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文学部 応用情報処理Ⅴ(2015)
担当:新居雅行(msyk@msyk.net)
このホームページは、「応用情報処理Ⅴ」(文学部・三田・金曜3限・322教室)の履修者向けに、授業で行ったことの記録やあるいは課題などの連絡確認のために設けたものです。必要に応じて、随時、内容のチェックを行ってください。
連絡事項
- 応用情報処理Ⅴは、プログラミングに関する講義です。Java言語を使ったプログラミングについて、基本から講義を行います。
-
プログラミングに関する前提知識は基本的にはなくてもかまいません。しかしながら、パソコンの基本的な利用やアプリケーションの利用は、それなりにスムーズにできるようになっておかないと、肝心なところに気が回らないでしょう。普段から使っている人は問題はないとは思いますが、パソコンにとにかく慣れておくというのが原則です。
- 計算機室でパソコンを利用できるアカウントがなければ、授業は受けられません。
- 自宅にパソコンがあるような方は、積極的に自習を行ってください。
- 授業は演習を主体にします。講義の後、課題を行うというのが基本としますが、内容によっては一定しません。一定の期間の後、いくつか課題を提出してもらいます。試験は行いません。
- 疑問点は質問などを行って必ず授業中に解決してください。質問はいっこうにかまいません。むしろ、わからないのに黙っているというようなことは避けるように。
- 講義に関する連絡は、このページに記載しますので、授業の前後など、随時チェックをしてください。
講師宛メールについて
- 前述のメールアドレスでも連絡は可能ですが、より確実なメールアドレスは別途、講義内でのみ連絡します。
- メールで質問などをしてもらってももちろんかまいません。気軽にメールをください。
- 緊急を要する連絡については、メールでは必ずしもご期待に添えるとは限りません。
- メールを送る場合、必ず名乗ってください。つまり、慶応大学で応用情報処理Vを履修しているだれそれ・・・ということを必ず最初に書いてください。
2004年までは書籍として販売されているテキスト、2014年までは書籍の内容を講義向けにアレンジしたサイトを使っていただきましたが、2015年より電子版のテキストを利用します。書籍としてまとめ直して、きちんと校正も行ってあります。サイト上では「販売」していることになっていますが、履修者の皆さんへは無償で提供します。以下の手順に従って、アカウントを取得してください。つまり、履修される方へはテキストを配布しますので、テキストは購入する必要はありません。配布方法は、1回目の講義の時に説明します。2回目以降より参加の方は、TAのサポートを受けてください。
教科書は、「Javaで始めるプログラミング」という名前にしましたが、講義の中では「JavaBook」と略称することにしましょう。JavaBookと言えば、教科書と思ってください。
- https://server.msyk.net/にブラウザで接続します。
- 「新規登録」ボタンを押します。
- 名前とメールアドレスが表示されるページが出てきます。名前は履修名簿と突き合わせるので、正しい名前を入力します。メールアドレスはメールが届けばなんでも構いません。
- 確認メールが入力したメールアドレスに届きます。その確認メールの中のリンクをクリックします。登録されたアカウントがメールで届きます。ログインできるかどうかを確認します。
履修者の皆さんはテキストは購入しなくても結構です。
- 皆さんに送られるメールは講師の新居にも届きます。それを見て、履修者であることが確認できれば、アクセス権を与えます。
- アクセス権の設定をすれば、メールをします。ログインをすると、購入コンテンツに『Javaで始めるプログラミング』が含まれているはずですので、ダウンロードして利用してください。
本年のレポート課題および締め切りは、上記のリンク先のページの通りとします。なお、締め切りは、成績の学校への報告時期に応じて延長があるかもれません。確定すれば掲載します。
レポート提出確認:11209341, 11212373, 11417416, 11208817, 11411553, 11407148, 11408196, 11408612, 11305183, 11409175, 11404341, 11404248, 11413396, 11400397, 11405123, 11409316, 11415523, 71349380
ファイルのやり取り
- こちらのページを使ってファイルのやり取りを行います。
- このページの利用方法は最初の講義のときに説明します。(最初の講義に出られなかった人は、TAのサポートを受けてください)
- 毎回、演習問題があります。この演習問題の提出については必須ではありませんが、できあがったものを講師宛に提出することを推奨します。そのときに分からないことなどがあれば、結果を見ながら指導できます。
出席の取り方
- 授業は一応出席を取ります。
- 授業時間中に1回だけ、以下のフォームに名前と学籍番号を入力し、「送信」ボタンをクリックしてください。
- 出席を取るのを忘れた人は、好きな時間に以下のフォームに入力してくれてかまいませんが、何月何日何時頃に、何月何日の出席分の入力をしたということを、講師宛にメールを出してください。
講義内容
|
講義日 |
講義テーマ |
講義内容 |
1 |
2015/9/25 |
講義の準備とプログラミングとは何か |
JavaBook:Chapter 1 プログラミングに必要な知識 |
2 |
2015/10/2 |
Eclipseの使い方 |
JavaBook:Chapter 2 Javaプログラミングを始めよう(一部) JavaBook:Chapter 3 初めて作るJavaアプリケーション |
3 |
2015/10/9 |
変数と式 |
JavaBook:Chapter 4 文法の基礎〜変数と式 |
4 |
2015/10/16 |
文字列の取扱い |
JavaBook:Chapter 5 文字列を扱う |
5 |
2015/10/23 |
制御構造 |
JavaBook:Chapter 6 条件判断と繰り返し |
6 |
2015/10/30 |
変数の活用 |
JavaBook:Chapter 7 変数は知っている |
* |
2015/11/6 |
(講義はありません) |
(休講) |
7 |
2015/11/13 |
呼び出しと返り値 |
JavaBook: Chapter 8 別のところにあるプログラムを利用する(補講) |
* |
2015/11/20 |
三田祭 |
(講義なし) |
8 |
2015/11/27 |
Catch-Up Day |
復習や練習問題のやり残しを行うために1日確保します。 |
9 |
2015/12/4 |
クラスとプログラム全体の構造 |
JavaBook:Chapter 9 クラスとプログラム全体の構造(1) |
10 |
2015/12/11 |
(前回の続き) |
JavaBook:Chapter 10 クラスとプログラム全体の構造(2) |
11 |
2015/12/18 |
ユーザインタフェースの作成 |
JavaBook:Chapter 11 ソフトウエアの部品を使う |
12 |
2015/12/25 |
ボタンに反応させる |
JavaBook:Chapter 12 ボタンをユーザーの動作に反応させる |
* |
2016/1/1 |
冬期休暇 |
(講義なし) |
13 |
2016/1/8 |
電卓を作ってみる |
JavaBook:Chapter 13 電卓を作ってみる |
14 |
2016/1/15 |
情報処理試験でのJava |
プレゼン資料
シラバス
過去問題
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講義にあたっての注意点
- 何も配布しません(おそらく)。プリントの配布も行いません。必要なものはWebで提示しますので、紙が必要と思う人は、自分で印刷をしてください。また、お気に入りやブックマークに、講義のトップページを入れておくことは当然のことでしょう。
- 質問は歓迎です。講義の時間中、ずっと集中力が途切れないで聞くなんて無理でしょうし、聞き逃すこともあるかと思います。講義の半分は実習をしてもらいますが、その間に聞くのもいいですし、講義の前後、あるいはメールで聞いてくれてもかまいません。
- 自分で調べることも推奨します。もちろん、なんでも覚えておけるというのはすばらしい能力ですが、限界があります。だいたい、記憶力が実用的なのは、みなさんでもあと、10数年程度でしょう。それよりも、効率的に理解し、必要なら調べるということを身に着けましょう。ソフトウエアの場合、ヘルプで調べる、マニュアルを見る、開発もとのサイトを見る、インターネットで検索するなど、いろんな手段が使えますね。
- テキストはすべて公開されています。講義の前に、ざっと目を通すだけでもしないよりはるかに効果的でしょう。
- 試験は行いません。レポート提出で点数をつけます。出席は取ります。
実際の講義の進行について
- 2012年までは、自習→解説→演習という流れを基本としていましたが、2014年より方針を変えました。
-
講義では、テキストの流れに沿って、まず、講師の方でデモンストレーションをしながら、内容の解説を行います。これに、半分以上の時間が取られると思います。その間は、もちろん、ただ見ているだけでもいいですが、いっしょに自分の手元で作業をすることを想定して話をします。取り越されそうになったり、つまずいても、後から追いつく、あるいはTAに助けてもらうなど、臨機応変に対処してください。
- 講義の後半は演習問題を行うものとします。なお、もし、時間内に終わらない場合はできれば、次の講義までにがんばって時間を作って終わらせておいて下さい。
-
演習時間の半分については、演習問題の内容に応じて、演習の方法を変える予定です。バリエーションとしては、(1)各自で演習を行う、(2)可能な限り複数人でとりかかる、(3)ペアプログラミング(1台のPCを2人で囲んで行う)、のいずれかとします。最初の頃は(1)で行いますが、内容が難しくなるにつれて、(2)(3)の手法で演習を行うようにします。どの方法で行うのかは、当日に指示を出します。なお、(1)の場合でも、演習中は他の人に迷惑にならない範囲で、話をしながら、あるいは周囲に尋ねるなどしながら、作業を進めてもかまいません。
- 基本的には毎回実習を行いますが、提出義務はなく、その評価も自分でするのを原則とします。もし、何らかの疑問があれば、講師までメールで連絡をいただければ対処します。
受講についての確認事項(初回の講義で説明)
- パソコンを利用するアカウントがありますか?
- 連絡可能なメールアドレスはありますか?(慶応大学のものでなくてもかまいません)
- 講義のサイトのURLはきちんと記録しておいてください。(メモ、ブックマーク等)
- NetBoxに自分のファイルボックスを作ります(方法は最初の講義で説明します)
- 担当講師への正しいメールアドレスは講義中に伝達します。サイトには記載しません。
- 出席の取り方について
- テキストは入手できましたか? あるいは、入手できる段取りを講義で説明するので、行いましたか?
講義に入るための前提知識(初回の講義で説明)
- パソコンの電源の入れ方、切り方がわかる
- ログイン、ログアウトができる
- メモ帳でファイルを作成することができる。
- 作成したファイルがどこにあるかわかる。
- ファイルをコピー、移動、削除することができる。
- メモ帳で、HTMLファイルを作成することができる。
- 作成したHTMLファイルをWebブラウザで開くことができる。
- フォルダを作成することができる。フォルダの意味が分かっている。
参考文献
Javaの書籍は昔からたくさんあるが、言語使用などは徐々に変わっているため、比較的新しい書籍を選択する方がいいだろう。以下は入門書で評価が高い物を集めてみた。ほかにも、いろいろなテーマでJavaの書籍はある。特に最近はAndroidの開発言語としても注目されている。JavaとJavaScriptはある意味でぜんぜん違うので、書籍を買うときには混同しないように。
書籍名 | 著者・出版社・定価 |
やさしいJava第5版 |
高橋麻奈, ソフトバンクパブリッシング, 2730円 |
わかりやすいJava入門編 |
川場 隆, 秀和システム, 2940円 |
Java言語プログラミングレッスン 第3版(上)(下) |
結城浩, ソフトバンククリエイティブ, 各2520円 |
関連リンク