Macintosh Developer Online (MDOnline)


2001年10月13日発行号 - サービスメニューのユーティリティ



少し間が空きましたけど、医者に通っていたり、また苦しみだしたりとしておりました。土曜日の今日は概ね働けるようになっています。いろいろご心配かけましたけど、なんとか、来週から完全復帰したいと考えています。今日はちょっとリハビリということで、お願いします。KBaseの記事あたりはどのあたりから書くか…毎日書いていないとなかなかふんぎりがつきませんが、今日のところは1本も書いていません。新しいものを中心に適当に遡りながらということになるかと思います。
それで、10月に購読期限切れの方はすみませんが、こちらからお知らせがあるまで、少し更新処理をお待ち下さい。また、サイトの方は値段を改定していません。もちろん、お安くしますけど、支払い方法に応じて金額を微妙に変更します。カードの利用を促進するために、カードの場合は消費税を込みにしてもカードを使い切る値段に設定し、手数料率に合わせてQQQシステムでは少し高めの価格に設定します。詳細はまた後ほどということで、よろしくお願いします。
さて、「Mac使いの道」ですが、なんと!23人もの方々の応募がありまして、抽選の結果、以下の2名様に決定しました。月曜に発送しますので、よろしくお願いします。

「Mac使いの道」当選者(敬称略):テルリンマン、林 健一

それから、またプレゼントがあります。1つは読者の野津さんからご提供いただいたCD-ROMです。1999年のNew YorkのExpoで、Appleのブースで配付していたものだそうです。内容的には、Mac OS 8.5くらいの時期のもので、サンプルスクリプトなどさまざまな情報が入っています。OS的には古いものですけど、レイアウト系の方々はまだMac OS 8系の方もいらっしゃるでしょうから、それなりに役に立つかと思います。それから、もう1つは、私の著書でWindows向けのものですが、筆者なので数があるので、この際プレゼントしてしまいます。で、以下にURLを書きましたけど、何の解説もない…内容的には、以前に出していた「Excel2000データベース構築法」の改訂版で、Excelでのデータベース関連機能の解説書です。

===============================プレゼント
AppleScript Publishing Solutions 1.0.6 CD-ROM(5枚)
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申し込み方法:<msyk@mdonline.jp>宛にメールをする
 メールのタイトルは、【AppleScriptのCD】
 メールの本文には、送付先の名前(団体部署名)、住所、郵便番号、
          当選時の公開名を記載
 メールは、MDOnlineに登録のメールアドレスから送付してください
   有償での購読者、MOSA会員としての購読者、ヘリオグラフ顧客様
   としての購読者の方々に応募の権利があります。
 日本時間で2001年10月16日(火曜日)までに到着したメールより抽選します

===============================プレゼント
極めるExcel2002データベース構築法(5冊)
 
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申し込み方法:<msyk@mdonline.jp>宛にメールをする
 メールのタイトルは、【Excelデータベース本】
 メールの本文には、送付先の名前(団体部署名)、住所、郵便番号、
          当選時の公開名を記載
 メールは、MDOnlineに登録のメールアドレスから送付してください
   有償での購読者、MOSA会員としての購読者、ヘリオグラフ顧客様
   としての購読者の方々に応募の権利があります。
 日本時間で2001年10月16日(火曜日)までに到着したメールより抽選します
(新居雅行 msyk@mdonline.jp


サービスメニューからシェルコマンドやダウンロードができるユーティリティ

Mac OS X 10.1ではサービスメニューの利用形態が広がっているが、その機能を利用したユーティリティを紹介しよう。Stas Pietrucha氏による「Terminal Services 1.0」は、サービスメニュー専用のユーティリティで、サービスメニューの特定の項目を選択することで、シェルのコマンドを発行したり、あるいはcurlコマンドを実行することができる。ダウンロードすると、Terminal Servicesというアプリケーションがダウンロードできる。これを、自分のホームフォルダにあるLibraryフォルダのServicesフォルダに入れておく。Servicesフォルダは存在しないかもしれないので、その場合は単にFinder上で自分で作成して名前を間違えないようにつけておけば良い。そして、ログアウトし、ログインする。すると、サービスメニューに「Terminal」という項目が加わり、「curl-it」「sh-it」という2つの階層メニューが加わる。たとえば、Project BuilderなどCocoaアプリケーションで文書を開くことができるものを起動したとしよう。そして、文書中にたとえば単純なコマンドだが「ls」などと記載しておき、それを選択して、サービスメニューの「Terminal」から「sh-it」を実行する。すると、Terminalアプリケーションが起動し、選択していた文字列をコマンドとして解釈して実行する。実行結果はTerminalの新しいウインドウに表示される。shはシェルの意味だ。curlはURLで指定したファイルなどをダウンロードするためのコマンドで、たとえば画像ファイルのURLを選択して「curl-it」を選択すると、ホームディレクトリにその画像ファイルがダウンロードされるというようになっている。
なお、Carbonアプリケーションもサービスメニューに対応したが、関連するイベントに対応する機能を組み込まないと、サービスメニューの項目が選択できない。基本的にはCarbonでも使える機能ではあるが、アプリケーションの対応が必要になる。

関連リンク:Terminal Services 1.0
カテゴリ:ユーティリティ, ユーザインタフェース, Mac OS X


AppleShare IP 6.3.3へのアップグレードサービスを2001年内いっぱいまで延長

AppleShare IP 6.xから最新版Ver.6.3.3へのアップグレードサービスはもともとは9月中に終了する予定であったが、リクエストに応えて、2001年12月31日までアップグレード期間を延長することとなった。Ver.6.xからのアップグレードは「AppleShare IP 6.3.3 アップグレードプログラム」となっており、価格は\2,500でAppleShare IP 6.3.3とMac OS 9.1のCD-ROMが含まれる。ただし、Networks Assistant 4は含まれない。一方、AppleShare 4.x、5.xユーザ向けのVer.6.3.3へのアップグレードは「AppleShare IP 6.3.3 アップグレードキット」として提供される。価格は\61,950からで所有する製品によって異なり、AppleShare IP 6.3.3に加えMac OS 9.1、Network Assistant 4やマニュアルも提供される。

関連リンク:AppleShare IP 6.3.3アップグレードのご案内
カテゴリ:各種製品, サーバー製品


Mac OS X 10.1のJava VMにハッシュコード生成部分に問題、アップデートを開発者向けに配付開始

Appleの開発者向けサイトによると、「Mac OS X 10.1 Java Seed」が、ADC(Apple Developer Connection)の会員向けに公開された。Mac OS X 10.1に含まれているJava VMでのバグで、Javaそのもののバグではない。HotSpotにおけるjava.lang.String.intern()の利用方法に問題があり、System.identityHashCode()が正しい値を戻さないということになるとしている。Javaのシステムではさまざまなところにハッシュコードが利用されているため、実用上こうしたバグ修正はデベロッパーだけでなく早期にユーザに対しても対応することが望まれる。

関連リンク:Mac OS X Java Runtime Environment
カテゴリ:Java