ステッキーズ/Pilot LinkVer.1.1.1
by Masayuki Nii (Locus, Co/Tokyo Japan)
目次 概要・ 使用に関して・ 対応機種と動作環境・ 入手とインストール
メモをMemo Padへ転送する・ メモをToDo Listへ転送する
ご参考までに・ 今後について/その他・ 謝辞・ バージョンアップの履歴
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Topic
Ver.1.1.1で、Mac OS 8に対応!
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概要
- このソフトを利用すると、漢字Talk、MacOS7.6、Mac OS 8に付属のユーティリティ「スティッキーズ」のメモを、携帯端末のPilot(US Robotics社)のNote PadやToDo Listに転送することができます。
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使用に関して
- このソフトウエアは、フリーウエアとします。著作権は作者に帰属します。 このソフトウエアを利用して発生したトラブルについては、作者には責任はないものとします。
スクリプト機能拡張ファイル(Locus Scripting Extension)については、このアプリケーション(スティッキーズ/Pilot Link)といっしょに使う範囲ではフリーウエアとします。個別に配布することは認めません。
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対応機種と動作環境
- Pilot:Pilot 5000で動作確認(Macintosh版Pilot Desktop 1.0)
Macintosh:「スティッキーズ」およびPilot Desktopを利用中の漢字Talk 7.5あるいはSystem 7.5以上、MacOS7.6、Mac OS 8にも対応。JLKをインストールした英語システムにも対応(以下、JLKを利用したシステムは「英語システム」とします。)
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入手とインストール
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- ここをクリックするとファイルを入手できます。StkPilotLink.sit
- ファイル「StkPilotLink.sit」をStuffIt Expanderにドラッグ&ドロップするなどして、圧縮を解凍してください。「スティッキーズ/Pilot Link」というフォルダが作られるはずです。
- フォルダ内のファイル「Locus Scripting Extension」を、システムフォルダにドラッグ &ドロップしてください。
- 念のため、再起動してください。
Mac OS 8の場合、「Locus Scripting Extension」はシステムフォルダにある「スクリプティング機能追加」フォルダに入ります。System 7.xの場合は、ステムフォルダの「機能拡張」フォルダにある「スクリプティング機能追加」フォルダに入ります。いずれの状態でもかまいません。なお、英語システムでは「Scripting Additions」というフォルダ名です。
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メモをMemo Padへ転送する
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- 「スティッキーズ/Pilot Link」をダブルクリックすると、スティッキーズのメモを、Pilot Desktopが管理するファイルに追加し、次回のHotSyncでPilotに転送されるようになります。スティッキーズの通常のメモは、そのままMemo Padへと転送されます。
- 最初に「スティッキーズ/Pilot Link」を起動すると、ファイルを選択するダイアログボックスが表示されます。そこで、Memo Padのデータファイルを指定します。たとえば、ユーザー名をmsykとして登録していると、Pilot Desktop 1.0フォルダにmsykフォルダがあり、さらにその中にmemopadフォルダがあります。さらにその中のmemopad.datという名前のファイルを指定してください。このファイルの指定は2回目より不要です。
- 準備が終了するとメッセージがでます。それに従って、HotSyncを行ってください。
- 単にメモを全部毎回送ると、同じメモが増えるので不便です。そこで、スティッキーズのメモのうち、最初の文字が「●」(くろまる)のものは、転送しないようにしました。たとえば、メモの一番最初にこの文字を入れたものは転送しません。もちろん、全角で入力します。(英語システムでは、●ではなく _ (半角のアンダーライン))
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メモをToDo Listへ転送する
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- スティッキーズのメモを、PilotのToDo Listに転送するには、若干の準備が必要です。以下、いちおう説明しますが、すぐにでもやってみたいという方は、添付の「ToDo Listのひな形[J]」(英語システムでは、「ToDo Listのひな形[E]」)というファイルをダブルクリックします。スティッキーズのメモが追加されたことを確認し、「スティッキーズ/Pilot Link」を起動してみてください。そしてHotSyncをした結果を参照すると、だいたい分かると思います。
- 初めてToDo Listへの転送するとき、ファイルを選択するダイアログボックスが表示されます。そこで、ToDo Listのデータファイルを指定します。たとえば、ユーザー名をmsykとして登録していると、Pilot Desktop 1.0フォルダにmsykフォルダがあり、さらにその中にtodoフォルダがあります。さらにその中のtodo.datという名前のファイルを指定してください。このファイルの指定は2回目より不要です。
- あるメモをToDo List転送用にしたいとき、そのメモの1行目には、「ToDo List」という文字を含めてください。
- ToDo Listの各項目は、「□」(白抜きの四角形)で初めてください。(英語システムでは、□ではなく # )
- 項目に対するメモは、その項目の次の行に、「□」以外の文字で初めて記述してください。あるいは「□」で始めた項目と同じ行にメモを入れたい場合には、「◎」(二重丸)で区切ってください。(英語システムでは、◎ではなく >> )
- メモを転送しないようにするには、メモの1行目の一番最初の文字を「●」にすることで対処できます。(英語システムでは、●ではなく _ )
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ご参考までに
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- スティッキーズのメモを、単にMacintosh内のMemo Padのファイルに追加するだけです。スティッキーズのメモをPilotに転送しますが、逆にPilotで入力したり修正した結果をスティッキーズのメモにする機能はありません。
- AppleScriptプログラムのために、実行にやや時間がかかりますが、処理が終了すると、その旨をメッセージで表示します。
- 「スティッキーズ/Pilot Link」はアプリケーションですので、どこかのフォルダになければならないというものではありません。
- スクリプトでプログラムを作成しているので、修正は可能です。「スティッキーズ/Pilot Link」のファイルを「スクリプト編集プログラム」(漢字Talk/MacOSに付属)にドラッグ&ドロップすることで、内容を開いて修正することができます。修正したものの再配布はあらかじめご相談ください。
- 最初に利用するときに、memopad.datやtodo.datのファイルの位置をダイアログボックスで指定しますが、その位置はシステムフォルダの「初期設定」フォルダにあるPilot Memopad DatafileおよびPilot ToDo Datafileというファイルにエイリアスとして記録しています。何かのトラブルで、このファイルがおかしな位置を指すようになった場合などは、このファイルを削除してください。次に 「スティッキーズ/Pilot Link」を起動すると再度ダイアログボックスでmemopad.datあるいはtodo.datの位置を指定することができます。
- 「スティッキーズ/Pilot Link」により、Memo PadやToDo Listのデータファイルを書き換えるのですが、そのとき、memopad..bak(に数字が入る)という名前で実行前のmemopad.datやtodo.datをバックアップします。数字は事情によりランダムに付けられます。従って、memopad.datあるいはtodo.datと同じフォルダにバックアップファイルが「スティッキーズ/Pilot Link」を実行するたびに新しく付け加わります。必要に応じて削除してください。
- プログラムはAppleScriptベースで機能しています。実行に時間がかかります。途中で中断したり、あるいは落ちてしまった場合、memopad.datあるいはtodo.datは壊れている可能性があるので、いちばん最近のバックアップファイルを利用して元に戻してください。memopad.datあるいはtodo.datをゴミ箱に捨てて、バックアップファイルの名前をmemopad.datあるいはtodo.datにします。
- AppleScriptは、システムが不安定だと正しく機能しないことがあります。もちろん、「スティッキーズ/Pilot Link」の不具合の可能性はありますが、まず、AppleScriptが正しく機能しているかもチェックしてください。
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今後について/その他
- 要望があればバージョンを上げていきますが、アプリケーション化したときなど、それなりの機能になった段階でシェアウエアにする計画です。ご理解ください。
カテゴリーは「Unfiled」になるようにしてあります。また、Privateのチェックボックスはオフになるようにしています。これを変えたい場合は、スクリプトの一部を修正することで可能です。ご意見などをいただければと存じます。
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謝辞
- プログラム作成において、Nico Seessleさんのホームページにあるファイルフォーマットの情報(http://ourworld.compuserve.com/homepages/nseessle)を参考にしました。Nico Seessleさんにこの場を借りてお礼を申し上げます。
多言語化においては、瀧野揚三さん(NBA02025@niftyserve.or.jp)にご協力をいただきました。ありがとうございます。
また、Pilotの日本語化を実現するJ-OSの作者である山田達司さんをはじめ、Pilotを快適に使えるように日夜努力されているみなさんに感謝します。
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バージョンアップの履歴
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- Ver.1.1->1.1.1(97/9/8)
- Mac OS 8で、スクリプト機能追加のフォルダが別の場所に増えているため、このままでは必要な機能拡張があるかどうかの判断を間違う可能性がある。そこで、Mac OS 8でも正しく判別できるようにした。(なお、System 7.xのシステムフォルダをそのままMac OS 8にバージョンアップした場合には、Ver.1.1でも機能するはずです。)
- Ver.1.0->1.1(97/3/22)
- ステッキーズのメモの一部をPilotのToDo Listに転送できるようにした。
- 英語システム上(JLKを含む)でもスクリプトの修正なしに機能するようにした。
- 処理の高速化(をしたつもり)。
1997年9月26日