サイズが大きくなってもいいので、音質のいいAIFFサウンドを使って再生したいとか、Javaのアプレットは使いたくないと考えるかもしれません。GoldWaveでAIFFファイルを作成するには、ファイルの保存のときにファイルの種類として「Apple (*.aif)」を選択して、拡張子が.aifのファイルとして保存しておきます。拡張子としては、.aiffでもかまいません。
ここで、いくつかの手法で、サウンドファイルをプラグインで再生するときの、ページ上での表示結果を比較してみます。インターネットエクスプローラ、Netscape Navigatorのいずれも、WindowsとMac OSでの実行結果を見てみます。利用したタグと、その表示結果を見てください。
プラグインを利用するためのタグ
タイプ1 |
<embed src="voice1.au" border="0" width="144" height="60"> |
タイプ2 |
<embed src="voice1.au" border="0" CONTROLS="SMALLCONSOLE" width="144" height="30" > |
タイプ3 |
<embed src="voice1.au" border="0" CONTROLS="PLAYBUTTON" width="37" height="22"> |
各ブラウザでの表示結果
上段はインターネットエクスプローラ、下段はNetscape Navigator
左はWindows版、右はMac OS版
まず、タイプ1は、NetscapeのプラグインであるLiveAudioのコントロールが正しく表示されるサイズにしたものです。つまり、LiveAudioのコントールに合うwidthとheightを設定したわけです。すると、Ineternet ExplorerのActiveMovieでは上に余分な空白ができてしまうということになります。
次にタイプ2では、LiveAudioの小型のコントロールを表示しています。表にあるように、タグの中に「CONTROLS="SMALLCONSOLE"」という記述を含めます。幅は144ですが、高さは本来なら15でかまいません。しかしながら、高さを15にすると、インターネットエクスプローラでのActiveMovieの表示で欠けが生じるために、高さを余分に取りました。すると、LiveAudioコントロールに余計な空白が入ることになります。
LiveAudioでは「CONTROLS="PLAYBUTTON"」という記述を含めると、タイプ3のように、プレイボタンだけのコントロールが作成できます。ただし、なぜかWindows版Navigatorでは、クリックするまでボタンが見えないということになってしまいます。ActiveMovieはもちろん表示範囲が狭いために欠けができてしまいますが、再生はできなくはないというところです。
どれがいいかは一概に言えないかもしれませんが、最大公約数を取るとすれば、タイプ2の形式ではないかと思います。
FrontPage Expressで、「CONTROLS="SMALLCONSOLE"」という記述を含めたいときは、HTMLテキストを表示してそこで書き加えるというのが1つの手です。あるいは、プラグインのプロパティダイアログボックスで「拡張」ボタンをクリックして、さらに「追加」ボタンを押して、名前として「CONTROLS」、値として「SMALLCONSOLE」を指定することでも追加できます。なお、srcは「データソース」、widthやheightは「幅」と「高さ」、borderは「外枠の太さ」で指定した値に対応しています。こうしたタグを構成するのに、FrontPage Expressはダイアログボックスで指定した値をもとにしているというわけです。