タイトルMac OS X Server 1.2が日本でもリリース、1.0からのアップデートは安価カテゴリーOS関連ソフトウエア, Mac OS X Server
作成日2000/3/2 19:36:33作成者新居雅行
Mac OS X ServerのVer.1.2が日本でも正式に販売開始される。以前のバージョンであるVer.1.0との違いは、PowerMac G4に対応したこと。その他は小幅な機能強化があるだけで、最新の高速ハードウエアへの対応が大きな違いだ。Network Assistant 4やOmni Backupも含まれるようになった。価格は59,000円で、アカデミック版は38,000円となっていて価格も変更はない。1.0からのアップデートは2,500円となっており、実費程度で安価に購入できると言えるだろう。アップデートについては、販売代理店経由となっているが、詳細は後日発表されるということだ。発売開始は3月中旬となっている。
Mac OS X Serverは、96年末のNEXT社買収で得たOSを、Macintoshプラットフォーム向けに再構成して最初に出た製品で、米国では1999年初旬に出荷されている。UNIXがベースになった堅牢なシステムを基本に持ち、マウス操作やマルチウインドウ、あるいはファイルのブラウズができるGUIが備えられたサーバ向けOSだ。ApacheをWebサーバに採用しているなど、基本部分はUNIXのコンポーネントである。そして、クライアントのシステムをサーバで集中管理できるNetBoot、QuickTime Streaming Server、アプリケーションサーバのWebObjects開発版、AppleShareのファイルサーバ機能など、Mac OS X Server独自の機能も組み込まれている。なお、WebObjectsは4.5ではなく、Ver.4がバンドルされる。従来とおり、G3搭載のデスクトップ機でも利用できるが、iMac、iBook、PowerBook G3のサポートを行わない。
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