#1/パソコンについて
基礎情報処理
- 講義の目標
- パソコンを文房具のように使いこなす
- インターネットから自由に情報収集できる
- 心掛けてほしいこと
- 操作方法、つまりどうすればいいかを覚えておくことは大切なこと
- できれば併せて原理も理解してほしい
- 原理から何をすれば良いかを導きだせるように
パソコン(コンピュータ)の歴史
- 大昔は研修室や一部の人たちが使っていた特殊な機械
- 巨大、あまりに高価、簡単に使えない
- 組み立てが必要
- 70年代末から80年代にかけて、オフィス業務に浸透
- 筆記、転記を中心とした事務作業を大きく変えた
- 特別な機械というより、文房具的ツールに発展
- 個人の生産性向上から、チームや組織の生産性へ
- 90年前後を境にマルチメディア
- 昔からゲーム機はあったが、コンピュータとはやや異なる市場だった
- CD-ROMの普及により、エンタテインメントソフト市場が形成
- 画像、映像、音を扱うことで、エンタテインメント性が高まる
- コンテンツ(内容)制作という業務が生まれた
- 95年ごろからインターネット
- 世界中のコンピュータがつながった
- その結果、手紙のやりとりができるようになった
- マルチメディアコンテンツを、世界中に向けて発信できるようにもなった
- 電話やテレビのような、1つの重要なメディアに成長
パソコンとソフトウエア
- パソコンは、ソフトウエアがなければ何も機能しない
- 機能を付加する、あるいは組み込むソフトウエア
- ソフトウエアによって、パソコンで文章を作成したり、グラフィックスを表示することができるようになる。つまり、パソコンをどう働かせるかを記述したものがソフトウエア
- 複数のソフトウエアを同時に利用できる
- ソフトウエアの切り替えによって、1つの機械がいろいろな目的に使えるようになるのが、既存の機械や道具と違うところ
- ソフトウエアに対し、機材そのもののや接続されている機器類は「ハードウエア」と呼ばれる
- ソフトウエアの分類
- 「基本ソフトウエア」と「アプリケーションソフトウエア」に分かれる
- アプリケーションソフトウエアは、「アプリケーション」「アプリ」などと略されることが多い。文章を作成したり、グラフィックスを作ったりという具体的な目標を持ったソフトウエアのこと
- 一方、「基本ソフト」は、アプリケーションを機能させるのに必要なソフトウエア。Operating SystemあるいはOSと呼ばれることが多い。いろいろなアプリケーションで共通に利用する機能を提供するソフトと思えばよい
- 現在のパソコンシステム
- 「ハードウエア+OS」の組み合わせを「パソコン」と参照されることが多い
- 代表的なOSはMicrosoft社が開発したWindows。みなさんが教室で使っているのは、そのうちの1つである「Windows NT」というもの
ネットワーク上の倫理
- ネットワークの使用感
- パソコンを使ってネットワークに参加できるが、ある見方をすれば、アンダーグラウンド、あるいは他から遮断された特殊な世界のようにも見える
- アメリカに行っているわけでもないのに、アメリカの会社の情報が手元の画面に出てくる。極端に言えば、現場に行かなくても取ってくるということができる
- 情報提供者がそこにいるわけではないのに、情報が得られている
- だからと言ってしたい放題ではいけない
- どんな情報も流して良いとは限らない
- 得た情報は好きに使えるとは限らない
- ネットワークも、一般社会と同じように、社会人としての節度や礼儀などをふまえた行動をしなければならない
- やってはいけないこと
- 不正な操作で、個人情報や機密情報を盗む、あるいは破壊する
- 誹謗、中傷、デマなどの公表。ネットワークでは思いの外、不特定多数によって見られていることがある
- 卑猥な画像など、公序良俗に反する情報の提供、あるいは取得
- 著作権を無視した行為
今回の実習の概要
パソコンを起動する
- 電源を入れる(本体、ディスプレイ)
- しばらく待つ
- CtrlキーとAltキーを押しながら、Deleteキーを押す
- 自分のアカウント、パスワードを入れる
- しばらく待つと使えるようになる
パスワードの変更の仕方
- CtrlキーとAltキーを押しながら、Deleteキーを押す
- 「パスワードの変更」ボタンを押す
- ダイアログボックスで今までのパスワード、新しいパスワードを入力する
ホームページを見る
- 左にある「インターネット」をダブルクリック
- 「インターネットエクスプローラ」が起動する
- 333号室では、慶應大学のホームページが最初に見られる
アドレス、URLについて
- インターネットでの「住所」、つまり世界を結ぶネットワークの中の、どのコンピュータかを指定するテキスト
- たとえば、http://www.slis.keio.ac.jpは、図書館情報学科のホームページが存在するコンピュータにつながる
ホームページを見る代表的な方法
- 「アドレス」の右のボックスをクリックする
- 文字色が反転するのを確認
- アドレスをいきなりキータイプ
- Enterキーを押す
ブラウザのポイント
- あるページから、別のページにジャンプできる
- マウスポインタが手のひらの形になったら、どこか別のページにジャンプできるのが一般的
- 青い文字に下線が引かれていると、一般にそのテキストをクリックすると、別のページにジャンプできる
- 「戻る」ボタンで以前見たページに戻ることができる
- 検索エンジンを活用する
- URLを知らない場合に情報を探すときに使う
- アドレスとしてyahoo.com、あるいはwww.yahoo.co.jpを指定する(他にもある)
- 検索条件を指定する枠に、適当に条件を入れて、Enterキーを押す
- 一覧から見たい項目をクリック