Macintosh Developer Online (MDOnline)


2002年2月22日発行号 - 10.1.3のいろいろな話題



今日は記事が少ないですが、午後になってずっとNetInfoというか、Mac OS X Serverにはまっていました。別のマシンにある認証情報を使ってMac OS Xにログオンするというあたりを以前から紹介をしようかと思いながらなかなかうまく説明できるところまで動かせなかったですが、なんとかしようとしながらも、やっぱり薄暗くなるころには「あきらめムード」でした。しかし、なんとかログインができる/できないの理由が分かり、なんとか記事にできそうです。次の配信で記事にできるかと思います。Mac OS Xが10.1.3になったので、LDAP認証とかもありますので、少し、ネットワーク管理の方も調べないとというのが主な理由です。それで、Mac OS X Serverは10.1のときに一度フォーマットをし直していれなおしていますが、順次アップデートをしています。いろいろややこしくなったので、ルートのNetInfoドメインを消してから作業を始めたのですが、クライアントからはadminからはログインできるのですけど、新たに追加したユーザではログインができません。Server Adminでの範囲では違いは分からないので、NetInfoで見てみたら、けっこうあっちこっちに違いがあります。まあ、だけど、NetInfoをいじるのは無理があるので、ユーザ情報をXMLで書き出したら分かりました。Server Adminで追加したユーザってパスワードが設定されていないのと同じ状態でした。されていないというよりも、どこかうまくいかないのでしょう。書き出したファイルでプレーンテキストのパスワードを追加して、そして書き戻すと、ログインができるようになりました。これってバグでしょうか? 今は、ホームの設定がうまくいかないみたいな雰囲気のところをなんとかするところまで来ましたけど、いずれにしても進歩はあったので、なんとか記事にできるでしょう。うー、だけど疲れた〜。
(新居雅行 msyk@mdonline.jp


Mac OS X Serverも10.1.3へアップデート、SMTPリレーに新しい設定

Mac OS X ServerもVer.10.1.3へのアップデートしている。ソフトウエアアップデートにより、まず、Mac OS X 10.1.3のアップデータを適用して再起動すると、続いてMac OS X Server 10.1.3へのアップデータが利用できるようになる。いずれもソフトウエアアップデーを利用できる。サーバのアップデートは3.7MBのサイズである。改良点としては、メールサーバのSMTPリレー制限に関するあたらしいオプションと説明されているのであるが、設定方法や具体的な機能については不明である。また、ファイルサーバやApacheなどで高負荷時の動作が改善された。また、FTPやプリントのデーモンでのセキュリティの問題が解消されている。SMBではプリンタ共有やWINSに関する改良が行なわれている。システムクロックの正確さも向上した。なお、Server Adminアプリケーションも更新されているので、このアプリケーションを別のマシンにコピーして使っている場合には、10.1.3にアップデートしたマシンのServer Adminを改めてコピーしておこう。

関連リンク:Mac OS X Server 10.1.3 Update: Information and Download
カテゴリ:Mac OS X Server


KBase》ログイン時に自動起動する処理を一時的にさせない方法

Mac OS X 10.1.3では、起動時に指定したアプリケーションを起動したり書類を開く設定を無視するという機能が加わった。システム環境設定にある「ログイン」にある「ログイン項目」で指定したものを起動する処理を行わないようにする。文書ではそのやり方は次のように書かれている。起動後、しばらくすると、濃い青の背景にMac OS Xの表示が出て、起動処理の経過を示すバーが表示されるが、そこで、すぐにShiftキーを押し続ける(それより前にShiftキーを押さないようにする)。もし、ログインパネルを出す状態になっているのなら、Shiftキーをいったん離して、アカウントやパスワードを指定する。その場合でも、ログイン処理直後にまたShiftキーを押し続ける必要がある。そうすれば、ログイン項目の自動起動は行われない。
だが、実際には微妙に違うようだ。もし、ログインパネルを表示するようにしているのであれば、ログインパネルでログインをしてからShiftキーを押してもかまわない。だから、起動後にログアウトしてからログインするときでも、とにかく、ログイン後にすぐにShiftキーを押せば良い。一方、自動ログインの場合には、起動時にMac OS Xのロゴが出たときにすぐにShiftキーを押しはじめるというのが確実な方法なのであろう。

関連リンク:Mac OS X: How to Prevent Login Items From Opening Automatically
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), Mac OS X


Mac OS X 10.1.3でMOへの書き込みができなくなる不具合

ヤノ電器のカスタマーサポートのページで、Mac OS X 10.1.3において、MOドライブの利用に問題が発生することが掲載された。MOディスクのマウントはできるが、書き込み不可の状態になってしまうということである。Mac OS X 10.1.3にアップデートすると元には戻せないので、アップデートを控える方が良いとしている。Mac OS Xのデバイスドライバの不備のために、こうしたことが発生すると解説されている。

関連リンク:Mac OS X 10.1.3でのMOドライブ動作不具合について
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), 周辺機器, Mac OS X


KBase》Mac OS X 10.1.3にアップデートするとディスプレイ設定が変更される

Mac OS X 10.1.3にアップデートすると、ディスプレイ関連の設定が変化する。解像度やリフレッシュレート、ミラーリングの設定などが変わってしまうが、それは問題となることではない。元の設定に戻せばいい。

関連リンク:Mac OS X 10.1.3 Update: Changes to Display Settings
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), 周辺機器, Mac OS X


REALbasic 4の日本語版がリファレンスも日本語となり正式リリースへ

アスキーは、REALbasic 4.0.2日本語版の正式版をリリースした。これまではオンラインリファレンスを日本語化していない暫定版として公開されたが、オンラインリファレンスも日本語化されて、「正式版」とした。ダウンロードして入手することができる。

関連リンク:REALbasic日本語版
カテゴリ:REALbasic