タイトル | Mac OS X/Server向けのDB利用RADツールが登場 | カテゴリー | 開発ツール, Mac OS X, Mac OS X Server, 開発ツールその他 |
作成日 | 2000/1/4 11:33:45 | 作成者 | 新居雅行 |
OpenBase International社は、Java利用のデータベースアプリケーションを構築するRADツール「RADstudio」を発表した。2000年1月4日からのMacworld Expo/SFで展示され、2000年1月中に出荷される予定だ。開発ツールは、Mac OS X、Mac OS X Server、Windows NT & WebObjects Framework 4.0で利用できる。開発したアプリケーション(サーバに配置する)は専用ブラウザで稼動させ、Mac OSやWindows、Free UNIX系などの各種OSのクライアント上で利用できる。クライアントではJDK 1.1レベルのJava VMが必要となる。同社のMac OS X Server向けSQLデータベースソフトであるOpenBaseに対応するほか、Oracle、Sybaseなど、JDBC対応のデータベースエンジンを利用できる。 開発ツールでは、スキーマのエディタや、テキストボックスなどの各種のコンポーネントを配置してのビジュアルなユーザインタフェース作成ツール、OpenScript 4GLによるスクリプトの作成が可能だ。一連のデータベースアプリケーションを構成するためのツールがそろっている。開発ツールが稼動するOSではネイティブなブラウザが利用できるが、Mac OSやWindowsなどその他の稼動環境では、100% Pure Javaのブラウザを使ってアプリケーションを稼動させるようになっている。 RADStudioの価格は$1395からだが、現在のところ値引きをして$999からとなっている。クライアントのランタイムのライセンスは$179からだ。1年でライセンスが切れる形態と、ライセンス期間のない形態が用意されており、差額で無期限ライセンスに移項できる。価格的に見て、どちらかといえば企業システムなどの構築が中心になると思われるが、Mac OS X Serverからみで、WebObjectsとは異なる開発環境が利用できるようになる点に注目できるだろう。 | |
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