タイトルMac OS 9の新機能などに関するTechnoteが一気に公開カテゴリーTechnote, Mac OS 9
作成日1999/10/6 23:31:25作成者新居雅行
英語のTechnoteに、以下のように一気に12もの文書が追加された。これらの文書の見どころなどは追って紹介するが、やはりいちばん注目度の高い文書は、Mac OS 9に関するTechnoteだろう。この記事の最後のリンクは、Technoteの更新状況を示すページで、そこから各文書へのリンクが張られている。ここでは各記事の概要を記載しておこう。MDOnlineでは、これらの文書をいくつかずつ、何日かに分けて説明をする予定だ。

◇TN1187: Digital CD Audio
Mac OS 9ではCDオーディオの再生をデジタルそのままに出力する機能が搭載されている。その機能が使える条件やアプリケーションでの利用方法が記載されている。

◇TN1186: How To Be a Good Multiple Users Citizen
Mac OS 9のマルチユーザー機能を利用するAPIについて解説されている。

◇TN1185: New ColorSync 3.0 APIs
Mac OS 9で新しくなったColorSync 3.0の新しい機能をアプリケーションで利用する方法が記載されている。

◇TN1184: FCBs, Now and Forever
Mac OS 9ではFile Control Blockのフォーマットが変更されている。FCB関連の情報が記載されている。

◇TN1183: QuickTime 4.0.3
Mac OS 9に組み込まれるQuickTime 4.0.3はバグフィクスが中心の小幅なアップグレードだ。この文書には変更点などが書かれている。

◇TN1182: NewGWorlds in VRAM and AGP Memory
Mac OS 9で変更のあるNewGWorldについて記載されている。GWorldをAGPメモリやVRAM中に確保することや、グラフィックス描画のパフォーマンスなどについて記載されている。

◇TN1181: Sherlock’s Find by Content Text Extractor Plug-ins
Mac OS 8.6から、Sherlockの「内容で検索」の機能により、ファイルの内容が解析されてインデックス付けされるが、テキスト以外のフォーマットのファイルからテキストなどを抽出するためのプラグインを組み込める構造になっている。そのプラグインの作り方について解説された文書だ。

◇TN1180: Sherlock’s Find By Content Library
Sherlockが利用している内容で検索のライブラリについて記載されている。

◇TN1179: PostScript Output Filters For LaserWriter 8.7
LaserWriter8 Ver.8.7では、出力するPostScriptのデータに対するフィルタ処理を行うプラグインを組み込むことができる。そのプラグインの開発に関する情報がこの文書から得られる。

◇TN1178: LaserWriter 8.7: Scriptable Printing
LaserWriter8 Ver.8.7では、印刷関連の処理をスクリプトで記述できる。ただし、アプリケーションが一定のイベントに対応するなど修正が必要になる。スクリプト可能になるようなアプリケーションの修正方法などについて説明されている。

◇TN1177: Introducing the LaserWriter 8 Driver version 8.7
Mac OS 9に付属するLaserWriter8 Ver.8.7は、印刷処理のスクリプト処理を可能にしたり、出力フィルタをプラグインとして追加することができる。これら新機能の概要がこの分書にあり、ここから詳細な内容の文書にリンクされている。

◇TN1176: Mac OS 9
Mac OS 9が従来のMac OSとどこが違うのかが詳細に記載されている。要チェック文書だ。
関連リンクRecent Technotes