Entera社は、QuickTime 4.0をクライアントとして利用するストリーミングサーバーソフトウエア「Entera Lightweight Streaming Application」を開発した。Windows 98/NTおよびSolaris 7で稼動する。ストリーミングの標準プロトコルであるRealTime Streming Protocol(RTSP)ベースのストリーミングサーバーであるが、Darwinのオープンソースを元にしたものではなく、Entera社内で、標準プロトコルとQuickTimeのファイルフォーマットを元にして独自に開発されたものだという。現在はベータ版が配付されおり、使用期限があるが、フリーでベータ版は利用できる。サーバーから供給されるコンテンツはヒント情報を含むQuickTimeムービーとなっており、RealnetworksやNetshow向けのコンテンツは使えない。なお、RTSPおよびRTPベースのストリーミングシステムとして、CiscoのIP/TVやJava Media Player from the Java Media Framework (JMF)についても示唆しており、標準プロトコルベースでのストリーミングの進展をにらんだ製品のようだ。
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