第6回 - 2010/11/8
おそらく、グラフについてはそれほど難しくはないと思うので、ポイントを示しておきます。
ワークシートにただデータを入力すればいいというわけではありません。縦方向、横方向にそれぞれ何を並べるかということや、連続して入力するなどのポイントを忘れてはいけません。
グラフウィザードは、ツールバーのボタンにあります。あとは対話的に行えばOKですが、「系列」についての理解は必要です。あとは見えるとおりです。
細かい修正は不可能ではありませんが、大きな修正は再度グラフウィザードを呼び出します。グラフを選択して、ツールバーのボタンをクリックするだけです。
軸だけを変更したい場合は、軸をクリックして選択する必要があります。うまくクリックしますが、場合によってはツールバーの機能を使って選択をすればいいでしょう。また、たいがいの変更は右ボタンでパーツをクリックして、「○○の書式設定」を選んでダイアログボックスを使えばできます。
ある一定の範囲内にあるデータの個数を求めた表やグラフをヒストグラムといいます。
たとえば、20人の身長のデータが以下のようにあるとします。コピー&ペーストして、ワークシートに持ち込みます。
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さて、ヒストグラムを作りたいわけですが、1つの方法はCOUNTIF関数を使うことです。
一発で求めることはできなくはありませんが、ここで工夫が必要です。COUNTIF関数を単純に使うわけではありません。ここで、相対参照や絶対参照のことをしっていなければなりません。実際にやってみます。
また、実際にグラフまで作成します。
別の方法としては、FREQUENCY関数を使うことです。実際にやってみますが、範囲の指定方法や「配列」として式を入力するなど、ちょっと難しいです。また、値を求める規則についても、注意が必要です。
配列については以下にまとめておきますが、文字で説明するより実際にやってみないと分かりにくい機能です。
データ分析ツールを使います。「データ」タブの「分析」にボタンがあります。
実際の作業は次のように行います。
分析ツールを使うためには、以下の準備が必要です。
前々回(第3回)の課題でダウンロードしたデータをもとにして、以下の練習問題をやってみてください。その前に必要なデータ処理があれば、やっておくこと。
ヒント:データ処理した結果を、別のワークシートにコピーして、グラフを作成しやすいような表形式のデータに整えるとやりやすいかもしれません。
できれば、グラフの色やマーキングなどのみやすさについても、徹底的に検討して、いいグラフにしてみてください。
日ごとの売上合計を折れ線グラフにすること。
担当者ごとの総売上金額を円グラフで示すこと。
担当者ごとの売上金額の棒グラフを作成すること。ただし、その中での顧客ごとの売上もグラフ化したいので、積み重ね棒グラフにすること。棒全体の高さが、担当者ごとの売上になるグラフをまず1つ作る。そして、棒全体の高さが特定顧客に対する売上高になるグラフも作成すること。
一件一件の売上金額のデータをもとに、ヒストグラムを作成せよ。つまり、いくらからいくらまでの売上が何件という一覧表を作り、それをもとにグラフ化する。
もちろん、自分で式を書く方法と、分析ツールを使った方法の両方を行うこと。