タイトルMacintosh Managerがバージョンアップ、NetBootでなくても利用可能カテゴリーKnowledge Base(旧TIL), ネットワーク, サーバー製品, Mac OS X Server
作成日1999/12/9 11:21:54作成者新居雅行
Mac OS X ServerでのNetBootを行うときに、クライアントの設定などの管理を行っていた「Macintosh Manager」は、従来のMac OSでも使えるようになった。NetBootクライアントの管理から、ネットワークを通じてMac OSクライアントを管理する統合的な管理ツールへと役割が広がったと言えるだろう。Macintosh Managerを使えば、ユーザあるいはワークステーションに対して、利用できるリソースの制限を行ったり、機能制限を行うことができる。こうした管理がこれまではNetBootベースのクライアントでしかできなかったが、通常のMac OSでもできるようになったことになる。Mac OS 9のマルチユーザ機能は使用制限などを基本的にはワークステーションごとに設定するが、見方を変えればそうした管理がネットワークでまとめてできるようになったとも言えるだろう。

新しいバージョンのNetwork Manager 1.2は、サーバ、クライアント、管理ツールの3つのモジュールに別れている。まず、サーバとしては、Mac OS X Server 1.2に組み込まれるものを使うか、AppleShare IP 6.X向けのサーバソフトウエアを使う。Mac OS X Server 1.2は現在のところリリースされていないが、AppleShare IP向けのものは北米向けのものながら公開され、すでにダウンロードができる。両者には機能差はないとしている。
一方、クライアント側のソフトとしては、Mac OS 8.1から最新のMac OS 9までをカバーしたものがこのほど公開された。クライアントにシステム機能拡張として組み込まれる。そして、クライアントの設定を行う管理ツールがあるが、これはMac OS 9上で使うようになっている。
◇Macintosh Management Server 1.2のダウンロード
http://asu.info.apple.com/swupdates.nsf/artnum/n11551
◇Macintosh Manager 1.2のダウンロード(クライアント、管理ツール)
http://asu.info.apple.com/swupdates.nsf/artnum/n11550

以上のダウンロードファイルに含まれるReadMeファイルが、Tech Info Libraryに公開されている。
◇60675:Macintosh Manager 1.2: Read Me
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n60675
◇60676:Macintosh Management Server 1.2 (For AppleShare IP 6.3): Read Me
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n60676

Macintosh Managerについての基本的なことをまとめた30ページ弱ほどのPDFファイルが配付されている。概要をつかみたい人はこれをまず読めばいいだろう。
◇An introductory guide to Macintosh Manager
ftp://manuals.info.apple.com/Apple_Support_Area/Manuals/software/IntroToMacintoshManager1.0.pdf
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