#13/専用ソフトでホームページの作成
ホームページ作成ソフトを使う
- FrontPage Editorを利用すると、ワープロライクに作業できる
- FrontPageは本来は、Webサイト構築という、ページ作成を超えたかなりの高機能ソフト。かなり守備範囲の広いソフトだが、そのなかでWebページ作成部分だけを使う
- FrontPage Editorの起動
- デスクトップにある「FrontPage Editor」をダブルクリックします。
FrontPageで作業するときのファイルの扱いについて
説明内容
- FrontPageはホームページ作成にはそれなりに便利なのですが、作成したファイルの管理が非常に複雑です。そこで、いったん作ったデータを別の機会にさらに編集する方法を知っておかないといけません。以下のようにします。
ファイルの扱いについて
- ホームページを作成するとき、作成したページや、あるいは画像などをファイルとして取り扱う必要があります。教室にあるパソコンでの状況に合わせて、基本的な使い方をまとめておきます。
- ファイルについては授業でもやりましたが、要点は以下の通りです。
- データはファイルに保存される。
- ファイルはフォルダで分類される。フォルダの中にフォルダがあってもよい。
- ファイルやフォルダの存在は、アイコン、あるいは名前付きのアイコンで表示される。
- フォルダの中身をウィンドウで表示することができる。
ファイルを保存するときの注意
- 「ファイル」メニューの「名前を付けて保存」を選択すると、現在開いて編集している文書を保存することができます。これは、WordでもFrontPageでも同様です。そのとき、保存するファイル名を付けると同時に、保存するフォルダも指定していることになります。たとえば、Wordで保存するときには、保存先に「Personal」となっていました。
- FrontPageでファイルを保存するときには、最初のフォルダは、FrontPageの存在するフォルダになっているようで、そこにいきなり保存してしまうのと、後からの作業が面倒になります。そこで、FrontPageで「名前を付けて保存」をするとき、まず、「デスクトップ」に保存をしてください。デスクトップは、画面のいちばんうしろの背景部分のことです。
- 「名前を付けて保存」のダイアログボックスの「保存先」のドロップダウンリストを表示する(ボックス右端の▼をクリックする)と、リストが出てきますが、そのリストのいちばん上に「デスクトップ」があります。それを選択して、ファイル名を指定し、「保存」ボタンをクリックします。
- そして、デスクトップから必要なフォルダに、ファイルを移動、あるいはコピーして、実際に作業を行います。
FrontPageで新しくページを作る場合
- それでは、FrontPageで新しくページを作る場合に、どういった作業になるかを説明しましょう。その前に、次のような前提条件があるとします。
- 作成したファイルを、HOME Directoryの中に作った「MyPage」というフォルダにまとめることにする(フォルダは任意に作って下さい。そのフォルダに、作成したWebページのファイルなどをまとめておくことにします)
- デスクトップにあるHOME Directoryを開き、「ファイル」メニューの「新規作成」から「フォルダ」を選んでフォルダを作る。続いて名前を変えればよい。
- こうしてフォルダを用意しておき、FrontPageで作ったファイルをそこに入れて作業をします。ただし、いろいろな理由で、FrontPageから「名前を付けて保存」をしても、HOME Directoryに移動するが大変です。そこで、以下のように作業します。
- FrontPageを起動します。
- 少しだけ文字入力します。
- 「ファイル」メニューから「名前を付けて保存」を選択します。
- 保存先として、「デスクトップ」を選択します。
- ファイル名として「index.html」を入力します。
- 「保存」ボタンを押して、デスクトップに保存します。
- HOME Directoryのウインドウが開いていることを確認します。その中に、「MyPage」というフォルダがあることを確認します。
- デスクトップにある「Index」を、「MyPage」のフォルダ上にドラッグ&ドロップします。これによって、MyPageの中にIndexというファイルがコピーされるはずです。
- いったん、FrontPageを終了します。
- デスクトップにあるIndexはもう使わないので、ゴミ箱にドラッグ&ドロップして捨てておきます。
- 以上の作業は最初にページを作る時だけでかまいません。
作成したページを編集する
- 次に、こうしてとりあえず作成した、index.htmlを開き、本格的に編集をはじめます。もちろん、ほかの名前で保存した既存のxxxx.htmlファイルを開いて編集するときも同様です。
- 「MyPage」フォルダを開いておいて、ウインドウの中に、index.htmlが見えるようにしておきます。
- FrontPageを起動します。
- MyPageにあるindex.htmlを、FrontPageのウインドウの、タイトルバーの上にドラッグ&ドロップします。
- ファイルが開きます。
- 以上の操作で、FrontPageは、index.htmlファイルを開いて編集できる状態に入ります。
- 以後、フロッピーディスクマークの「上書き保存」ボタンをクリックすると、そのときの編集するために開いたindex.htmlに上書きされます。つまり、編集結果通りにファイルも更新するには、「上書き保存」ボタンをクリックしなければならないということです。
FrontPageを使う上での注意
- 本格的な編集は、上記で言えばMyPageフォルダに移動したindexに対して行うようにして下さい。とりあえず開いて、さんざん画像などを入れてしまってから保存作業をすると、非常に面倒なことになります。特に、画像を挿入するのは、MyPageに移動したファイルを開いた後にします。
- デジカメで撮影した画像は、上記で言えば、MyPageフォルダにコピーして、そしてFrontPageの編集中のページに挿入してください。
FrontPage Editorの基本的な利用方法
ページ作成については、ワープロと同じようにすればよい
- 機能の少ないワープロとして使えばだいたいOK。あとは、作成してブラウザで見ることをくり返せばよい。
- 「ブラウザでプレビュー」ボタンを使えば、すぐにWebブラウザで開いてチェックすることができる。
画像の扱いについて
- 必ず1度、ページを文書として保存した状態で、画像の挿入を行う。
- 使う画像ファイルを、作成しているページと同じフォルダに入れておく(同一フォルダのさらに下位のフォルダでもかまわまない)
クリップアートの利用
- 「挿入」メニューの「クリップアート」から、いろいろなクリップアートが使えるので、それを利用するとよい。
- クリップアートを挿入したとき、ファイルを保存するときに「埋め込みファイルの保存」というダイアログボックスが表示される。ここでは絶対にキャンセルをしてはいけない。必ずOKボタンをクリックするように
- ただし、それでも問題が出る可能性があるので、クリップアートがうまく出ないときには、講師あるいはアシスタントに相談するように。
複数のファイルができるので、忘れずにすべてをサーバーに登録する
課題4について
- 課題4はともかく自分のページを作ってもらうことです。FrontPageを使ってもかまいませんし、メモ帳でHTMLで記述してもかまいません。
- HTMLについては、参考書を見て下さい。簡単にまとめたものがあります。ここをクリック
写真を使いたい人は
- 写真をページ中に取り込みたいけど、データで持っていないという人を考慮して、授業時間(2000/7/6,13)にデジカメを講師が持参します。
- そこで、自分の写真でもいいですし、すでに撮影済みの写真を取り込んだりします。つまり、素材を持ってくれば、それをデータにします。
- 順番に作業することになるので、すぐにはできないかもしれません。
- 必ず、データ受け取り用のフロッピーディスクを持参してください。
ホームページで使う画像について
- 作成したページは公開されるため、他のホームページから取ってきた画像は、著作権上、自由に使うことはできません。そのページで自由に使ってもかまわないと記載されているか、あるいは作者に了解を取った場合以外は、使用しないでください。
- 作者に了解を取る時には、自分の身分をきちんと示し、使用目的を説明して、利用許諾を取ります。つまり、慶應大学の学生で、授業でホームページを作る課題がある。自分はどういうページを作るつもりかを説明し、問題がなければ使わせて下さい、というタッチでお願いをしてみる。依頼のやり方などに自信が持てない場合には、相談してください。