Macintosh Developer Online (MDOnline)


2001年1月6日発行号 - WebSTARのX対応版は高速



昨日は失礼しました。サーバは復旧していますので、御安心ください。MDOnlineの発行ですが、火曜〜金曜が毎日、土日月から1回ということですが、基本的には日本の祝日は休刊日ということにします。また、土曜ないしは月曜が祝日なら、土日月からの1回の配信もお休みということにします。この辺り、あまりきちんと明記していなかったのですが、そういうルールということで、トップページにも書いておくことにします。とすると、今日、発行があるのはおかしいのですが(笑)、年末年始休暇をいただいたこともあるし、いくつかニュースがあるので流すことにします。
しかし、昨日はちょっと青くなりました(苦笑)。Apacheごときで何を苦労しているんだと思われるかも知れませんが、やはり、ソースからビルドするものって大変です。しかも、PHP3を動かす必要があるので、そこではまりました。やっぱり自分で立てていないサーバは状況把握に時間がかかります。私とは別の当時会社にいたネットワーク管理者が作業をしたのですが、MDOnlineのサーバのApacheやPHPをどうビルドしたかという情報が全然残っていないので、かえってはまったというわけですね。ただ、幸い、httpd.confの設定はまだ自分でやっていたので、動きさえすれば後は状況は分かっていたので、そこは安心でした。しかし、途中、もしかしてサーバを1から構築しなおさないといけないのかなどと思うと相当暗くなりましたが、冷静に作業をして、何とかなりました。やれやれです。おかげで、PHPのインストールマニュアルを最初から読み返す機会を得られました。まあ、それなりに勉強になったということで…。
(新居雅行 msyk@mdonline.jp


WebSTARのMac OS X対応版は、Apacheよりも高速なWebサーバを実現

4D社が販売しているMac OS向けのWebサーバであるWebSTARのMac OS X対応版が明らかになった。「WebSTAR Server Suite V」としてリリースされる予定で、2001年1月9日よりサンフランシスコで開催されるMacworld Expoにおいてデモがされる予定だ。Carbon対応ではあるが、BSDのAPIを利用してネットワーク処理を行なっている。バイナリの形式はMach-Oである。また、組み込みのサーバよりも50%高速であるとも紹介されており、Apacheよりも稼動効率の高いサーバを実現できる可能性もある。この数字は最適化がなされていない状態なので、どれくらい高速かは結論は出せないとも説明されている。また、マルチプロセッサ機では、複数のCPUでの動作に対応する。Expoの後にプレビュー版等の予定があり、正式な発売はMac OS Xの登場を待って行なわれる模様だが、具体的な期日については明らかにはしていない。WSAPI対応のプラグインを利用できるが、既存のプラグインはCarbon化をする必要がある。なお、WebSTAR V以降はMac OS X専用となるようだ。
現在、WebSTARを使っているサイトは、管理のやりやすさを1つの理由として挙げることになるだろうが、その使い勝手の良さは新しいバージョンにも引き継がれそうだ。そして、Apacheよりも高速であるとすると、要注目であるだろう。また、Apacheより効率が高いとなると、Mac OSには興味を示さなかった分野の人たちにも訴求力を与えるものとなるかもしれない。

関連リンク:WebSTAR Server Suite V FAQ for OS X at Macworld San Francisco
カテゴリ:サーバー製品, サーバー関連


幕張でのMacworld Expoでのカンファレンスの概要とスケジュールが公開

恒例の展示会Macworld Expoが2001年2月22日〜24日の日程で、幕張メッセで開催される。主催者による有料のカンファレンスのスケジュールが公開されているので、受講するセッションがあるかをチェックしよう。開発関連のものとなると、22日13:00からの「WebObjectsによる最新システム開発」(講師:アップルコンピュータ)、14:45からの「QuickTime Streaming最新情報」(講師:アップルコンピュータ)、24日の13:00からの「Cocoaプログラミング道場」(講師:MOSA)あたりだ。セッション券は8,000円で、3日間の通し券は20,000円だ(いずれも前売り)。

関連リンク:MACWORLD Conference & Expo/Tokyo 2001
カテゴリ:イベント


4DのMac OS X対応バージョンがMacworldで展示を予定

4D社は、2001年1月9日よりサンフランシスコで開催されるMacworld Expoにおいて、データベースソフトの4th Dimension Ver.6.7のMac OS X対応バージョンをデモンストレーションすると発表した。発表では、実行形態についての詳細な内容は記載されていないが、Carbon対応版であるというのが順当な線だろう。また、現行のバージョンと同じものをMac OS X対応していることからも同様なことが想像できる。既存の4Dで作成されたアプリケーションをスムーズにMac OS Xに移行できるとしており、4D社のMac OS X対応が本格的に露出され始めたことになる。

関連リンク:4th Dimension to be ‘X’-times better at Macworld San Francisco
カテゴリ:データベース


Mac OS 9で起動直後におけるFinderの応答が悪い場合の原因と対処

Tech Info Libraryに、Mac OS 9で起動直後にFinderの操作ができず、時間を置けば操作できるようになる点についての原因と対処方法が掲載されている。たとえば、メニューを選択しようとしても反応しないといった状況になる。アップルメニューに、サーバボリュームのエイリアスがある場合や、起動時に自動的にボリュームをマウントするように設定されている場合に、こうした現象が発生する。「アップルメニュー項目」フォルダからボリュームのエイリアスを取り除いたり、起動時に自動マウントしないようにすることで回避はできる。自動マウントの解除は、システムフォルダの「サーバ」フォルダからエイリアスを取り除けばよく。自動マウントの設定や解除方法が手順で示されている。

関連リンク:Mac OS 9: Finder Sluggish When Desktop First Appears
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), Mac OS 9