#8-9/表計算ソフト
表計算ソフトの概念
- Microsoft Excelが代表的なソフト
- ワークシート、セル
- セル範囲の選択、アクティブセル
- セル番地、行見出し、列見出し
データの入力
- キー入力する
- テキストはそのままキータイプすれば良い
- 数値もそのままキータイプすれば基本的に良いが、いちおう、かな漢字変換は使わない状態で入力する
- 日付は、スラッシュで区切り、基本的には半角で入力する。「97/11/13」のように入力すると、「1997」になる。
- データの確定、データの修正
- Enterキー、矢印キーによって、入力中のセルが確定される
- 「数式バー」のボタンも利用できる
- セルをダブルクリックして編集できる
- セル内の編集はテキストの編集作業でよい
- 元に戻すには、Escキーが手軽
- アクティブセルの移動
いろいろな編集方法
- 範囲選択する
- ドラッグ&ドロップ
- 選択範囲をドラッグして移動できる
- マウスポインタを良く見て作業する
- ドラッグによるフィル(テキスト、日付、式)
- 選択範囲の右下をドラッグする
- やはり、マウスポインタを良く見て作業する
- コピーと貼り付け
計算式の入力
- 「=」から入力
- =に続いて式を通常通り記述すると、セルには計算結果が表示される
- セルの内容をもとに計算
- 式の入力中に、他のセルをクリックしてみる
- 別のセルの値を計算に利用できる
- セルの値を変えれば、すぐに結果に反映される
- 合計を一発で求める(SUM関数)
- 数値が連続したセルに隣接した位置を選択する
- 「オートサム」を利用する
- 関数によって、複雑な計算も、もとになる数値を指定するのみ
- 相対参照と絶対参照
セルの書式
- セルの表示の方法を多種多様に変更できる
- フォント:文字の大きさ、書体、太字や斜体
- 表示形式:数値に3桁ごとのカンマ。通貨をつける。四捨五入
- 罫線:枠線をつける
- 罫線パレットを利用すると手軽
- 複雑なパターンは、書式設定のダイアログボックスで行う
- その他
その他の機能
- 集計や統計処理などの数値処理
- グラフ作成
- グラフィックス作成
- マクロ処理
実習1:小遣い帳を作ってみる
- 方針を立てる
- たとえば、お金を払ったことが起こると、それを1行に記述するというのが1つ。
- 「交際費」「食費」などの費目を縦に並べ、横方向に月や週などを並べて、表を作るのも1つの方法。
- ここでは、前者の方法をやってみる。
- 項目を立てる(必要な項目を考える)
- どんな項目が必要かを考える
- 項目を1行目に書いていく(日付、費目、金額…)
- データを入力してみる(ウソでいいので、いろいろ入力する)
- 合計や現在の金額をどう計算するか?(式はどうする?)
- 残高=前の行の残高±この行の金額
- 最初の行には「最初の金額」が設定されている必要がある
実習2:罫線表
- 企業の決算情報を収集
- Yahoo企業情報 をまず見てみる。ここにある「企業別決算財務情報」に移動
- 適当な企業を見つけて、その情報を表示する。そのなかに、なにかしら表があるはず。
- 表をそのままワークシートに入力する
- コピーして貼り付けがうまくいけばそれでいい
- ダメなら、1つ1つ手入力しよう
- 表に罫線を引くなどして見易く
実習3:グラフ作成
- 前の実習で使ったデータを利用してグラフを描く
- 表全体を範囲選択して作業
- 表を選択
- 「グラフ作成」ツールをクリック
- マウスポインタが十字になる。ワークシート内のグラフを作成したい位置をドラッグ
- グラフウィザードでの条件指定
- いろいろな条件が出てくるので、適当に設定をしてみる
- 作成後の位置の移動、大きさの移動
- ドラッグして移動
- 周辺に出てくる小さな四角形をドラッグして大きさを変更
- ダブルクリックでグラフの編集
実習4:割り勘計算をやってみる
- 問題設定
- サークルで飲み会があった。伝統にのっとって、上級生ほど飲み代の負担が多くなるシステムを採用している。今回は、1〜4回生に対し、負担比率は「2:3:4:4」になるようにした。人数は順に、4、3、5、8人とする。居酒屋に支払った金額が\150,000の場合、1〜4回生それぞれが負担すべき飲み代を求めたい。
- 手順
- 表計算ソフトを起動する
- まず、どこかのセルに、総支払い金額の「150000」を入力しておく(たとえば、A1に「総額」、B1に150000を入れる)
- ある列に連続して、縦に、「1回生」〜「4回生」まで入力する(たとえば、A3〜A6に入力)
- そのすぐ右の列に、負担比率「2」「3」「4」「4」を入力する(たとえば、B3〜B6に入力)
- さらにその右の列に、人数4、3、5、8を入力する(たとえば、C3〜C6に入力)
- さらにその右の列に、「負担比率×人数」を表示する。計算式を入力する。1行目の式を残りの行にコピーする(たとえば、D3〜D6に入力)
- 人数が入力されている列の、4回生の人数のさらの下のセルを選択し、ツールバーのΣボタンをクリックすると、自動的に合計を求める式が入力される
- 同様に、「負担比率×人数」の合計も求める。このセルを「D7」のセルとする
- 「負担比率×人数」のさらに右の列に式を入力して、各学年の負担金額を計算させる(たとえば、E3〜E6に入力)。金額は「総額/D7*負担比率」となる。総額、D7は、常に同じセルを参照させたいために、絶対番地にする。たとえば、$B$1、$D$7のようにセル番地を記述するが、セルをクリックしたあとにF4キーを押してもよい。「負担比率」はそのまま相対参照しておく。たとえばE3のセルに入力する式は、「=$B$1/$D$7*B3」のような式になる
- 総額や負担比率、人数などを変更して、すぐに計算結果が得られるのをチェックしておく