Keynote Converter

新居雅行（msyk@mac.com）
2003年 5月 26日 (月)更新

Microsoft Wordの文書を、Keynoteのドキュメントに変換します。

ソフトウエアおよびソースを利用することによる被害や損害については、配布者は責任を持たないこととします。

基本的な使い方

Wordでは、アウトラインモードがあります。そのアウトラインでの階層付けを行うと、段落に「レベル」という設定が付きます。そのレベルは、「見出し 1」なら1、「見出し 2」なら2という具合です。
このコンバータは、そのレベルの数値を手がかりに、Keynoteの文書に変換します。
Wordでは変換したい文書を開いておいてください。
KeynoteConverterを起動して、ボタンをクリックしてください。後は、画面に出ている注意書きを参考にしてください。
「スライドごとに分割するレベル」の数値ですが、たとえば「2」であれば、レベル2の項目が出てくるごとに、新たにスライドを作ります。そのとき、レベル1の項目に対するスライドでは、引き続くレベル2の項目（つまりマイナス1のレベルの項目）が一覧されるように項目が作られます。つまり、レベル2がスライドの見出し、レベル3がスライドの中の箇条書きのようになりますが、レベル1は以後のスライドの要約のような内容となります。

雑感等

とりあえず、必要だったので、ともかく作ったという感じです。

最初、EGWordで作ろうとしたのですが、AppleScriptで、段落のアウトラインレベルを取得することができないんですね…。できるようになったら、対応するかもしれません。Wordばっかり使うのもなんかなと思ってEGWordも使いたいのですが、また、Wordを使うことになりそうです。

一般にプレゼンテーションだけを行う場合は、Keynoteにいきなり打ち込むことになるかと思います。ところが、配布資料とプレゼンを連動させたいこともあります。それをプレゼンソフトで作ってもいいのですが、ページ数を減らしたいときや、あるいは情報の内容を変えたいときなどは、2度手間になります。そこで、こうしたコンバータを作った次第です。つまり、Wordで配布資料を作り、そこから抜粋してプレゼンテーション資料を作るというのが目的です。

国際化していません。また、作成されるファイルの名前や場所は固定です。半日で作ったいい加減なソフトですが、とりあえず、自分の目的はこれで達成できています。今後どう発展させるかはあまり考えていませんが、要望があれば、ご遠慮なくおっしゃってください。

ソースの内容もごらんいただけます。あまり参考にならないかもしれません。AppleScript Studio+Cocoa-Javaです。