ヤマハは、同社のISDNルータRTシリーズ向けのサポート情報として、iBookやMac OS 9を利用したときの不具合を報告している。やはりこれもDHCPクライアントの動作がおかしいことから来るもの。RTシリーズはISDNアダプタだが、DHCPサーバー機能も中に含まれている。OpenTransport 2.5.1を組み込んだiBookや新型iMac、OpenTrasport 2.5.2を組み込んだMac OS 9では、非常に大きなリース期間をクライアントがサーバーに要求するという問題が生じるため、1つの解決策として、サーバー側の設定を変えてその長いリース期間に応答できるようにする方法が示されている。別の解決策として、DHCPは使わないで、固定アドレスを使う方法も記載されている。なお、この文書では、クライアントがサーバーに要求するリース期間の情報が「壊れている」ということが明記されており、そのことからも、DHCP問題の根源はOpenTransportにある公算が高くなったと言えるだろう。アップデートを早急に行うべきだが、そうなると、Mac OS 9の「ソフトウエア・アップデート」の仕組みが早速役に立つかも知れない。 |