タイトル | DV端子搭載のiMacと低価格iMacが新登場 | カテゴリー | Macintosh本体, iMac |
作成日 | 1999/10/6 4:23:13 | 作成者 | 新居雅行 |
「iMac DV」と、低価格化したiMacの2種類のiMacが、アップルの製品系列に加わった。日本時間で10月6日の未明に行われたイベントで、アップルのiCEOであるステーブジョブズ氏は新しいiMac製品群を発表した。350MHzのG3、64MBのメモリ、そしてRage128を搭載した高速グラフィックス、メモリ増設がやりやすい構造、ローディング方式のCD-ROMドライブを搭載した新iMacはさらに、ファンが存在しない静かなマシンでもある。価格も$999という意欲的なものだ。 さらに、iMac DVとして、FireWire端子が付属したiMacが発表された。4000MHzのG3を搭載しており、ローディング方式のDVD-ROMを搭載し、外部ディスプレイ端子を備えたいわばハイエンド向けiMacである。iMovieとして、ビデオ編集のソフトウエアも付属されるようだ。カラーも含めてデザイン的には従来と大きく変わるものではないが、Special EditionとしてPower Mac G4と同じグラファイトカラーのモデルも発売される。価格は示されなかった。 iMacはコンシューマ向けデスクトップという位置付けだが、FireWireはやはりデジタルビデオ編集という方向性を強く持ったハードウエアだけに、コンシューマ向けにこうした用途を想定した製品を投入することで、よりアップルらしい特徴を出すことが目的として感じられる。一方、低価格化は、エントリー向けの市場での競争力をより高めるという意欲を感じさせるものだ。iMacが登場して1年少しが経過したが、DVという新しい特徴を備えた製品が加わった。iMac DVはPower Mac G4の低価格機と微妙に競合しそうなスペックでもある。今まではDVビデオや大形ディスプレイを使いたいユーザーがPower Macintosh G3やPower Mac G4へと目が向いていたのが、こうしたユーザーはiMac DVへも注目するようにもなるだろう。iMacがいくらかハイエンドに伸びたものと、新しい製品系列は評価できるだろう。 | |
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