タイトル【Mac OS 9シリーズ】キーチェーン(2)カテゴリーMac OS 9, Mac OS 9
作成日1999/11/16 18:58:51作成者新居雅行
 キーチェーンに何か登録した後、コントロールパネルの「キーチェーンアクセス」を開くと、次のようなダイアログボックスが表示される。ウインドウのタイトルはキーチェーンの名前となっており、キーチェーンに登録した内容を管理するためのダイアログボックスである。項目を見れば、「これはあのAppleShareサーバだ」などと想像はつくかも知れないが、情報を見ないと何に対応した項目か分からないのが一般的だ。
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 項目を削除したい場合には、選択して「削除」ボタンをクリックすれば良い。項目を選択して「情報を見る」ボタンをクリックすると、以下のような情報を表示するダイアログボックスが出てくる。ここでAppleShareのパスワードで接続先が「場所」のところに表示されている。アカウントも表示されている。パスワードは「パスワードを見る」ボタンをクリックすると表示されるのだが、そこではもう一度、キーチェーンのパスワードを入力しないと参照できないようになっている。盗み見はしにくいようになっていると言えるだろう。
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 「編集」メニューから「“○○”の設定」を選択すると、次のダイアログボックスが表示される。ここで、キーチェーンのパスワードの変更ができるのが1つの重要な機能だ。加えて、3つのチェックボックスがある。「警告を出さず…」にチェックが入れば、キーチェーンのアクセスをしていいかどうかをたずねるダイアログボックス(figs/macos9/11/fig06.gif)を表示しなくなる。ダイアログボックスでチェックを付けて表示しなくしてしまうのが一般的だろう。この設定はどちらかと言えば、再度表示することに使われると思われる。「活動停止後…」は何も作業をしないと自動的にキーチェーンをロックする設定だ。また、「システムスリープ時に…」はスリープによって自動的にロックがかかる。これらは、たとえばオフィスなど多人数が行き交うような場所で、席をはずした時にネットワークアクセスされないようにしたいような場合には有効なオプションだろう。
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 なお、キーチェーンがロックされていれば、次の図のように項目は出てこない。「ロック」ボタンをクリックすると、その場でロックできるが、次に説明するコントロールバーを使う方がロックは手軽にできるだろう。「ロック解除」ボタンをクリックすると、パスワード入力のダイアログボックスが表示され、パスワードを入力するとロックが解除される。
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 コントロールバーには、鍵のマークをしたアイコンがあるが、これがキーチェーンの作業を行う。コントロールパネルの呼び出し機能もあるが、項目のいちばん下にあるのは、ロックが解除されているキーチェーンに対してロックするための項目だ。つまり、コントロールバーから即座にキーチェーンをロックできる。席を離れるときなどは、このやり方を知っておけば、安心でかつ手軽かもしれない。
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