Macintosh Developer Online (MDOnline)


2002年3月11日発行号 - iWeek今年も開催



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まずは、プレゼント品当選者の方々です。本日、すでに郵送していますので、早ければ明日に到着するかと思います。駄目だった方は、上記でどうぞお買い物してください〜

UNIX本当選者:大箭良、木皿直規、m.y.、金田 健

さて、MDOnlineの購読料の返金作業をそろそろスタートさせますが、手順的には、まず、返金のある方に、金額のお知らせと、住所を登録していない方の場合には住所の問い合わせをメールで行います。それで、まずはそのメールをお待ち下さい。サイトのデータをダウンロードしているので、今、サイトの住所を変更しても、私のリストに反映させません。ご了承下さい。住所の変更などは、メールを受け取ってから、その指示に従ってお願いします。なお、返金のない方々には、メール自体も届きません。メールを出したら、その旨お知らせします。2,3日うちを予定しています。
なお、ローカスに対して購入いただいた方々、そして倉橋さんのところで購入いただいた方々に返金を行います。3月末からの残り月に応じて支払いますが、倉橋さんからの分一律は400円/月で計算させてください。ローカスに対して購入された方々については500円にしようかと思ったのですが、最近買った方はあんまりですので、残り月が1〜4か月分は500円/月、5〜8か月分は600円、それ以上は700円で行こうかと思います。今、テキストを書きながらの思いつきなので、後で計算をしてみて、あまりに資金が不足するようならちょっとレートは変えます(すみません)。たとえば、12か月残りがあるとすると、7200円の返金になります。ヘリオグラフさんよりの購読者は費用をヘリオグラフさんで負担していただいているので、そちらに返金します。MOSAさんについても購読者の方が直接こちらに支払っているわけではありませんので、返金対象にはなりません。
支払いは、定額小為替を郵送する形式にさせていただきます。もし、異なる方法がいいと言う方がいらっしゃったら、可能な限り対処します。郵便振替でもかまいませんが、銀行振込はあまり数が多くなると送金費用がけっこうかかるので、すみませんが、なるべく定額小為替でお願いします。郵送は3月末〜4月にかけてになると思います。

それで、「ほんとにお金があるのか?」と心配される方々も多いかと思いますが、いちおう、退社時に廃刊費用を会社に出費してもらうことを了承してもらって、雇用関係とは別に契約を結び、そのための資金をもらっています。すでに費用は支払われていて私の口座にあるので、その点はご心配なさらなくても大丈夫です。よろしくお願いします。
(新居雅行 msyk@mdonline.jp


【MacWIRE配信予定】iWeekは今年もゴールデンウィーク中に開催

ゴールデンウィークに開催される大阪でのマックのイベントとして定着した「iWeek」は今年も「iWeek Special 2002」として開催されることになった。2002年4月28日(日)と29日(月)に、大阪ビジネスパークで開催される。ベンダー各社やユーザグループによる展示を中心にし、ステージやセミナーなども予定されている。入場は無料だが、28日に開催されるスペシャルパーティは有料となっている。例年行われいるオールドMacintoshの展示や、実際にMacintoshを利用できるコーナー、映像制作関連のプロシューマ向けのステージ、著名人によるトークやライブなども企画されており、盛り沢山な内容となっている。2日間で1万人の動員を目指す。

関連リンク:iWeek Special 2002
カテゴリ:イベント


Around the System and Development》データと文字コード(3)JISコード

文字コードとして英語の文字を扱うことから始まったいろいろな事情で、8ビットは動かしがたい区切りとなった。もちろん、そこから日本語なんとか扱いたいと言うニーズが出て来るのだが、日本語はABCで記述するわけではないから、新たな拡張が必要になるのは当然になる。当初は7ビットでアルファベットや数字を表現するASCIIコードがあったのだが、そのコードとアルファベットは共通にするために、文字コードは8ビットであるとし、1ビット増やして2倍になった領域に、カナ文字をあてはめた。それが、JIS X 0201という規格である。アルファベットや数字は、ASCIIコードとほぼ同じであるというのが特徴で、英語の文章だとどちらのコード体系かは分からない。つまり、“ABC”という文字は、ASCIIもJIS X 0201も、41H 42H 43Hというデータである。JIS X 0201では80H以降も文字コードに割り当てられているのだが、実際には7ビット分がコントロールコードと共通になってしまう領域を避けて、A1H以降にカタカナや句読点などの日本語特有の記号が割り当てられている。
コンピュータの中では、7ビットであっても8ビットであっても、いずれにしても1バイトの領域を使わないといけないので、効率的にも基本的には変わらない。ただ、「7ビットコードしか扱わない」という大前提でプログラムが作られていれば、8つ目のビット、通常は最上位の桁になるのだが、その桁は0しかあり得ないという前提が適用される。そして、折に触れていちいちビットを0にするという処理を組み込むことになる。その場合、カタカナは最上位のビットが必ず1なので、カタカナがアルファベットや数字に変化してしまうというわけである。初期のアプリケーションソフトの「日本語化」ではこうした部分を排除することから始まったと言っていいくらいだった。なお、JIS X 0201の段階で、ASCIIコードのバックスラッシュと同じコードが、¥記号として定義されている。また、濁音や半濁音のある文字は定義されていないので、「パ」は「ハ」と半濁音を2つ並べないといけないのである。こうした初期の制約は今現在もどこかに残っていて、タマにぶちあたることもある。

そうして今度は漢字を利用するという方向に動くわけだが、たとえば、5000文字くらいの漢字なら、13ビットで足りると言えば足りる。だけど、コンピュータや通信が、8ビットや7ビットの世界で回りはじめていただけに、そのコードを2つ並べることで、なんとかたくさんの種類がある漢字を表現するという方向に向かう。つまり、「2バイトコード」である。そして、すでにASCIIコードで00H〜20H、7FHの34文字はコントロールコードとして利用されていたことから、残りの確実に文字として割り当てられている21H〜7EHの94文字の組み合わせで特定の漢字を表現しようとした。結果的に94×94=8836文字の漢字の表現ができるというわけだ。これをJIS X 0208という規格になっており、いわゆる「JISコード」と呼ばれるもので、現在も使われている。結果的には8バイトコードだが、7ビット×2である点も重要なのである。なお、7ビットコードの前後をそれぞれ「区」「点」と呼び、区番号、点番号を1〜94の範囲で割り当てておく、そして、その句点番号で漢字を指定するという方法も、JIS X 0201で取り入れられている。
JIS X 0201は、1978年に制定されているが、1983年に改訂が行われた。それまでのものを「旧JIS」、1983年のものを「新JIS」と呼ばれることもある。改訂により、文字の追加や置き換えなどが行われたが、一部の文字が同じコードにもかかわらず、旧字体から新字体に変更してしまったという点がのちのちの評判を悪くすることになる。つまり同じコードなのに「違う文字」であるということになってしまう。1983年の改訂でほぼJISコードというもののは固まった。その後に、1990、1997年に改訂はされているが、それほど大きな変更はない。Macintoshでは漢字Talkで新JISを採用しており、漢字Talk 7では1990年の規格に準じているが、PC-9800シリーズではかなり長い間旧JISで通していたこともあって、議論の的になっていた。
さて、「安」という文字は、JISコードでは、30Hと42Hを組み合わせたものだ。もちろん、3042Hでもかまわない。だが、30Hと42Hといったデータがある場合、もちろんJISコードと分かっていれば「安」だが、ASCIIコードとして解釈すると「0B」(ゼロとビー)であるとも解釈できる。結果的に、英語と日本語は混在して使われることも多くあるわけで、JIS X 0201とJIS X 0208は混在して使われることになる。そうなると、どちらの体系なのかを区別を付ける方法が必要になるが、そのため、どちらのコード体系で解釈するのかということを切り替える情報を組み込む必要がある。そこで利用されるのが「エスケープシーケンス」という一連のデータだ。これについても細かくは複雑になっているのだが、JISコード時代は、JIS X 0201と0208の切りかえが行えばよかったので、そのためのエスケープシーケンスが代表的なところだろう。ここでエスケープというのは、1BHのコードの文字である。もちろん、制御文字だ。制御文字には名称が付けられており「ESC」とかかれる。(ちなみに、10Hの行送りは「LF」、13Hの改行は「CR」という名前が付けられている。)そして、ESCに続いていくつかのコードが並ぶので、シーケンスなのである。コードで言えば、1BH 24H 40H、文字で言えば「ESC $@」が旧JIS、1BH 24H 42H(ESC $B)が新JISコードに切り替えるエスケープシーケンスである。また、1BH 28H 4AH(ESC (J)がJIS X 0201つまりASCIIコードに切り替えるものとして使われる。さらに、1BH 28H 42H(Esc (B)もASCIIコードへの切り替えに使われる。
結果的に、「Macが好き」というのをコードに表すと、日本語文字のJISコードとしてはそれぞれ、が=242CH、好=3925H、き=242DHとコードが割り当てられているので、

4DH 61H 63H 1BH 24H 42H 24H 2CH 39H 25H 24H 2DH 1BH 28H 4AH

となる。なお、最後にエスケープシーケンスを入れるかどうかは微妙であるが、ここでは記述しておいた。
ただ、ここで、旧JISと新JISで、エスケープシーケンスが異なる。また、JISコードから英語に戻すエスケープシーケンスが2種類ある。Jeditのように、後者のエスケープシーケンスを環境設定で選択するようになっているエディタもある。

JIS X 0208では、6000余りの日本語に使われる文字が、文字のセットとして込められている。ここでは、使用頻度に応じて「第一水準」「第二水準」という区分けがされていた。初期のパソコンでは、よく使われる第一水準しか組み込まれていないことが一般的であったが、Macintoshも、第二水準が搭載されたのは、漢字Talk6くらいだったかと思うが、少し記憶が定かではない。ただ、漢字Talk 2.0の時代あたりは、PC-9800シリーズでは第二水準が一般化していたのに対して、アンチマック派の格好の攻撃材料になっていた。
いずれにしても、日本語の文字は何万あるいはそれ以上もあるし、記号の利用の需要も高いため、一度規格が決まったところで、必ず「必要な文字がない」という批判は必ず出るだろう。そして、JIS X 0208では、すべてのコードに文字が割り当てられていなかったこともあって、NECはPC-9800シリーズに漢字機能を組み込むにあたって、独自に文字を追加した。たとえば、JIS X 0208では丸数字やローマ数字の文字が含まれていなかったのである。そこで使っていないコードに丸数字などを当てはめた。一方で、Macintoshは、漢字Talk 7.1のリリースにおいて、日本規格協会のにあった文字フォント開発普及センターが制定した文字拡張を行った。そして同じ漢字コード体系なのに、同一文字に異なるコードが割り当てられるという結果になってしまったのである。その結果、いまだに電子メールを受信すると、丸数字の部分はMac OSでは関係ない文字になって見えてしまう。そうした混乱にさらに拍車をかけたのが、日本語PostScriptが、PC-9800シリーズの文字セットを利用したことである。結果的にMac OSでは、PostScriptフォントである細明朝と中ゴシックは、PC-9800シリーズの記号、その他のフォントは文字フォント開発普及センターの記号となってしまった。
いずれにしても、文字拡張はいろいろな方向性が見られた。1990年にはJIS X 0212という追加の文字セットが制定されたが、人名文字に弱いことや、文字セットの切り替えの問題もあり、結果的にあまり使われなかったし、OSとして搭載された例はないようだ。これは「JIS補助漢字」とも呼ばれている。一方で、第三水準、第四水準と呼ばれた漢字拡張が行われ、2000年にJIS X 0213として制定されたものの、すでに世界はUnicodeに向かって動きだしていたのである。

∽∽∽∽∽∽∽この項、以上∽∽∽∽∽∽∽[新居雅行]∽∽∽∽∽∽∽

カテゴリ:テキスト/フォント, Around the System and Development


KBase》Mac OS XのDVDプレイヤがグラファイトのアピアランスでも動作

Mac OS XのDVDプレイヤが、さっそくVer.3.1.1にアップデートされ、アピアランスがグラファイトの場合でも問題なく利用できるようになった。ソフトウエアアップデートで更新されるが、サイズは5.4MBある。

関連リンク:Apple DVD Player 3.1.1 for Mac OS X: Information and Download
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), メディアプレイヤ


KBase》Mac OS 9向けのNIVIDIAカードのドライバがアップデート

Power Mac G4で使われているNVIDIAグラフィックスカードのドライバがアップデートされた。Mac OS 9.2.2向けのドライバである。RTMacといっしょにつかったときの互換性が向上し、その他の性能面でも改良がされているとしている。なお、REALbasicのVer.3.5以降で利用できる3D機能についても場合によってはクラッシュしてしまうことがあったが、このアップデータによって改善されることがREAL Softwareより示されている。

関連リンク:NVIDIA Driver Update 2.6: Information and Download
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), 周辺機器