Macintosh Developer Online (MDOnline)


2001年6月28日発行号 - X Serverでホスティング



アニーズ・クラフトさんの記事をみてください。Mac OS X Serverでのホスティングサービスを募集されているのですが、いっしょに記載した記事のうち、初代iMacを使ったホスティングについても記載しています。こちらについては特に募集はしていないそうなのですが、アニーズさんのWebサイトにあるように、Macintosh関連の有力サイトを集めていらっしゃいます。その中に、今回MDOnlineの読者によるサイトを1つ加えてもらえることになりました。これまで無料でホスティングをしてきているそうですので、これはなかなかチャンスかもしれません。希望する方は、アニーズの案浦さんまで、メールを送ってください。いちおうMacのニュース系サイトを追加したいと思っているそうですが、まずは早めに、企画を簡単でもいいのでメールして、それで指示を仰いでください。もし、実際にサイトを始められたら、是非とも連絡をください。
==================募集
アニーズ・クラフトさんのiMacサーバでの
サイトのホスティング(1サイト)
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申し込み方法:<koji@annies.co.jp>宛にメールをする
 メールのタイトル:「ホスティングを希望」などと書いてください
 メールの本文に、サイトの概要や計画などを記載してください
   また、MDOnlineをみたことと、あなた自身の自己紹介なども書きましょう
 メールは、MDOnlineに登録のメールアドレスから送付してください
   有償での購読者、MOSA会員としての購読者、ヘリオグラフ顧客様
   としての購読者の方々に応募の権利があります。

今日はちょっと記事が少ないと思われるかもしれませんが、実ははまっていました。昨日に続いて、NetInfoのParentをMac OS X Serverで起動して、サーバベースでホームディレクトリを供給するというところをやってみました。マニュアルやヘルプをみて、だいたいやり方がわかったのですが、結果的にできませんでした。Mac OS Xクライアントで、Directory Setupを使ってNetInfoの親に起動時に接続するという指定がなぜか記憶されないのです。さんざん再起動してだめだったので、もしやと思って設定後、改めてDirectory Setupを起動しても、やっぱりNetInfoを使うという設定が記録されないのです。Mac OS Xをrootでログインしても、英語システムにしてもだめでした。今のところ自宅では1台だけしかMac OS Xは稼働していないのでいろいろな機種で試したわけではありませんが、いずれにしてもうまく動いてくれません。バグなのでしょうか? バインドはブロードキャストにしようとしたらTILでややこしい手順が書いてあったので、DHCPにしてあります。Directory Setupで設定を変えたときには、「認証」のタブで、サーバのノードと思われる情報が表示されますから、サーバは稼働していると思います。もし、何か情報があれば、よろしくお願いします。別のネタでしばらく攻めるつもりですが、今日はすみませんがコーナー記事はなくなってしまいました。
(新居雅行 msyk@mdonline.jp


アニーズ・クラフトがMac OS X Server 10.0を使ったホスティングを限定募集

アニーズ・クラフトは、2001年7月中旬より、Mac OS X Server 10.0を利用したサーバのホスティングサービスを開始する。同社のProプラン対応となっているため、費用は月額10,000円などとなっている。ディスク容量は500MBで、転送制限は設けない。CGIの利用はもちろん、WebObjects 5、PostgreSQLを標準で利用できる。SSLやショッピングカート機能、クレジットカード決済も可能だ。サーバの監視についても行うことが計画されている。なお、7月中は無料とする。サービスは、サポートなどを考慮して、先着20サイトに限定される。
さらに、アニーズ・クラフトでは、iMac(Rev.A)つまり初代iMacをサーバに使ったホスティングも行っている。256MBメモリを搭載し、Mac OS X 10.0.4、そしてiTools 6.02を使ったシステムである。最愛のiMacを創る会など、Macintosh関連の10サイトがホスティングを利用している。こちらのホストについては募集はしていないが、MDOnline購読者の希望者から今回1サイトを追加する予定がある。

関連リンク:アニーズ・クラフト
カテゴリ:Mac OS X Server, サービス


Cocoaプログラミングのチュートリアル文書がMac OS X対応して公開

Stepwise.comのサイトに、Bill Cheeseman氏によるCocoaプログラミングのチュートリアル「Vermont Recipes - A Cocoa Cookbook for Mac OS X」が掲載された。Objective-Cを利用してCocoaアプリケーションを作るといったもので、一歩一歩ツールの利用方法やプログラムのポイントなどを解説している。もちろん、英語のドキュメントではあるが、Cocoaのプログラミングを勉強したい人は一読の価値はあるだろう。マルチドキュメントでマルチウインドウの簡単なアプリケーションを作成することや、コントロールの利用に関するものがテーマとなっている。以前からVermont Recipesは存在していたが、Mac OS X 10.0向けに改訂されたものだ。

関連リンク:Vermont Recipes - A Cocoa Cookbook for Mac OS X
カテゴリ:サードパーティの開発資料, Cocoa


ATOK14 for Mac OS Xのアップデータが公開

ジャストシステムは、Mac OS X向けの仮名漢字変換ソフト、ATOK14のアップデータを公開した。Internet ExplorerでiATOKをオンにしたときの強制終了の問題、辞書ファイルを初期状態とは異なる場所に設置したときの問題、カスタマイザで設定ファイルを読み込むと正しくない状態になることが回避された項目として挙げられている。バージョンは、1.0.1となる。
なお、ATOK14をインストールすると、Applicationsフォルダにファイルやフォルダを追加できなくなったり、Libraryフォルダに同様に処理ができなくなるなどのトラブルについて、「参考情報」として掲示がある。これはインストール時に、これらのフォルダのアクセス権を書き換えてしまい、通常のユーザでは書き込み権限がなくなってしまうのである。Terminalからコマンドを入れて問題を解決する方法が記載されている。Applicationsフォルダでのファイル管理作業ができなくなったATOK14ユーザは、こちらの文書をみて解決をしよう。なお、アップデータを利用した場合でも、同様な結果になることがあるとしている。

関連リンク:ATOK14 for Mac OS Xアップデータ
カテゴリ:文書作成アプリケーション


TIL》PowerBook G4のDVD-ROMドライブアップデータ、日本語版が公開

PowerBook G4のDVD-ROMのファームウエアをアップデートするソフトウエアが公開された。英語版は2001年6月上旬にすでに公開されているが、日本語版が6月27日付で公開された。アップデートにより、ディスクの挿入やマウントの処理が改善されるとしている。アップデートは、Mac OS 9.1で起動して行う。アップデータを起動し、その後すぐに再起動するが、再起動した後に自動的にアップデータソフトが起動して、アップデート作業をするようになっている。別のアップデータにあったような、複雑なキー操作などは不要だ。なお、アップデータの効果のほどについては、それほど実感できないという感じでもある。あれこれディスクの出し入れをしている間にコツを覚えてしまったようだ(人間側がアップデートされた?)。

関連リンク:PowerBook G4 Titanium DVD-ROM: Document and Software
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), PowerBook


Joy fo Mac OS XがMac OS X 10.0に対応してアップデート

AAA+ Softwareは開発ツールのJoy for Mac OS Xをアップデートし、Ver.2.3としてリリースした。新しいバージョンでは、Mac OS X 10.0でのProject Builderなど、最新のOS環境に対応している。Joyは、RADツールなどとして利用できるもので、独自のライブラリ機能などを使い、効率的にソフトウエア開発を行うというものである。EOFやWebObjectsの開発にも対応している。機能制約のあるExplorer版が$69、機能制約のないDeveloper版が$399となっており、Enterprise版もある。

関連リンク:Joy
カテゴリ:開発ツール


MacHack 2001のハックなどが納められたCD-ROMの販売を開始

2001年6月中旬に行われた、Macintoshプログラマのイベント「MacHack 2001」でのハックのCD-ROM販売が開始された。価格は$19.95で、日本から購入した場合の送料は$15だ。「ハック」とは参加したプログラマによって作られた技術的に深いソフトウエアで、簡単にはできないようなことや、びっくりするような結果になるものなどが含まれている。全部で82のハックがあり、ほとんどがソースコード付きとなっている。また、カンファレンスでの論文やプレゼンテーションなども含まれている。

関連リンク:MacHack 16
カテゴリ:イベント


TIL》Mac OS X ServerでLDAPサーバを利用するときには完全な名前でアクセスする

Mac OS X Serverのディレクトリサービスのセットアップで、LDAPサーバに認証して接続を行う場合、名前として完全な形式で指定をする必要がある。名前の設定例がこの文書に記載されている。

関連リンク:Mac OS X Server 10.0: Full Distinguished Name Required for Authenticated LDAP Access
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), ネットワーク, Mac OS X Server


TIL》Macintosh Managerをゲストでログインするには「guest」と英語で入力

Macintosh Manager 2.0を日本語の環境で使っているときの注意点についての文書が掲載された。ゲストでログインするときに、名前として「ゲスト」という日本語の文字列を使ってもログインはできない。「guest」と英語の名前でログインする必要がある。

関連リンク:Macintosh Manager 2.0-J: "Guest" Users Unable to Log In
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), ユーザ管理