3月にリリースする。Mac OS版はPower Macintosh 7500以降の機種で、Mac OS 8.5以降で稼動する。Windows版もある。現在は、Ver.6.5.7までリリースされている。Ver.6.7の英語版は2000年10月にリリースされている。Ver.6.7では、既存のフォームを継承して新たなフォームを作成する機能や、Windows版とMac OS版のファイル交換をユーティリティを介さずにできるようになった。また、メソッドやフォームの要素をコンポーネントとして管理することができるようになった。Web開発では、SSLへの対応やタグの拡張が行なわれている。また、4D Toolsも改良されて、修復の機能などが向上している。
関連リンク：株式会社フォーディー・ジャパン「4th Dimension 6.7日本語版」の発売を発表
カテゴリ：データベース
マクロメディアは同社のWebサイト構築ツールのバージョンアップ版「Macromedia Dreamweaver 4 日本語版」（\20,000）を2001年2月より販売開始する。また、Web向けのグラフィックス作成ソフトのバージョンアップ版「Macromedia Fireworks 4日本語版」（\16,000）を2000年12月22日より発売する。また、現在も発売されている両方のソフトをパックにした「Macromedia Dreamweaver4/Fireworks 4 Studio日本語版」（\22,000）も2001年2月より販売開始する。（価格は通常版で、エデ?ケーション版、スチューデント版もある。）
Dreamweaverの機能アップ点についてはユーザインタフェースの統一や、ポップアップメニューやロールオーバーの機能の強化、JavaScriptのデバッグ機能、さらにオライリー社のHTMLリファレンスをオンラインで参照できることなどとなっている。Fireworksの新しい機能としては、JavaScriptを含むようなナビゲーションやロールオーバーの制作、JPEGの圧縮を領域を指定して行えること、バッチ処理などとなっている。また、それぞれのソフトの連係についても改良されている。Dreamweaverでは、HTMLとソースの編集のスムーズな点についても改良されており、高度なWebサイトの構築ユーザへもアピールしている。
「ホームページ作成ソフト」と「Webサイト構築ソフト」はもはや分離されたジャンルと言ってよいだろう。Mac OSでは後者はAdobe GoLiveとMacromedia Dreamweaverが激しくシェア争いをしている。GoLiveは2000年10月にVer.5.0がリリースされ、前のバージョンが買収したCyberStudio色が強かったのに対して、Adobeの製品の一員となったという印象がある。GoLiveもDreamweaverも、デザイン指向の機能についてはほぼ一巡し、サイト構築やスクリプトを組み込むようなページの構築ツールの機能を充実しつつある。ある意味では、プログラミングツール的な色合いもあるツールとなりつつある。一方、HTMLを超えたWebサイトに必要とされる機能は変化が激しいが、そうした機能にどこまで追随できるかということが今後の課題となるだろう。
関連リンク：マクロメディア
カテゴリ：オーサリング系