タイトル | マクロメディアがFlashの再生やファイル生成に関するSDKをリリース | カテゴリー | サードパーティの開発資料, オーサリング系 |
作成日 | 2000/3/29 8:46:58 | 作成者 | 新居雅行 |
Webでのベクターグラフィックスなどで事実上の標準規格となったFlashであるが、開発者がFlashベースの機能を取り込むことを可能にする2つのSDKがリリースされた。1つは、Macromedia Flash Player source code SDKで、C++で作成されたFlash Playerのソースコードが利用できる。これにより、新しいプラットフォームでFlashプレイヤを構築することができる。SymbianやWindows CEで、すでにプレイヤが作られており、今後登場するセットトップボックスなど、新しいプラットフォームでの利用を見込む。インターネット端末や、新しい機器でのFlash対応を進めることで、Flashの業界標準の位置付けを強固にすることを狙う。 また、Flashのファイルフォーマット(SWF)は2年前よりデベロッパーに公開されている。そして、Macromedia Flash file format (SWF) SDKとして、ファイル書き出しのソースコードを含み、より充実したドキュメントが添付されたSDKとしてリリースされた。たとえば、画面プレゼンテーションを行うソフトがFlashフォーマットでのプレゼンテーションデータの書き出しに対応するような利用例が考えられる。AdobeのLiveMotionのように、Macromedia製品以外でもFlashフォーマットのファイル書き出し機能を持つものが登場しているが、SDKの提供によりより多くのソフトウエアでのFlashファイルフォーマットの利用を促し、フォーマット自体の普及を目指す。 いずれのSDKもフリーで入手できる。ファイルフォーマットのSDKは規約に合意すればすぐにダウンロードできるが、プレイヤのSDKについてはMacromediaの許可が必要となっている。 | |
関連リンク | MACROMEDIA ENABLES THIRD PARTIES TO SUPPORT MACROMEDIA FLASH |