タイトル | Core Foundationの開発関連文書がいくつか公開 | カテゴリー | アップルからの開発資料, Carbon/CF |
作成日 | 1999/11/16 12:22:7 | 作成者 | 新居雅行 |
CarbonとともにリリースされたCore Foundationについてのドキュメントが、以下のようにいくつか公開されている。単なるコンセプト説明だけでなく、具体的なサンプルコードを含めて公開されているので、すぐにでもプログラミングも可能な情報レベルだ。ただし、リファレンス部分までは作成されてない文書が多い。しかしながら、APIの利用方法の解説で、おおむね重要な部分は分かるだろう。いずれもオンラインで参照するだけで、PDFは用意されていない。 ◇Core Foundation Overview http://developer.apple.com/techpubs/corefoundation/overview/CFOverview/index.html Core Foundationの概略を示した文書だ。Core Foundationの役割や利点などがコンパクトにまとめられており、プログラミングに必要な基本的な知識が得られるようになっている。リファレンスまでは含まれていないものの、Core Foundationを使おうというプログラマは、まずこの文書から読みはじめればよいだろう。 ◇Base Services http://developer.apple.com/techpubs/corefoundation/baseservices/CFBaseServices/index.html Core FoundationのBaseサービスは、オブジェクトのルートに当たるような機能を提供する。基本的な考え方と利用方法が示されている。 ◇Bundle Services http://developer.apple.com/techpubs/corefoundation/bundleservices/CFBundleServices/index.html Core FoundationのBundleサービスは、画像や文字列といったリソースや、アプリケーションあるいは実行モジュールを、パッケージとして扱う機能で、OSやあるいはファイルシステムがどんなものでも同様に機能するようなサービスを提供する。基本的な概念と利用方法がサンプルプログラムとともに記載されている。 ◇Collection Services http://developer.apple.com/techpubs/corefoundation/collectionservices/CFCollectionServices/index.html Core Foundationに含まれるCollection Serviceは、オブジェクトを集合的に扱う機能をまとめたものだ。ArrayやSet、Treeなどクラスが用意されており、キーから要素を取り出したりするようなクラスも用意されている。その基本的なコンセプトと利用方法が示されている。一般的なリファレンスではなく、サンプルを含めた記事で紹介されているが、作成中の部分もある。 ◇Property List Services Core Foundationのプロパティリストサービスを利用すれば、名前付きのデータを集めたリストを構成できる。また、XMLファイルとして書き出したり、逆にXMLファイルからプロパティリストとして読み込むような機能も利用できる。 http://developer.apple.com/techpubs/corefoundation/propertylist/CFPropertyList/index.html ◇String Services http://developer.apple.com/techpubs/corefoundation/stringservices/CFStringServices/index.html Core FoundationのStringサービスは、文字列を記録し、その処理の機能を提供する。Unicodeとして文字列を記録しさまざまな文字列処理とともに、エンコード方式のコンバートや比較検索などの処理もできるようになっている。 | |
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