第1回 - 2010/9/27
Excelの基本操作の復習
学習の目的
パソコンはインターネットを使うための道具?
- それもいいのだが、もっと発展させて、勉強や研究のための強力なツールとして使えるようになってもらいたい
コンピュータは何でもできる万能の機械か?
- ノー。的確な指示を、適切な方法で与えない限りは、思ったとおりには動かない。思ったとおりにならない場合、機械が未熟なせいもあるが、むしろ利用者が未熟なことが多い
コンピュータは誰が使っても同じ?
- ノー。コンピュータは使う人によって差の出る機械。自動車の運転で言えば、ちょっとした山道もすいすい運転できるくらいの能力を身につけよう
つまり、
- 自分に与えられた問題を解決するために
- より速く、あるいはより高度に処理を進める可能性を秘めた
- コンピュータの能力をより高く引き出す
ということを目標にする。
授業についての確認事項
- パソコンを利用するアカウントがありますか?
- 連絡可能なメールアドレスはありますか?(慶応大学のものでなくてもかまいません)
- 講義のサイトのURLはきちんと記録しておいてください。
- NetBoxに自分のファイルボックスを作ります(方法は講義で説明します)
- 担当講師へのメールアドレスは講義中に伝達します。サイトには記載しません。
- 出席の取り方
講義の進め方についての注意点
特に教科書は定めません。参考書などを選ぶのも「自分の力量」と思って、必要なら書籍を購入しましょう。
何も配布しません(おそらく)。プリントの配布も行いません。必要なものはWebで提示しますので、紙が必要と思う人は、自分で印刷をしてください。また、お気に入りやブックマークに、講義のトップページを入れておくことは当然のことでしょう。
板書(ホワイトボードに書くこと)はあまりしません。書き写すタイプの講義を否定するものではありませんが、この講義は、実習が原則です。コンピュータを触りながらメモを取るというスタイルが基本と考えます。
また、このWebページのレジュメには、答えや解答などの非常に重要なところを、あえて書いていません。講義では、デモをしながら、口頭で言うかと思います。コツは、レジュメを追いながら、「ここがポイント」と思うところを、メモすることです。レジュメにメモをしてもいいですが、別途ノートがあってもいいでしょう。やり方は自分で工夫してください。あまり、そういうスタイルの講義には慣れていないかもしれませんが、うまく適応してください。
質問は歓迎です。講義の時間中、ずっと集中力が途切れないで聞くなんて無理でしょうし、聞き逃すこともあるかと思います。講義の半分は実習をしてもらいますが、その間に聞くのもいいですし、講義の前後、あるいはメールで聞いてくれてもかまいません。
自分で調べることも推奨します。もちろん、なんでも覚えておけるというのはすばらしい能力ですが、限界があります。だいたい、記憶力が実用的なのは、みなさんでもあと、10数年程度でしょう。それよりも、効率的に理解し、必要なら調べるということを身に着けましょう。ソフトウエアの場合、ヘルプで調べる、マニュアルを見る、開発もとのサイトを見る、インターネットで検索するなど、いろんな手段が使えますね。
講義のレジュメは、前日の夜までには公開しますので、極力、予習をしてください。講義の前に、ざっと目を通すだけでもしないよりはるかに効果的でしょう。
基本的には毎回実習を行いますが、提出義務はなく、その評価も自分でするのを原則とします。しかしながら、もし、疑問点やできばえのチェックが必要なら、メールで送ってもらえれば、可能な限り返事をしつつ、チェックを入れます。
試験は行いません。レポート提出で点数をつけます。出席は取ります。
Excelの復習
次のようなことが理解できているかを、よく検討してください。あるいは実際にやってみてもいいでしょう。
- Excelを起動することができる
- 起動直後の画面を見て、ワークシート、セルがどれのことかわかっている
- 特定のセルを選択することができる
- 特定のセル範囲を選択することができる
- あるセルに、文字列を入力することができる
- 入力したセルの文字列を別のものに書き換えることができる
- 入力したセルの文字列の一部分だけを書き換えることができる
- 数値を入力できる
- 文字列と同じように違う数値にしたり、数字の一部を書き換えることができる
- あるセルの中身を、別のセルに移動させることができる
- あるセルの中身を、別のセルにコピーすることができる
- セル範囲をまとめて別の場所に移動することができる
- セル範囲をまとめて別の場所にコピーすることができる
- セルのコピーや移動を、ドラッグ&ドロップ、および切り貼りで行うことができる
- 列の幅を変更することができる
- 行の高さを変更することができる
- 列の幅や行の高さを、実際に入力されているデータに合わせてちょうどよくすることができる
- セルに表示されている文字を大きくできる、あるいは小さくできる
- セルに表示されている文字の色を変更することができる
- セルの背景色を変更することができる
- 罫線をまがりなりにも引くことができる
- ワークシートが複数あることを理解している。最初に3つのワークシートがあることも知っている。それらの切り替えができる。
- Excelで作成した結果を、文書ファイルに保存できる。ファイル名をつけることができる
- 保存したファイルがどこにあるかを、エクスプローラなどのウインドウで確認できる
- 保存したファイルの拡張子はなんでしょうか? そもそも拡張子って知っているか
- Excelを終了することができる
- 終了しようとすると何か表示されることがある。何のことかわかるか?
- 保存した文書ファイルを再度開くことができる。少なくとも2通りは知っていてほしいのだが
- …きりがないのでこの辺で
ここまでのところで「大変だ!」と思った人は、Excelについての基本を勉強しておいてください。
今日は特に課題は出しません。