タイトルWebコミュニティと連動したデジカメ整理ソフトを無償で公開カテゴリーアプリケーション, サービス
作成日2000/4/17 14:29:4作成者新居雅行
アドビシステムズは 「Adobe ActiveShare日本語版」を、5月1日より無償で提供する。Windows版はすでに配付が開始されている。ActiveShareはデジカメから簡単に画像を取り込むことができるのが1つの機能だ。そして画像を整理し、アルバム作成的なことができる。さらに、ActiveShare.comとして取り込んだ画像をオンラインで公開することができる。バーチャルコミュニティサービスのeCircleと提携しており、たとえば、家族親戚や、サークルなどの仲間内で写真を公開できる領域を設定し、そこにファイルを直接アップロードできる。その場合に、画像をWeb向けに変換することも行う。Mac版ActiveShareのみの機能として、ソフトウエアのルック&フィールをiMacカラーから選択できるようになっている。
ActiveShareの1つのポイントは、レタッチというほどの画像処理を必要としないようなエントリーユーザ向けの画像ソフトであるということ。そいしたユーザ層を想定して、ソフトウエア自体を簡単に使えるように配慮されている。そして、インターネットのサービスと結び付けていることも注目される。さらにそれを無償配付するわけだが、エントリーレベルのユーザにAdobeのブランドイメージを植え付け、より高い機能を要求するようになったときに、PhotoDeluxやPhotoshopなどの同社の製品に対する吸引力を発揮することになる。ハイエンドでもっとも高いシェアを得たアドビが、ローエンドユーザを狙う1つの戦略的商品として注目できるものだ。
関連リンクAdobe ActiveShare.com