RPK Security社は、Javaの暗号化ライブラリ「Encryptonite Software Toolkit」をリリースした。公開鍵暗号化方式を採用しており、処理能力も高いとしている。また、ソフトウエア自体の開発は米国外で行われており、米国の輸出規制には抵触しない。開発者向けのパッケージが$695となっている。なお、同社からは、Java版だけでなく、ANSI標準ライブラリ向けのC/C++のライブラリやDelphi向けのコンポーネント、Active X、DLLの形式のものもリリースされている。標準ライブラリ向けの対応機種にはMacintoshは含まれていない。
Encryptonite Software ToolkitのJava版は、JDK 1.1.7以降で使え、Java2での利用にも対応している。アプリケーションやアプレットでの開発に利用できる。高速であることが特徴であるとしており、ライブストリーミングの復号も可能だとしている。暗号化関連の製品は、米国の輸出規制のために、利用できないものも多かったこともあって、制約があった。Javaベースの業務システムでのセキュリティを高める必要があるような場合には、検討する価値のある製品だろう。
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