タイトル | NetSprocketsをオープンソース化、Darwinのコミュニティを強化 | カテゴリー | ネットワーク, オープンソース, Mac OS X Server |
作成日 | 1999/12/14 10:58:28 | 作成者 | 新居雅行 |
Appleはネットワークを利用したゲームを構築するための基本機能を提供するNetSprocketssをオープンソース化した。tarファイルで配付されているため、Mac OS X Serverがまずは基本的な対応プラットフォームと思われるが、ソースコードの配付のためUNIX系などいろいろなプラットフォームで利用できるようになる可能性が期待できる。NetSprocketはMac OSで稼動するシステム機能であったが、ネットワークでの利用を促進するためオープンソース化してマルチプラットフォーム利用を進展させることを意図しているものと思われる。また、以前よりMac OS X ServerやLinuxで稼動していたクロスプラットフォームのネットワークゲーム構築の機能を提供するOpenPlayはVer.1.2になった。OpenPlayもオープンソースとして配付されているが、1.2になって移植性が高まった。将来的には、OpenPlayはNetSprocketsの機能を取り込むことも計画されている。 また、Perlで作られたHeaderDocというユーティリティもオープンソースとして公開された。これは、CやC++のヘッダからHTMLを生成するもので、ライブラリなどのドキュメントをソースコードから自動生成するものだ。 以下のサイトでは、Darwinにコミットしているプログラマを紹介するなど、Darwinコミュニティの強化も図っている。オープンソースという枠組で、アップルがどこまで公開するかということが当初からの注目点ではあったが、NetSprocketsのオープンソース化は、OpenPlayの延長線上にあるもので、範囲を広げつつあるという見方にはつながらないだろう。コミュニティを拡大強化することが当面の目標であると思われる。その中で流れを作って行こうという考えではないだろうか。 | |
関連リンク | Apple Expands Darwin with New Developers, Projects |