ファイルメーカー社より、日本でのファイルメーカーPro5についての販売予定が発表された。1999年11月下旬にまず「ファイルメーカーPro5」をリリースする。価格は39,000円で、11月1日以降の前バージョン購入者には無償バージョンアップを行う。また、アップグレードは19,000円で、ファイルメーカー社からも購入できるが、店頭でもアップグレードパッケージの販売を行う。さらに、サイドグレードとして、Windows版に限られるが、Excel、Access、Approach、五郎、TheCard、桐のユーザーに対して29,000円で販売する。なお、ファイルメーカーPro5のUnlimited版とServer版は2000年第一四半期に、いずれも129,000円で発売される予定だ。Develoer版については価格や時期は未定となっている。 ファイルメーカーProは、MacintoshとWindowsの両方のプラットフォームで利用可能なデータベースソフトだ。柔軟なフォーム設計が可能で使いやすいソフトとして定評があったが、リレーショナル処理にも対応し、さらにはWebでのデータベース更新や参照にも対応した。Ver.5ではMicrosoft Officeとの連係を強化し、Web公開機能をより寿実させ、レイアウトのスタイルを拡充するなど、より完成度を高める機能向上が図られている。従来は、通常版とDeveloper版だけで、Server版はさらに古いバージョンのものであった。Pro5より、通常版、Unlimited版、Server版、Developer版と4つの製品ファミリーを抱えることになった。通常版はデスクトップでの一般的ない利用向けだ。Unlimited版はWebアプリケーション開発において、既存のIISなどのWebサーバーを用いる機能や、あるいは利用ユーザー数制限がないなど、より本格的なWebデータベース開発で利用できる。Server版は、LANで多くのユーザーがファイルメーカーを使って業務作業をなどをする場合に、パフォーマンスの点で有利になる。Deverloper版は、作成したアプリケーションを配付するときなどに使われる。 |