Macintosh Developer Online (MDOnline)


2001年3月17日発行号 - デベロッパーへはXの製品版も配付



PowerBookに入っていた6GBの2.5インチHDDが遊んでいたのでもったいないのと、FireWire HDDの動作も見たいこともあって、ゲートのFireWire/USB対応HDDケースを買ってきて使ってみようと思いました。とりあえず使えなくはないのですが、実は6GBは3つのパーティションに分割していたのです。それをそのまま使うのであれば、たぶん何の問題もないのでしょうけど、FireWireあるいはUSBディスクはディスク設定ユーティリティではパーティションの切り直しや、ディスク全体の初期化はできません。それに加えて、Windowsフォーマットしたものがどうなるかも見たいので、Windowsでは領域確保はできるみたいなのでやってみたりもしました。まだ、状況は整理できない状態ですが、Windowsで領域確保をして、さらにフォーマットをしても、HFS+のパーティション情報は消えません。とにかくまっさらの状態にしたいと思ってもうまくいかないで悩んでいます。で、昔はSilverLiningやら、Drive7とか、フォーマットソフトというのは必須のユーティリティでしたけど、今どきそんなことは昔話になってしまいました。だけど、FireWireディスクをフォーマットしたいという需要がこうして出てくるわけですから、ソフトを探しています。まだ買っていませんが、Anubusという$19.95のものがとりあえず見つかりました。SilverLiningはFireWire対応はしていないみたいだし、Anubusを買って試してみるかとも思っています。だけど、むしろ、Windows対応のフォーマットソフトを買った方がいいんだろうか? こうしたことってもし、興味がある方がいらっしゃったら、記事にしてもいいのですが、どうでしょう?
MDOnlineの発行スケジュールは、いちおう日本の祝日はお休みをいただくことにしていますので、来週の火曜日は休刊日です。この土日月の発行はこの号ですので、次回のメールは水曜になります。休みをもらって…と言いたいところですが、原稿を書きためるつもりです(さて、何の原稿でしょうか〜)。
(新居雅行 msyk@mdonline.jp


REALbasic 3.1のベータ版のリリース2が公開、plstリソースの対応など

Real Softwareは、開発ツールREALbasicの次期バージョンVer.3.1のベータ版3.1b2をリリースした。ベータ版として2つ目のリリースとなる。新しい機能としては、plstリソースの付加、Mac OS Xの機能への最適化、OpenBaseや4DのプラグインのWindows利用などが新しい機能となっており、その他にもバグ修正など多数の項目がリリースノートには記載されている。REALbasic 3の英語版のライセンスを使えばデモモードから通常モードの動作に切り替えることができる。3.0から3.1へのアップデートはフリーで行われる予定だ。

関連リンク:REALbasic 3.1b2 Release Note
カテゴリ:REALbasic


Mac OS Xの製品版は発売直後にADC Mailingサービスとしてデベロッパーに送付

ADC(Apple Developer Connection)会員向けのニューズレター「ADC News 2001/3/16号」によれば、Mac OS Xは2001年3月24日に予定通り、Mac OS 9.1を含めて出荷される。そして、ADCのMailing(CD-ROMなどを毎月郵送されるサービス)として、3月26日に出荷バージョンのMac OS Xを発送するとしている。日本のADC会員だと、26日の週の後半あたりに受け取ることができると推測される。(なお、ADC NewsはADC会員でなくても参照できるWebサイトに掲載されている。)
では、デベロッパーとしてPublic Beta以降に始めて受け取るのが26日発送のものかというとそうでもないようだ。2月に開催されたMacworld Conference & Expo/Tokyo 2001においても、海外のデベロッパーがデモンストレーションに使っていたMac OS Xは、「アップルメニューが左にある」バージョンであったことが目撃されているようなのだ。そのことからも、これまでにも、デベロッパーに対しては、Public Betaからゴールドマスターの中間のバージョンが配付されていることは十分に伺える。ただし、こうしたリリースについてはADCの性格上、機密扱いにされているためにほとんど実態が公開されていない。

関連リンク:ADC News
カテゴリ:サービス


FireWire端子を増設するカードや、SCSI機器をFireWire端子につなぐアダプタなどが発売

ディアイティはBELKIN社のFireWire関連製品を発売した。PCIカードでFireWire端子を3つ備える「BELKIN FireWire PCI Card for Mac」は、価格が\10,800である。さらに、PCIカードで、3つのFireWireポートと2つのUSBポートを備えた「BELKIN FireWire/USB Combo Card for Mac」は\18,800である。CardBus対応のPCカードとしては、FireWireを2ポート持つ「BELKIN FireWire CardBus for Mac」(\14,800)が発売される。いずれもMac OS 8.6以降で使え、Strata VideoShop 4.5.1英語版が付属する。これらは、FireWireあるいはUSBポートを持たないMacintosh本体で使うのが一般的だろう。
逆に、FireWire端子はあるがSCSI端子のないマシン向けには、「BELKIN FireWire/SCSI Adapter」が2001年4月上旬に出荷開始される。価格は\18,000で、外付けタイプのアダプタになっている。

関連リンク:BELKIN FireWire製品を発売
カテゴリ:周辺機器


CarbonLib J2-1.2.5がWebサイトからダウンロード可能に

CarbonLib J2-1.2.5がダウンロード可能になっている。2001年3月9日ごろから、ソフトウエア・アップデートを通じてダウンロード可能になっていたが、Webサイトからのダウンロードが可能になった。なお、CarbonLib 1.2.5に関する記事は、MDOnlineでは、2001年3月9日に配信の『CarbonLib 1.2.5の日本語版が配付開始、問題は未解決のまま?』という記事でお届けしている。ダウンロードが可能になったので、Mac OS 8.6のユーザでも入手できるようになったということになる。なお、Webで公開されているのは、ソフトウエア・アップデートで入手できるものと同じバージョンである。

関連リンク:CarbonLib 1.2.5
カテゴリ:Carbon/CF


FarallonのGigabit接続機能を含めたスイッチなどを発売

ディアイティは、Proxim社が開発した10/100/1000 Mbps対応スイッチ「Farallon NetLINE 24-port 10/100/1000 Switch」を2001年3月15日より発売した。100/1000Base-Tが2ポート、10/100Base-T/TXが24ポート用意されている。1000Base-Tのバックボーンに接続し、そこから多数のクライアントに接続するような用途に使えるスイッチだ。価格は\248,000で、3年間の製品保証と無償テクニカルサポートも含まれる。すべてのポートが全2重で、ポート当たり12,000のMACアドレスを管理でき、ラックマウントすることも可能だ。
また、5ポートの10/100Base-T対応のスイッチ「NetLINE 10/100 Switch/5」も、\13,800で販売を開始した。

関連リンク:Farallon NetLINE 24-port 10/100/1000 Switchを発売
カテゴリ:周辺機器


Open Firmwareでのプログラミング言語であるForthを解説するプレゼン文書

Appleは、「Forth for Open Firmware Basics」と題したプレゼンテーション文書を公開した。Open FirmwareはMacintoshに組み込まれた極めて基本的なシステムで、マシンの起動、そして各種デバイスの管理などを行う。たとえば、PCIカードではOpen Firmwareに対応したファームウエアやデバイスドライバを作成する必要があるが、そこで使われるのがForthという言語である。公開された文書では、Open FirmwareとForthについての基礎知識から解説を行っているが、プレゼンテーション文書だけに、項目ごとに詳細な説明は掲載されていない。

関連リンク:PCI Devices
カテゴリ:アップルからの開発資料, 周辺機器