Adobeは、Webサイト作成ツールの「GoLive 5」を、2000年第2四半期に出荷する。現在のVer.4.0.1にくらべて大きな変化は、PhotoshopやIllustrator、あるいはLiveMotionとの統合度が高くなった点だ。Photoshopのファイルをそのまま取り込むようなことができるようだ。また、HTML以外のコーディングにも対応し、GoLiveとテキストエディタの間で行き来してもコードレベルのレイアウトを保つことなど、エディタでプログラミングするような状況にも対処している。また、Extend Script Software Development Kitにより、さまざまな言語に対応できるようなアプリケーションのカスタマイズができるようになっている。Active Server PagesやJavaScriptの開発環境としての機能が最初から組み込まれるが、Java Server Pagesについても準備中など、サーバベースの開発での諸機能を取り込む方向にある。各社がカスタマイズすることはもちろんだが、Adobeによってさまざまなスクリプト言語に対応されることが期待できる。また、WebDav(Web Distributed Authoring and Versioning)にも対応した。いずれにしても、HTML以外の枠組みへの対応を進めたというのが新しいバージョンの特徴と言えるだろう。価格は$299。 |